あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

冬空にバベルを越えし塔伸びる  あきオジ

2011-03-04 20:45:34 | 日記
来年完成するのだそうです。
近くで見ると大きさが逆に分かりませんね。

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雪ちるやきのふは見へぬ借家札  一茶

(このときに見せる「しみじみ」が一茶の魅力なのですね。もし、それがなかったならば、つまらない通俗俳人なのでしょうね。私には動物などの弱者に対する優しい目を一茶の中に見つけることができません。擬人化しているというより、投影しているに過ぎないという見方です。どこかに「腹いせ」というか「報復」が潜んでいるように見えるのです。)

鉄橋を渡れば浅草雪あかり  あきオジ    

2011-03-04 20:22:13 | 日記
白梅や老子無心の旅に住む  兜太

(この俳人もイメージを欲張りますね。あれもこれもごちゃまぜにして新しいものを生みだそうとしている。革新的であるけれど、芸術と呼ぶにはちょっと早いような気がします。そこが魅力なのでしょうが、「分かろうとする世代」にはちょっとしんどいですね。)

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いつまでもそのままでいい福寿草  あきオジ

2011-03-04 20:12:35 | 日記
方言かなし菫に語り及ぶとき  寺山修司

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「ハムレット」を見ました。
「ブラザーサン・ススタームーン」を監督したフランコ・ゼッフィレッリ作品です。
セットと言うのでしょうか、衣裳などの美術が素晴らしい作品です。
いろいろな「ハムレット」を見ましたが
最も美しい作品ですね。
見て比べる贅沢は年寄りでなければなかなかできませんね。

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願うこと思いつかぬ春になり  あきオジ

2011-03-04 06:25:40 | 日記
浅草寺の大提灯です。
このごろは願い事もなく
「このままでいいや」というような少々投げやりな気分です。
でも、感謝する謙虚さはもち続けないといけませんね。

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人それぞれ書を読んでゐる良夜かな   青邨

(上品な句ですね。このような句もいいなと思いながらも、自分の世界ではないと思っています。)

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