あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

どうにでもなれと声出す秋の影  あきオジ

2011-09-22 22:11:12 | 日記
みなとみらいのの民家です。

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蒼き月案山子に命やどすよう  風天

打ち水をまつようにセミの鳴き  風天

おし黙り風の音だけ夜鍋かな  風天

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好きなだけ好きなことをしていたい。
それほど簡単ではありませんね。
ラーメンが好きで三食ラーメンを食べているのと似ています。
人は飽きるのですね。
それが、長所であり、短所です。
飽きると長続きはしませんね。

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鋭角に光反射する秋のビル  あきオジ

2011-09-22 22:03:40 | 日記
みなとみらいです。

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今日は何も浮かんできません。
ただ、夏目漱石の句集と寺山修司の歌集を手に入れたことが収穫でした。

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白髪ぬく枕の下やきりぎりす  芭蕉

淋しさや釘にかけたるきりぎりす  芭蕉

猪の床にも入るきりぎりす  芭蕉

(きりぎりすでいくらでも句が誕生できた時代なのですね。このような季語にしがみつく意味は何でしょうかね。)

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時代を表現する手法として適切なのでしょうか。もちろん、NOです。時代は新しい形式を欲しがっているのです。

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台風が一気に抜けて高い空  あきオジ

2011-09-22 21:55:29 | 日記
みなとみらいのドッグ跡です。

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今日は送別会でした。
それぞれがそれぞれの事情をもっています。

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川ありて遂に渡れぬ枯野かな  夏目漱石

肩に来て人懐かしや赤蜻蛉  夏目漱石

渋柿も熟れて王維の詩集哉  夏目漱石

(夏目漱石にも目が向くようになったと言うか、ゆとりができてきました。)

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柿熟れる甲州路にも鴉かな  あきオジ

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空は空海は海の秋の色  あきオジ

2011-09-22 06:39:58 | 日記
みなとみらいです。

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「草間弥生」を取材した番組を見ました。
単純な私は、
彼女の作品に影響されてというより真似してせっせとイラストを描いています。
それでいいのです。

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しきりに落ちる大きな葉かな  山頭火

法衣こんなにやぶれて草の実  山頭火

あの雲がおちした雨にぬれてゐる  山頭火

年とれば故郷こひしいつくつくぼうし  山頭火

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秋の風遺言のごとき句にであい  あきオジ

2011-09-22 06:06:51 | 日記
みなとみらいのイベント広場です。

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名月の花かと見へて綿畠  芭蕉

今宵よし野の月も十六里  芭蕉

名月の夜やおもおも茶臼山  芭蕉

(芭蕉には月の句が多いですね。芭蕉の旅はセット旅行のような安心感がありますね。逝く先々に待ち構える人がおり、旅の伴が常に段取りをつけている。それだけに十分に楽しめる。そんな感じが面白いですね。いろいろ慎ましい旅を演出した句もありますが、それはそれですね。)

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ありがたい句に出会いたる秋の月  あきオジ

秋電車撮れる嬉しさそれでよい  あきオジ

2011-09-22 05:55:24 | 日記
桜木町駅を通過する電車です。

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枯るるなら一糸纏はむ曼珠沙華  殿村とし子

深裂けの柘榴一粒だにこぼれず  橋本多佳子

(この俳人の句は映像が鮮明で、鋭角的でいいですね。いつも、句集等を読むと「なるほど」と思います。そろそろ取りあげたいのですがね。

目をすゑて涼しき別れかはしけり  石原八束

(この作家も取りあげたいですね。まあ、ぼちぼちと。)

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空は
われわれの時代の漂流物でいっぱいだ  田村隆一

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