あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

春風が一気にのぼる業平橋  あきオジ

2011-03-18 19:24:16 | 日記
きっと、来年は浅草は
「おのぼりさん」でごった返すでしょうね。

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大薬缶一気に命水を掬いあげ  あきオジ

燃える火を遠巻きにする子もありて  あきオジ

邪魔ものが命の電話にかわるとき  あきオジ

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「これでいい」長靴下げて店をでる  あきオジ

2011-03-18 18:55:36 | 日記
スカイツリーも比較するものがないと大きさが分からない。
きっと、今度の地震で損傷があったのではないかと心配する人がいると思うのですが
ニュースになっていませんね。

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雪国仕様の長靴があるのですが
東北に人は誰もが当たり前に履いています。
でも、東京に人は皮靴で間に合うと思っています。

そのずれがあらゆるところにありますね。

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放水車冬の海を赤く染め  あきオジ

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雪降れど明日ある朝のありがたき  あきオジ

2011-03-18 06:51:05 | 日記
ただ、575で今の気持ちを並べていますが
それだけでも気分が落ち着きます。

きっと、平常にもどったとき
この俳句(もどきですが・・・)が言葉の裏にあるものを想起させてくれるでしょう。
ですから、そのときのためにも、書きおこうと思います。

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隣どおし語りあいし冬のバス  あきオジ

チョコレート割って分けし高校生  あきオジ

女子大生買い物引き受けバスを待つ  あきオジ

あっさりと歩くときめし高校生  あきオジ

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自分の残りの人生を見極める機会になりました。
いかに「あれもこれも」を考える欲張りじいさんだと分かりました。

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私には私の人生櫻咲く  あきオジ

2011-03-18 06:41:10 | 日記
櫻の季節が来ていたのですね。
その願いがいっぱいあったことすら忘れていました。

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辛くて悲しいこと
これからも、これ以上の辛いことがあるでしょう。

これまでもあったし
これからもある。

何もかも失っても
それでも生きる希望をもち続ける。

きのうから旧約聖書の「ヨブ記」を読んでいます。
キリスト教の信仰をもっているわけではありませんが
ときおり、読みます。
やはり2000年の知恵の集積は重みがありますね。

「わたしは裸母の胎を出た。
裸でそこに帰ろう。
主は与え、主は奪う。
主の御名はほめたたえられよ。」

仏典もこんなチャンスに読みなおしたいですね。

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落ちてなお嘆き続ける椿かな  あきオジ

2011-03-18 06:30:51 | 日記
探す人それしか見えなず7日過ぎ  あきオジ

炊き出しの火に集まりてうつむきぬ  あきオジ

願うこと言葉にならず焚火する  あきオジ

一生が凝固し回り飲みこまれ  あきオジ

椿咲く庭に流れるラジオかな  あきオジ

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「なんとかすればなんとかなる」そんなことを思います。
それがどのようなことであれそうなった。

それが年寄りが経験から得た知恵です。

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