あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

ランの花どうにもならない風の中  あきオジ

2011-02-21 18:27:43 | 日記
雪とけて村一ぱいの子ども哉  一茶

(どうどうと一茶ですね。この元気さが一茶の持ち味ですね。芭蕉に追従するような句ではなく、こんな句がいいですね。芭蕉は田舎の子どもを題材にすることはできませんでしたからね。)

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「てつぱん」を毎日見ています。主人公の「あかり」を演じる女優さんも表情が自然になりましたし、「おとうちゃん」役の遠藤憲一の怖い顔が涙するシーンが楽しみですね。テンポが早く展開も軽快でいいですね。先週は、あかりの父親との再会などがあって、涙を一杯出しました。なかなかよくできたドラマでした。

雪中にじゅんがら聞こえる夜深く  あきオジ

2011-02-21 18:18:52 | 日記
昨日は津軽三味線の上妻宏光の演奏を聴いて
すっかりその気になってしまいました。
青森で暮らしていたとき
「津軽手踊り」を習ったことも懐かしい思い出です。
思えば、「お稽古ごと」は財産ですね。

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みんなが夜の雪をふんでいんだ  放哉

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ランの花はどうも「グロテスク」が先にきて好きではありません。
あの光沢のある花弁が馴染めません。
でも、それはそれ
花の代表格ですね。

春の始まりは「ラン展」から始まります。

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なぜかしら同じではない雪つづく あきオジ

2011-02-21 05:49:09 | 日記
段々夜明けが早くなってきます。
地球って丸いし
ちょっと傾いているのだな
そんなことが体で感じられる年になりました。

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うどん供えて、母よ、わたしもいただきまする  山頭火

(山頭火の句には読み手が身動きできないような禁じ手を使った句があります。この句もそうですね。この言葉の使い方と言うか、地方の言葉のニュアンスが無かったならばそれほど響かなかったと思います。)

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いつのまに雪になりて日がくれる  あきオジ

2011-02-21 05:41:41 | 日記
ときが流れ
とどまらず
一人生まれ
そして、ひとり人生にさよならする。

そう思えると、ちょっとだけ
日ごろのこだわりも薄らぐけれど

若い人は小さな石ころでもつまずいてしまう。

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どんど焼きどんどど雪の降りにけり  一茶

(一茶の地方色は江戸を意識したものかどうか分かりませんが、いいですね。俳句の世界、それはそれ、これはこれ、表現形式は同じでもジャンルが違うということもあるのでしょうか。業界情報にうとい私には分かりませんし、あってもおかしくないですね。川柳の方が強烈な個性を発揮できるとは思うのですが、私にはそこまで手を広げられません。)

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