何事もなきかのごとき白椿 あきオジ

しぐるるや道は一すぢ　　山頭火

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このごろ映画を見ないですね。
そんな時期なのでしょうか。
黒沢明作品も展開が見えてしまうので
面白みがありません。

今は「てっぱん」を見ています。
暇な人ばかりで
いつも食堂の集まっているし
用事もないのに顔を出す人ばかり。
嘘を言ったり
謀をしない
そんなお約束があり
生活の匂いがない
そんなこと無視して面白がる。

おかしいですね。
でも、それが平成の長閑さなのです。

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神代植物公園の椿展示会の白椿です。

夕暮れを引き受け赤き椿かな あきオジ

どうにかなるのでしょうか。

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鶯に終日（ひねもす）遠し畑の人　　蕪村

うぐいすの啼やちいさき口明けて　　蕪村

（名句かどうかしりませんが、有名な句ですね。でも、「蕪村集」の中で並んでいると読み飛ばしてしまうような句ですね。）

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大空が恋しくなりし燕かな あきオジ

鰹一本に長屋のさはぎ哉　　一茶

初雪やころころけぶるたばこ殻　　一茶

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そろそろ人生の後半戦です。
そのままでいいような
一応体裁だけは整えなくてはいけないとか
誰も同じようなことを考えていたのだと思うと
安心します。

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神代植物公園梅園の白梅です。
空がきれいでした。

凛として赤き椿がこおりつき あきオジ

うしろから大寒小寒夜寒哉　　一茶

（言葉遊びのような句ですが、このような遊びが楽しいですね。この土俗的というか野暮ったさが一茶なのですね。この土の匂いが一茶であり、芭蕉等にはない面白さなのですね。）

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神代植物公園の椿です。

雲もなき四方を突き刺す梅赤し あきオジ

欠けかけて月もなくなる夜寒哉　　蕪村

（ネオンや電気の普及で、このような景色のうつろいを感じる感性も薄れてきましたね。季節感は時代と共に変化するし、季節を感じる「もの」も変わってきているのですね。）

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早起きすると「木造駅舎」を取材した番組とか「ＳＬ」だけを取りあげた番組を見ることができます。それが楽しくて早起きしているようなところもあります。人の好みは分からないものです。自分で意識しなくても、興味を示すものが微妙に変わってくるものです。

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縁側でマンサク語るときが来た あきオジ

春の日や庭に雀の砂あそび　　鬼貫

（俳句は気楽な社交の道具だった時代が、なぜか、芸術に格上げされてしまい、困った人もいたのでしょうね。それでも、知的遊び、そのレベルで楽しみ文化が残っていますね。私の場合は、「芸事」でもなく、「もどき」で十分です。

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