あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

改札が人になれない味気なさ  あきオジ

2011-02-10 20:46:30 | 日記
自販機にしても
改札にしても
人を介さない便利さと引き換えに
会話する楽しみや文化を失った。

どんなことも差し引きすれば似たりよったり

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日々日々に時雨の降れば人老ぬ  良寛

(良寛には他の俳人ではたどり着けないたかみがありますね。それにしても、わかったふりをして教養人を気取るのも難しい話ですね。解説書を読むと「ここまで読むか」と言いたくなる文章に出あうことがあります。ご苦労様ですというだけですね。

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饒舌を寡黙にかえて雪つづく  あきオジ

2011-02-10 20:34:06 | 日記
神代植物公園のランです。

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盗人にとり残されし窓の月   良寛

(これが良寛ですが、そうですかね。できすぎた話というのも興をそぐものですね。良寛の句や歌には、そんなものが混じっているような気がします。素人があれこれ言う筋合いではありませんが、一休にしても良寛にしても、優れた僧侶だから見つけられてアングルがあり、それが面白いけれど、それが厭味ということもあるような気がします。)

雪つづきたよりの軒にもつもりけり  あきオジ

2011-02-10 18:15:13 | 日記
神代植物公園

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春雨にぬれつつ屋根の手鞠哉  蕪村

(このような色彩感覚の優れた句は蕪村の個性ですね。このような近代的な色彩感覚で句を作るのですから、蕪村は異色の俳人だったのですね。)

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大雪の予報です。
早く寝て、雪景色を句にしてみましょうか。
・・・ううう。
無理しない方がよろしいですね

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私は文法が滅茶苦茶ですから最初から投げ出していますが
俳句の助詞のつかいたは難しいですね。
きっと、助詞が自在に使えれば、いっぱしの俳人かもしれません。

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梅だより終われば記事のない季節  あきオジ

2011-02-10 18:03:26 | 日記
神代植物公園の梅です。

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春雨やもの書ぬ身のわはれなる  蕪村

(この句の「書ぬ」は文字を知らないことをはなく、焦心で書けぬ恋心なのですね。洒落てますね。こんな句があるところが蕪村の魅力ですね。)

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今日、明日と「剣客商売」のスペシャル番組が連続放映されます。
忙しくなります。録画もしっかりしておきます。
体の自由が利かなくなったら
「時代劇がなによりの娯楽」
そう思って、鬼平犯科帳と一緒に録画しています。

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大雪の予報流れて店じまい  あきオジ

2011-02-10 17:56:01 | 日記
神代植物公園の木々です。
冬の姿ですね。

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ふる郷の言葉となった街にきた  山頭火

(下関までたどり着いた時の句ですね。このとしになっても、遠く離れた土地に住んでいても、いい思い出などないはずの故郷の野球チームを気にしたり、訛りが気になったりするものです。故郷とは、そんな何かを引き出す魔力がありますね。)

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牡丹さく玄関にでるうれしさよ  あきオジ

2011-02-10 06:38:05 | 日記
展示会の牡丹が終り
福寿草の季節が来ました。
いよいよ櫻ですね。
桃も好きです。

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春の夕たへなんとする香をつぐ  蕪村

(今でも、香を楽しむ人がいるのでしょうか。いいですね。私は線香の匂いが好きです。いつから好きになったのか思いだせませんが、子どもの頃は苦手だったと思います。不思議ですね。花もそうですが、好きになった、その記憶がないのです。母性愛と同じように生来的にもっているものだと勘違いをしているつもりはありませんが、そのきっかけが思いだせません。とりあえず、ブログを始めてから関心を持ち始めたことは間違いありません。)

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そろそろ店じまいの準備です。
たまっていた本を処分しました。
また、古いビデオテープも処理しました。
といっても、半分程度ですがね。
でも、ちょっとだけ老人になった気分ですね。

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寒蘭を咥え煙草で競い合う   あきオジ

2011-02-10 06:24:14 | 日記
神代植物公園では寒蘭の展示会です。
いまでも、愛好家がいるのですね。
農協の帽子をかぶってた
おじさたちが批評し合ってました。
それもあるかなあ

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ビクともしない大松一本と残暑には入る   放哉

(思いがあるからでしょうか。力強い句です。一人で「寂しい」と言いたげな句の中にあると、いいですね。)

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昨日は都心にでました。
東京で暮らしていても都心は遠いのです。
芝居見物なども容易ではありません。

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踏み外すことないように冬の道   あきオジ

2011-02-10 06:16:42 | 日記
神代植物公園の石畳でした。

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あるがまま雑草として芽を吹く  山頭火

(いかにもという印象もありますが、このような自分に言い聞かせる句というのも、俳人にはあるのではないでしょうか。自然に托すというだけでは満たされない言い聞かせ、そんな思いを感じる句です。このような句は自分をふりかえることができていいですね。)