あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

衆雨くるを栗をむきつつ眺めおり  あきオジ

2011-09-11 20:55:33 | 日記
神代植物公園です。

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手を振て泳いでゆくや鰯売り  良寛

つっくりと独立けり秋の庵  良寛

いざさらば我も返らん秋の暮  良寛

焚くほどには風がもて来る落ち葉かな  良寛

初時雨名もなき山のおもしろき  良寛

(ときには、意図が見えているような句もありますが、この句は平凡でいいですね。)

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薄濡れ中途半端な雨がふり  あきオジ

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薄伸び鉄路を覆うころになり  あきオジ

2011-09-11 20:40:24 | 日記
神代植物公園です。

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冬ごもりいか物喰いを習へけり  一茶

北国や家に雪なきお正月  一茶

しなのぢや山の上にも田植笠  一茶

(信州のコピーのような句はいいですね。どれも気が利いていますね。)

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西行と薄からます芒かな  あきオジ

余り日を思いながら栗を喰う  あきオジ

くりごとをまた語り出す萩の庭  あきオジ

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衣更曖昧になる稲穂かな あきオジ

2011-09-11 20:16:24 | 日記
神代植物公園です。

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ほろほろ酔うて木の葉ふる  山頭火

しぐるるや死なないでゐる  山頭火

しぐるるやしぐるる山へ歩み入る  山頭火

生き残ったからだ掻いてゐる  山頭火

(山頭火は死をとりあげますが、簡単には死ねない体躯をしたようですね。そのあたりが放哉とは違いますね。)

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俳句は気合のようなものだ、禅坊主の喝のようなものだと思う。(山頭火・日記)

(山頭火がこのようなことを言うのですかね。)

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朝顔のけなげさうれし雨上がり  あきオジ

2011-09-11 05:36:19 | 日記
神代植物公園の朝顔です。

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広道へ出て日の高き花野かな  蕪村

松明(まつ)消して少し見ゆる花野哉  蕪村

(このごろ、思うのですが、蕪村の句は、書き写しているだけなのに、それだけで心地いいですね。言葉の響きがいいこともあります。それと絵柄が画面構成と言うより、近景、背景を配置しながら時間の推移を整える。そんな段取りも見えるような気がします。これは素人の思いつきですが、プロの方なら、もっと総合的に評論しているのでしょうね。)

初しほや枕にちかき浜屋敷   蕪村

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私のようなわがままな初心者は、俳句を楽しむなどとてむ無理ですが、一つ、とりあえず作ればそれでいいという気楽さが強みですね。自分でよしあしなど分かりませんし、「お約束」ごとや「文法上の誤り」などまったく関心がありませんから、指導を受ける理由もありません。とにかく作ればいい。そだけですね。

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電車すぎゆれもおさまる月見草  あきオジ

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女郎花夢二が濡れる夕べかな  あきオジ

2011-09-11 05:19:28 | 日記
神代植物公園です。
女郎花が咲いていました。
細かいですね。

それにしても木槿の季節なのですが、人は少ないですね。

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髪洗うわきの下や月明り  風天

乱歩読む窓のガラスに蝸牛  風天

背のびして大声あげて虹を呼ぶ  風天

(渥美清がしゃべりとは裏腹におどおどしながら句会に参加している姿を想像しています。最後まで場馴れしていなかったのだろうななどと想像しています。)

お遍路が一列に行く虹の中  風天

(いつか渥美清の代表句になりましたね。絵画的に素敵ですね。)

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誰もが初めは初心者だったのですね。ちょっと安心しました。

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国思いせつなく咲かす木槿かな  あきオジ

2011-09-11 05:03:46 | 日記
神代植物公園です。

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死のしづけさは晴れて葉のない木  山頭火

ここにおちついき草萌ゆる  山頭火

秋風の石を拾ふ  山頭火

(山頭火の「しみじみ」は、晩年に集中していますね。そんな気がします。今はあれこれ感想を固めてしまわないで、あれこれの読みましょう。)

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「こころの時代」では、最近3・11を取りあげています。
横着者の私は、何のアクションも起こしていません。
このような番組を見ているだけです。

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