あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

欠伸する炬燵なれどひとりきり  あきオジ

2012-03-06 06:25:34 | 日記
雷門です。
人だかりが多い場所ですね。
それぞれの人がそれぞれのポーズを工夫しています。

提灯を担いだり
持ち上げているような構図を工夫している人が多いですね。

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埋火やありとは見えて母の側  蕪村

いざ雪車にのり旅人とく来ませ  蕪村

(「雪車」はそりのこと。蕪村にこのような句があったのですね。ちょっと異色ですね。)

ゆく春や白き花見ゆ垣のひま  蕪村

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永田耕衣を取りあげようとしたのでが、格調高く、漢字が多いのが気になって取りあげませんでした。素人が考えること、そんことなどさらさらなくて、全ては気分ですね。それが面白いですね。妙に芭蕉が身近に感じたり、距離を感じたり、それぞれの日の気分によって違いますね。まあ、ぼちぼち鑑賞しましょう。「ひらがな多く・あたりまえの言葉で・深読みしないで間に合うような」そんな句を探しています。

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まあいいかそれで間にあう長閑なり  あきオジ

「まあまあ」と挨拶している梅の庭  あきオジ

富士みえるモノレールにも春の声  あきオジ

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裏返し写真の文字を読み解きぬ   あきオジ

2012-03-06 06:06:55 | 日記
浅草の裏通りの飾りものです。

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年をとるとかつてあった様々なことを整理したがるものです。
自分で自分の物語を完結したいのですね。

勿論、主人公も物語の読者は自分なのですがね。

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雪溶けて法然絵伝読み終える  あきオジ

始発駅一遍語録を開くとき  あきオジ

あれもこれもそのままありて冬終わる  あきオジ

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なん本もマッチの棒を消し海風に話す  放哉

雨の椿に下駄辷らしてたづねてきた  放哉

風邪を引いてお経あげずに居ればしんかん  放哉

風音ばかりの中の水汲む  放哉

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感謝するこころ開きて桃の花  あきオジ

はるうららぼんやりしてもしなくても  あきオジ

2012-03-06 05:54:13 | 日記
隅田川を渡る東武鉄道です。

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墨田川は水量の多い河なのですね。
当たり前の景色を見馴れていると
それが当たり前になり
不思議を感じなのですね。

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あるものがあたりまえのあるお仏壇  あきオジ

雪中に顔だけ見せる地蔵尊  あきオジ

(冬になると青森の恐山の荒涼とした風景を思い出します。すっかり、記憶に沁み込んでしまいました。そんな風景というのがありますね。)

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彼岸花さくふるさとはお墓のあるばかり  山頭火

ここを死に場所とし草のしげりにしげり  山頭火

わかれてからのまいにち雪ふる  山頭火

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あれから一年経ちますね。
それぞれの人はそれぞれの場所であれこれのことを噛みしめているのでしょうね。

私はバスをひたすら待ち続けて、雪がちらつく駅前でガタガタしていたのを覚えています。

合掌

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