あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

撫子が道案内する遍路道  あきオジ

2011-09-18 21:21:23 | 日記
みなとみらいの大通りです。

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流れ星ひとりみつけて肌寒く  風天

とり鳴き沈没の船赤さびて  風天

いまの雨が落としたもみじ踏んで行く  風天

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素人が詠んでも分かるなめらかとはいけない語調。文法的なぎくしゃくした感じ。逆に素人でなければできない俳句ですね。

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流れゆく雲さえ知らず吾亦紅  あきオジ

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空に入り色を感じる日ぐれかな  あきオジ

2011-09-18 20:47:53 | 日記
みなとみらいの空です。

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にぎやかに柿をもいでゐる  山頭火

(これを俳句というのか分かりませんが、山頭火の句集にのっています。省略が過ぎて、作者以外に伏線となるものが見えない。そんな句に出会って、困ってしまうこともあります。素人は、そんなとき黙って通り過ぎる。そんなことができます。)

こころおちつけば水の音  山頭火

ひらひら蝶はうたへない  山頭火

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草の葉のそよぎ、それが私の脈拍となり呼吸となるとき、私の詩は生まれるのである。  (山頭火。「層雲」への投稿文)

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毎日年をとっていくような感覚がありますね。一日は秒針のように進みます。

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朝顔や打ち水したる無人駅  あきオジ

2011-09-18 06:24:37 | 日記
みなとみらいです。
朝顔はいいですね。

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沈む行く夜の底へ底へ時雨落つ  山頭火

山の色澄きつてまつすぐな煙  山頭火

さみしい風が歩かせる  山頭火

(自分の人生を自分で噛みしめながら歩く。そんなこともありかな?などと思います。)

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知人からメールがと届きました。
父親が亡くなったという内容でした。
介護に明け暮れた数年でした。
親であれば最善をつくしたい。
そんな思いで仕事をやめた経緯があります。

思いは様々ですね。

山頭火はあっさり全うしましたね。
それぞれが羨ましい死です。

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空と海そして舟ある午後三時  あきオジ

2011-09-18 06:06:23 | 日記
みなとみらいです。

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だーれもいない虫籠のなかの胡瓜  風天

息絶えし武将の兜や蝗虫(ばった)飛ぶ  風天

草しげり終戦の日遠く飛行機雲  風天

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寅さんは私とはちょっと年上の同時代の人なのですね。
ですから、さくらや博が身近なのですね。

寅さん映画を見直しています。

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ハイドンを流す気分の芒かな  あきオジ

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蹲の水をぬれる桔梗あり   あきオジ

2011-09-18 05:56:37 | 日記
みなとみらいです。

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蕎麦の花下北半島なお北あり  加藤楸邨

発ちてすぐ汽車山がかり蕎麦の花  長谷川素通

浅間越す人より高し吾亦紅  前田普羅

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現代俳人の句も知りたいですね。
何か手抜きしているような気もしますが
「旅の歳時記」と「折々のうた」から探しています。
平明でしみじみが私のすきな句の基準です。

そのうち向こうから飛び込んでくるでしょう。

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