あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

ゆったりと視線を落とす赤蜻蛉  あきオジ

2011-09-23 18:27:18 | 日記
ことしの巾着田です。
台風の傷跡もありました。
それでも多くの人が訪ねてきます。

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海のあけくれのなんにもない部屋  放哉

人をそしる心をすて豆の皮むく  放哉

からかさ干して落葉ふらして居る  放哉

児に草履はかせて秋空に放つ  放哉

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この気分句にもできず秋深し  あきオジ

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台風に打たれて赤き彼岸花  あきオジ

2011-09-23 18:08:47 | 日記
巾着田の彼岸花です。

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うつりきてお彼岸花の花ざかり  山頭火

(久しぶりに写真と句がシンクロしました。単なる偶然です。)

こほろぎよあすの米だけはある  山頭火

月がうらへまはれば藪かげ  山頭火

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彼岸花涙目になる雨上がり  あきオジ

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素人は素人のまま秋の富士  あきオジ

2011-09-23 06:48:51 | 日記
秋の空です。

巾着田にいけば新しい発見があるかもしれません。

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名月の見所問わん旅寝せむ  芭蕉

月見せよ玉江の蘆をからぬ先  芭蕉

枯枝に烏とまりたる秋の暮  芭蕉

(秋を象徴する事物等を配置して表現する。この基本スタイルを整えたのが、芭蕉かどうか知りませんが、「いかにも芭蕉」という取り合わせですね。それは利休の茶席ので意匠と共通していますね。美しいものをさらに美しく、自然のものをより自然に見せる。そんな美意識です。それにしても素敵ですね。)

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秋風が抜ける人なき甲州路  あきオジ

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秋の日はガラスに乱射し居場所なし  あきオジ

2011-09-23 06:41:48 | 日記
お気に入りの大桟橋入り口の公園です。

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うららかな鐘を撞かうよ  山頭火

けふはここに来て落葉いちめん  山頭火

伊豆はあたたかく野宿によろしい波音も  山頭火

(俳人は善人である必要はないのでしょうが、それを求める人が多いですね。「山頭火は男としてだらしない」「凛としたところがない」だから、好きになれない。そんなとらえ方をする人も多いですね。それはそれ、その人の見かた、そしてこのみですからね。)

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彼岸花白い河を塗りこめて  あきオジ

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感想もなく終わりたる残暑かな  あきオジ

2011-09-23 06:36:05 | 日記
みなとみらいです。

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今日は巾着田の彼岸花を見に出かけます。
楽しみです。

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登りたる凌雲閣の霞かな  夏目漱石

家あり一つ春風春水の真中に  夏目漱石

神の住む春山白き雲を吐く  夏目漱石

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うまいこと語る人あり送別会  あきオジ

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