あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

夏椿礎石におちるゆかしさよ  あきオジ

2011-09-03 18:01:04 | 日記
神代植物公園です。

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こちらむけ我もさびしき秋の暮  芭蕉

しにもせぬ旅寝の果よ秋の暮  芭蕉

秋深き隣は何をする人ぞ  芭蕉

(素人でも、芭蕉の表現の的確さや言葉の響きが素晴らしいことが分かります。それだけのものなのでしょうね。でも、全体的な把握ができていませんから、どのように評価していいのか分かりません。数年馴染む努力をすれば見えてくるかもしれません。でも、そこまでもつのでしょうか。)

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飛び石に雨ふりはじめる秋の暮  あきオジ

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駅ホーム日焼け生徒の新学期  あきオジ

2011-09-03 17:48:01 | 日記
神代植物公園です・

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ぢりぢりと向日葵枯るる残暑かな  龍之介

ほそぼそと辛子はあやふし麦畑  龍之介

はつ時雨ありとも見えぬ飛行機や  龍之介

(なぜか正統的な句ばかり選んでしまいます。そのうち鋭角的な表現の句も探してみたいですね。

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日焼けした腕むき出しの女子高生  あきオジ

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青ざめし武将といえぬ木槿かな   あきオジ

2011-09-03 17:34:04 | 日記
神代植物公園です。

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朝寝して寝返りうてば昼寝かな  風天

(この句が断然いいですね。渥美清でなければ表現できない世界ですね。)

桜茶の花びらひらく間のしじま  風天

ただひとり風の音聞く大晦日  風天

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人生は冗談だと言うくらいの面白さがあってもよいのですが、真面目に俳句をしてしまっていますね。残念です。
冗談や遊びがないのが現代俳句ですが、その扉を開くことを期待したかったですね。
残念です。

朝顔が見る人なしの屋根に伸び  あきオジ

2011-09-03 05:16:31 | 日記
神代植物公園の朝顔です。

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俤(おもかげ)や姥ひとりなく月の友  芭蕉

名月の見所問ん旅寝せむ  芭蕉

名月や北国日和定めなき  芭蕉

名月に麓の霧や田のくもり 芭蕉

(この句、「阿弥陀堂だより」でうめばあさんがつぶやきました。なぜか高幡不動の参道にも句碑があります。経緯の説明はありません。)

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名月の見えぬ住いの侘びしさよ  あきオジ

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山深く一途に咲きし槿かな  あきオジ

2011-09-03 05:05:27 | 日記
神代植物公園です。
公園は不思議なところで広場もあれば
深い森もあり
小川もあるのです。

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振り返るつもりもなくて濡れ落葉  あきオジ

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お遍路木槿の花をほめる杖つく  放哉

旅人夫婦で相談している  放哉

すっかり病人になつて柳の糸が吹かれてゐる  放哉

(放哉の句として、なるほどなと思えるのはそう多くありません。この二句はいいなといつも思っています。私にとっての放哉の句なのですね。そんな句が生まれてきたのですから、少しだけ馴染んできたということでしょうか。)

婆さんが寒夜の針箱おいて去(い)んでる  放哉

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続ければ何とかなりそうな花野かな  あきオジ

2011-09-03 04:47:59 | 日記
神代植物公園です。

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手袋で泣いた腕白目の赤く  風天

いわせれば文句ありそなせいべい布団  風天

達筆の年賀の友の場所知らず  風天

(風天こと渥美清にしても素の自分を表現したいのですね。表現のスタイルが違うと、出て来る顔の表情も変わってくるのですね。)

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