あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

魚釣るそれだけでいい漁師あり  あきオジ

2011-09-19 17:58:30 | 日記
みなとみらいです。

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被災された人たちはそれぞれなのでしょうが、働くしかない。
そのように日本人は仕組まれているのですね。

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松はみな枝垂れて南無観世音  山頭火

分け入つても分け入つても青い山  山頭火

鴉啼いてわたしも一人  山頭火

この旅、果てもない旅のつくつくぼうし  山頭火

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真にいきるということは真に苦しむということである。 (山頭火「層雲」)

(山頭火は、このような素の顔でもの言うより、山頭火になって山頭火に陶酔する姿がいいですね。)

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長虫のごときロープに海の風  あきオジ

2011-09-19 17:49:32 | 日記
みなとみらいです。

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あの雲は稲妻を待たより哉  芭蕉

(豊作祈願として私の世代も知っていることですね。このような表現も途絶えてゆくのですね。)

稲づまやかほのところが薄の穂  芭蕉

草いろいろおのおの花の手柄かな  芭蕉

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白木槿夢二の絵柄にあいそうな  あきオジ

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蜻蛉のとまる薄も風に揺れ  あきオジ

2011-09-19 17:36:07 | 日記
横浜の街は蔦が似合いますね。

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生きる世にありのすさみの角力取 蕪村

(「ありのすさみ」とは「在りの遊び」の意です。)

追い風に薄刈りとる翁かな  蕪村

花火せよ淀の御茶屋の夕月夜  蕪村

冬ちかし時雨の雲もここよりぞ  蕪村

(蕪村を読んでいると、なめらかな言葉と映像の鮮明さがあって、嬉しくなりますね。)

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俳句鑑賞を楽しみ始めてからの変化は、芭蕉に馴染んできたこと、そして蕪村がもっとも身近になったことでしょうか。意味不明からちょっと見えてきた。そんな感じでしょうか。そのうち、「趣味は俳句です」とでもいい始めるかもしれませんね。でも、それはありません。それほど熱心にはなれないからです。

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秋風を無理やりいれる素人句  あきオジ

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文字並べ自分を探す日ぐれかな  あきオジ

2011-09-19 06:53:23 | 日記
みなとみらいです。

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落葉掃き居る人の後ろの往来を知らず  放哉

牛の眼なつかしく堤の夕行きずり  放哉

夜中の襖遠くしめられたる  放哉

(「尾崎放哉全句集」ちくま文庫を利用しているのですが、句稿を含め、一通り読みました。まだ輪郭も見えてきませんが、放哉の語調に馴れてきました。さあ、これから始まるのですね。ちょっと、嬉しい気分です。)

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遍路への憧れが強くなってきました。

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秋風が船影ゆらす日暮れどき  あきオジ

2011-09-19 06:39:48 | 日記
みなとみらいの船です。
船は写真になりますね。
好きです。

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われいまここに海の青さのかぎりなし  山頭火

すすき原まっぱだかになって虱とる  山頭火

あとになりさきになりおへんろさんのたれかれ  山頭火

(この句を読むたびに遍路願望が出てきます。)

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自殺は弱者の悲しい武器だ。(山頭火・日記)

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