あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

提灯をもちあげポーズの春休み  あきオジ

2012-03-09 06:46:43 | 日記
無邪気に楽しめる。
それがなによりです。

農閑期と思われる顔つきの夫婦がいました。
いい顔をしていますね。
日焼けしてイセキの帽子をかぶり
スニーカーで決めている。
笑顔がいいですね。

自分もそんな顔しているだろうか。
そんなことはありませんね。

残念ながら・・・
「斜にかまえ」「素直な表現ができず」
ですから、あのようないい顔とは思えません。

・・・・・・

新しき本で読みし法句経  あきオジ

梅をうつしとしと雨の苦々し  あきオジ

どうしても歩いていたいそれでいい  あきオジ

・・・・・・

雪ちるやきのふは見えぬ借家札  一茶

霰ちれくくり枕を負ふ子ども  一茶

(信州の景色を思い浮かべてしまいます。一茶には、駄作もたくさんあるのでしょうが、「はっとする」句もあるのですね。最近、発見が多くて、ちょっと嬉しくなっています。句の鑑賞とは「淡々と続ける」ことなのですね。そんなことをしているうちに発見する。そんな気がします。)

是がまあつひの栖か雪五尺  一茶

・・・・・・・






思いつく言葉もなくて雨がふり  あきオジ

2012-03-09 06:35:06 | 日記
桜待つ季節は雨が多いですね。
桜まつ思いがなければ「そんなものか」と思えば
それで終わるのですが
桜を待つとなるとそうはいきません。

・・・・・・・・

蠅打つてつくさんとおもふこころかな  夏目成美

日は過ぐる梢の柿と見あいつつ  夏目成美

魚くうて口なまぐさし昼のゆき  夏目成美

・・・・・・・

雨続きうるさい蠅も見当たらず  あきオジ

ちょっと待つ老いそこそこ付き合いて  あきオジ

春雨や両手にうけるほどもなく  あきオジ

・・・・・・・・

今日は仕事です。
でも、金曜日は、それけでも気分がいいですね。
気合を入れて出かけましょう。

・・・・・・・・





春近し傘さす人も急ぎ足  あきオジ

2012-03-09 06:17:58 | 日記
浅草寺から見たスカイツリー

月と同じようにどこからも顔を出すのですね。
月がもたらした情感が削り落とされるような気がします。

・・・・・・・

今朝の夢を忘れて草むしりしていた  放哉

児に草履をはかせ秋風に放つ  放哉

とんぼが淋しい机にとまりに来てくれた  放哉

(日本では、句がよくても、人がらがよく、教養人であり、孤高であったり、厭世人であるとか、品位がよくなければ評価しない。そんな文化がありますね。「句がよければそれでいいじゃないか。」とはいいませんね。修行である。そんな意味をあるのでしょうね。それでいいじゃないかと言いながら、だからつまらないとも想うのです。)

・・・・・・・・

あれこれと言い残すことなく桜待つ  あきオジ

梅遅れ桜きになるそれだけのこと  あきオジ

空模様乱調こそがおかしけれ  あきオジ

・・・・・・・

作りっぱなし。
振りかえることもなく
推敲もないままきてしまいました。
飽きもせず俳句(もどき)を作ることも生活にりました。
趣味でもなく
惰性ですが、そのまま続けましょうか。