あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

秋ならば彼岸花を待ちましょう  あきオジ

2011-09-12 07:35:18 | 日記
神代植物公園です。

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叱ればすぐ泣く児だと云って泣かせて居る  放哉

花がいろいろ咲いてみんな売られている  放哉

障子あけて置く海も暮れきる  放哉

(久しぶりに「・・・きる」を取りあげました。この独特の「・・・きる」を研究している研究家もいるのでしょうね。でも、知らないであれこれ思いめぐらせるのがいいですね。)




終戦も時代の言い方どうなるか  あきオジ

2011-09-12 07:25:55 | 日記
おなじみの神代植物公園のベコニアです。

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朝がほや一輪深き淵のいろ  蕪村

易水に葱(ねぶか)流るる寒哉  蕪村

(蕪村は漢詩にも通じていたのですね。私は全く駄目ですね。まあ、いいか)

凩や畠の小石目に見ゆる  蕪村

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このごろは感動も大きくありませんが淡々と続けています。欲深くならず、期待を小さくすることが長続きのこつなのですね。
なるほどですね。

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真っ直ぐに伸びるダリアの影長し  あきオジ

2011-09-12 07:09:30 | 日記
神代植物公園です。

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向日葵の花油ぎる暑さかな  龍之介

花あかり人のも暮るる山路かな  龍之介

みぞれふる町に敷きけり酒むしろ  龍之介

足音をまづきき知るかちる牡丹  龍之介

(龍之介の後半の句は研ぎ澄まされた表現ですね。素人でもわかる迫力ですね。写生ではなくイメージですね。再構成されている面白さですね。)

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もういちど歩くべし秋遍路  あきオジ

2011-09-12 06:59:33 | 日記
深大寺です。

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しほらしき名や小松吹萩すすき  芭蕉

浪の間や小貝にまじる萩の塵  芭蕉

風色やしどろに植えし庭の萩  芭蕉

(「しどろに」整然としてないこと)

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まだまだ、芭蕉には膨大な句があります。一通り読むのにも時間がかかりそうですが、名句が多いので気になりません。

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ほうき草色づく秩父の古き寺  あきオジ

2011-09-12 06:45:53 | 日記
神代植物公園のダリアです。

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ひさしぶりに掃く垣根の花が咲いてゐる  山頭火

炎天をいただいて乞ひ歩く  山頭火

木の葉散る歩きつめる  山頭火

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情に溺れるなかれ。情に流れては真実の句は打ち出されない。(山頭火・日記)

(日記などとりあげず、句だけ読んでいればよかったなどと思っています。そんなこともいっときでしょうが、少々疲れます。自分が作り上げたイメージで理解しようとするのはいけませんね。)

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どうやら、山頭火の言葉の響きに馴れてきました。
鑑賞するのはこれからですね。
時間もたっぷりあるし
山頭火は亡くなっているので句が増える心配はありませんからね。
ぼちぼちです。

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ほうき草色づくここは秩父遍路道  あきオジ

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撫子のかくれて咲くも嬉しくて  あきオジ

2011-09-12 06:35:13 | 日記
女郎花が元気ですね。
目だたぬ花ですが
いかにも秋ですね。

神代植物公園です。

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秋日和千羽雀の羽音かな  良寛

(出家者である良寛にとって、豊作の気分は農民とのそれとは違うのですね。)

柴焼て時雨聞く夜となりにけり  良寛

湯もらへに下駄音高き冬の月  良寛

火をもらひに橋越行さむさかな 良寛

(良寛の秋から冬の句はいいですね。「しみじみ」した時間の流れがあり、外に見える風景も穏やかですね。)

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良寛の句もどうやら一度目を通したような気がします。
ただ読んだだけなので二度目に入ります。
楽しくなりそうです。

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