あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

雪ふれば小兵衛とおはるを真似てみる  あきオジ

2011-02-12 20:46:54 | 日記
昭和記念公園の雪です。

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今朝俄かに冬の山となり  放哉

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ときおり、季節の合わせて句を選ぶことにはどんな意味があるだろうと思うことがあります。若い時代は一日が長かったのですが、最近は一日が短く、一年が把握できるような気がします。そんな年寄りには、季節に合わせることは大した意味もないのです。いいわけですかね。現状肯定で「それぞれに在るものには意味がある」ということにしましょうか。

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雪降れば遠出もせずにただ寝だめ  あきオジ

2011-02-12 20:36:24 | 日記
最寄駅前の冬景色です。

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銭臭き人にあふ夜はおぼろなり  夏目成美

(夏目成美は一茶と同時期の人なのに知名度は一茶の方が高いですね。でも、素人がいうのもおかしいし、そんなことをしてはいけないと思うのですが、夏目成美はもっと評価されるべきであり、品格でいったら、優るとも劣らないと思うのですが、実際はどうなのでしょうか。そんな優劣などどうでもいいのですが、私は少しずつ興味を持つようになりました。)

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雪つもるベンチに坐る人もなし  あきオジ

2011-02-12 20:27:22 | 日記
昭和記念公園の西立川の広場です。
雪が積もったベンチにわざわざ坐る人もいないでしょうが
岡本太郎の坐りたくても坐れない椅子のオブジェを思いだしたのです。

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春雨や土の笑ひも野に余り  加賀千代女

(春が輝いている。そんな句ですね。こんな句を読むと、俳句って、神経質で繊細で過去形という常識を覆して、単純明快、楽しければそれでいい。そんな俳人が現れてほしいと願いますね。)

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今朝もまた句にもならない寒さなり  あきオジ

2011-02-12 20:19:07 | 日記
昭和記念公園の日本庭園です。
今日は、盆栽園の職人さんに声を掛けてもらったりしました。
ありがたいことです」。

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冷蔵庫に冷えゆく愛のトマトかな   寺山修司

(いかにも現代俳句という肌触りの句ですね。このような本のタイトルもありそうです。いかにも現代風で女子大風。それもまた素敵ですね。)

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石段を登り切れば梅の門   あきオジ

2011-02-12 07:07:15 | 日記
深大寺の山門です。

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牡丹切て気のおとろひし夕かな  蕪村

(この一瞬の心の機微を画像にする技法は蕪村ですね。そんな気がします。俳句を作っている人には、それなりの技法の説明があるのでしょうが、私には分かりません。でも一瞬を切り取って、加工するということは面白そうですね。)

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「イサン」が終わりそうです。
韓国の人はドラマが好きなのですね。
そして、展開が早く、仕掛けは単純で重くならないのがよいのですね。
辛抱強くつきあいました。
次のドラマはどうなのでしょうかね。
脚本、監督も同じですね。
出演者も重なるのでしょうね。

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音もなくときおわるとき散るが花   あきオジ

2011-02-12 07:01:03 | 日記
神代植物公園のベコニアです。

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窓あけた笑ひ顔だ  放哉

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最近になって、複数の句をアップしないことになれました。
何か、一句だけでは物足りないというか食いたりない。
そんな思いがありましたが、ちょっとだけ気分が落ち着きました。

人の気持ちは微妙で繊細なのですね。
ちょっとした発見です。

そのうち写真と句が馴染むようにしたいですが
当分は無理ですね。

でも、同じ時期に写真を撮り
そして句を作っている。
それだけはありますね。

まあ、それほど大げさなものではありませんね。

花待つはあといく冬か人もなし  あきオジ

2011-02-12 06:31:36 | 日記
今日も雪です。
まだ、東京は真っ暗な時間ですが
うっすらと雪が積もった屋根が見せます。

これで冬も終わりでしょうか。

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私は冬は苦手です。
寒いこともありますが
色がない季節だからです。
まだまだ、花なき風情を楽しめる境地にはありません。

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初時雨名もなき山のおもしろさ  良寛

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