あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

ゆったりとただゆったりと秋の雲  あきオジ

2011-09-02 13:51:17 | 日記
神代植物公園の定番水甕です。
俳句に物語を詰め込んだり
伏線を準備するのは違うと思うのですが
それもあり!の迫力には負けますね。

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ぬか雨に茫々として麦の秋  芥川龍之介

麦歌やいつらうつらと在所唄  芥川龍之介

春の入る柳行李の青みかな  芥川龍之介

(芥川の俳句、いまのところ、感動したり、刺激されることはありません。賢い文学者が、上手に作っているという感想しかありません。そのうち・・・・)

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どうこうも自分だといわぬ間の悪き  あきオジ

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苦労さけ退屈を友とし秋の風  あきオジ

2011-09-02 12:56:44 | 日記
神代植物公園です。

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まるほど信濃の月が出てゐる  山頭火

すなほに咲いて白い花なり  山頭火

秋空ただよふ雲の一人となる  山頭火

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鋏を借りて手足の爪を切る、そんなことも旅情が湧く、弱い人間である。 山頭火日記

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どうしたい思いもなくて月を見る  あきオジ

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このごろ、世の中に「凄い人」がいるなと思うことが多くなりました。
そろそろ読書の世界にも入り込みたいですね。

夕暮れてたよりなき身に風強し  あきオジ  

2011-09-02 06:37:20 | 日記
神代植物公園の疏水です。
このごろはブログを更新するために
自分する絵遊びや俳句拾いが楽しいですね。

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水の奥氷室尋る柳哉  芭蕉

ひょろひょろと尚露けしやをみなえし  芭蕉

秋海常西瓜の色に咲にけり  芭蕉

寝たる萩や容顔無礼花の顔  芭蕉

(バラや蘭のない時代の美意識は今とは違っていたのでしょう。美の基準も違っていくし、何もかも絶対的なものはありはしないですね。新しい時代になって、新しい歌人が発掘されるのは明らかです。今の時代「とりあえず」なのですね。これまでも、これから先もそうですね。)

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普遍的なものなどありはしないきっと、今の時代の民主主義や背景となる正義論も批判さらされるときもすぐにくるでしょう。

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どうしてもどうにもならない秋の雨  あきオジ

2011-09-02 06:11:24 | 日記
神代植物公園です。
天気予報が最近、大きく外れます。
昨日は多くの人が傘をもって歩いていましたが
雨はふりませんでした。
逆らうことなく、ありのままで。

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たけのこの向う墓あり藪しずか  風天

げんのしょうこ土瓶にほこり子は外に  風天

あと少しなのに本閉じる花冷え  風天

すだれ打つ夕立聞くや老いし猫  風天

新聞紙通して秋刀魚のうねりかな  風天

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新聞にいろいろな人のうらおもて  あきオジ

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金儲けをするための本
仕事仲間と上手にやっていく本
そんな本が必要な時代なんですね。

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鐘撞きに向かう男の下駄の音  あきオジ  

2011-09-02 05:58:28 | 日記
神代植物公園です。

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大きな木ばかりのお寺の朝夕である  放哉

今逢うて来た顔で炭火ををこし  放哉

底がぬけた杓で水を呑もうとした  放哉

(放哉のひとり言に手を加えないで放りだすような句は魅力的ですね、感想を加えたり、芭蕉的精神とか俳句の形式を意識した句は意外とひびいてきません。そのように感じるのは素人だからでしょうか。)

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何も残せませんし、そのつもりもありませんが、俳句を作るのは日記のようなものですね。それで十分。