あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

白槿涙のかずだけ白髪ふえ   あきオジ

2011-09-14 17:40:40 | 日記
神代植物公園の白槿です。

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なが雨や銀の帯引ひく蝸牛  風天

枝豆を噛む口許や話好き  風天

少年の日に帰りたき初蛍  風天

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渥美清には渥美清の世界がある。
ということは誰にでもあるということ。
だとすれば、自分の世界を表現できる。
そうなのだけれど、その発見と表現の努力が足りないということか?
そうかもしれない。

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野仏や少年時代の隠しごと  あきオジ

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坂の上ぼんやりおやじの夕陽あり  あきオジ

2011-09-14 17:30:29 | 日記
神代植物公園です。

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四五人に月落ちかかるおどり哉  蕪村

秋の夜や紅茶をくぐる銀の匙   日野草城

野分わが鼻孔を出でて遊ぶかな  永田耕衣

(観察が微視的で神経質なくらいの技巧がいいとすればよいのでしょうが、おおらかで野暮ったい句が好きな私にはつらいですね。)


花浮かす鉢にも秋の空があり  あきオジ

2011-09-14 06:39:27 | 日記
神代植物公園の温室です。
定番の鉢です。
同じに見えて同じでない。

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国々の八景更に気比の月  芭蕉

月清し遊行のもてる砂の上  芭蕉

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今日は芭蕉の句集を広げたのですが、ちっとも今日の気分に馴染む句は見つかりませんでした。
それが面白いところですね。

俳句(もどき)も、言葉が先に出て来ることもあれば、無理やりでなければ出てこないこともあります。
今日は、ひねっても出てきません。
そのような日なのですね。

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花一つ落としたままの槿かな  あきオジ

2011-09-14 06:05:59 | 日記
神代植物公園です。
エンジェルトランペット

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今日も仕事です。
ブログを作るために写真を撮ったり
イラストを描いたり
そして句を作ったりするのは
暇つぶしにいいですね。
けっこう楽しくやっています。

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門出れば我も旅人秋のくれ  蕪村

落葉して遠く成けり臼の音  蕪村

看病の耳に更ゆくおどり哉  蕪村

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夕焼けは落下のごとき時刻み  あきオジ

2011-09-14 05:51:33 | 日記
神代植物公園の花です。

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草にすわり飯ばかりの飯をしみじみ  山頭火

ふたたびはわたらない橋のながい風  山頭火

秋となつた雑草にすわる 山頭火

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山頭火の句は放哉と違って言葉の流れに馴れるとリズムがあります。
放哉の余韻だけ句も魅力的ですが、それぞれですね。