あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

蝶が飛ぶコスモス畑に夕陽かな  

2011-09-06 18:19:07 | 日記
昭和記念公園のコスモスです。
あっと言う間の一年ですね。
そんな気がします。

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下谷一寺浅草一寺冬霞  山口青邨

よわよわと日の行とどく枯野哉  原麦水

いただきのふつと途切れし冬木かな  松本たかし

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このごろ「折々のうた」を読みながら、興味ある俳人がいないか探しています。これからですね。

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祭りなき年は白秋そこそこに  あきオジ

2011-09-06 18:05:07 | 日記
昭和記念公園です。
今年は三社祭がありませんでした。
それがよかったのか
過剰自粛ではなかったか
東北の人にとって中止したことはどうだったのでしょうか。

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小鳥来る音うれしさよ板ひさし 蕪村

わたり鳥ここをせにせん寺林 蕪村

蜻蛉や村なつかしき壁の色  蕪村

(「さすが蕪村」「これも蕪村?」という句もあって当たり前ですね。そんな感想は蕪村に関わらなく読者の感性に支配されるのですからね。)

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ゆっくりと歩幅もせまく秋の道  あきオジ

せめる人いるかもしれずと萩に問う  あきオジ


コスモスに語ることなく橋渡る  あきオジ

2011-09-06 17:51:51 | 日記
今日は昭和記念公園に出かけました。
早咲きのコスモスが咲き始めました。

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花道に降る春雨や音もなく  風天

がばがばと音おそろしき鯉ののぼり  風天

陽炎の向うバスのゆれてゆき  風天

(これらの句は晩年の句ですが、それらし雰囲気があっていいですね。病気が悪化していることを外にみせない人だったそうですが、句には影響しえいるのでしょうか。あるなどということは簡単には言えませんね。)

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懐かしき笛や太鼓は海の中  あきオジ

忘れてはいけない記憶も燃え上がり  あきオジ

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ただひとり光りの中に消えてゆき  あきオジ

2011-09-06 06:15:08 | 日記
湯島聖堂の塀です。

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人の侵入を拒むのが塀でしょうか。

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いしをまつり水のわくところ  山頭火

雲がいそいでよい月にする  山頭火

はふはおわかれの糸瓜ぶらり  山頭火

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ともしれば死を思い易い、-死を待つ心はあまりに弱い、私は卑怯者!と自ら罵った。(山頭火日記)

(山頭火は放哉が無機的な語を意識的選んでいるのに対して、人の臭いがする言葉を選んでいる。それが資質の差なのでしょうか。そろそろ放哉の日記等も読みたい気もします。)

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トンネルを抜ければ蔦はう階段へ  あきオジ

2011-09-06 06:05:46 | 日記
お気に入りのトンネルです。

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咳をしても一人  放哉

汽車が走る山火事  放哉

静かに撥が置かれた畳  放哉

(放哉が「これだ」と思って、勢いで作った句ではないでしょうか。形式の発見ですね。そんな気がします。俳句の発見ではないでしょうか。俳論的にはいろいろあるでしょうし、正統的な考えの人には批判され、それで捨て去られることかもしれませんが、放哉は、発見した。そのような気迫を感じます。作品の完成度とか評価等は、私の関心事ではありません。ごめんなさい。)

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浮世とは猫にまたたびお付き合い  あきオジ

2011-09-06 05:53:56 | 日記
浅草です。
下街らしく目いっぱい庭を使い
「私道につき通り抜けできません」の札が貼ってあります。
どうも、奥は居酒屋
客はどうするのでしょうか。
一休さんの登場ですかね。

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脱すてて我ゆかしきよ薄羽織  蕪村

壁あつき御影(みかげ)の里や雲の峰  蕪村

(地名を使うと効果的なのですね。なるほどね。)

霧深き広野に千々の砧かな  蕪村

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有松の暖簾をゆする萩の風  あきオジ

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