あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

手すりもち階段のぼる春の駅  あきオジ

2012-03-17 06:12:38 | 日記
みなとみらいの散歩道です。
しゃれています。
ひとりで歩くのが性分に合っています。

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冬日落ちる頭の影の塵一握り  耕衣

枯草や日の燃え落ちる口の中  耕衣

葭切る我が行きて道みな残る  耕衣

(このように現代人は複雑で陰影に富んでおり分かりにくいのですね。)

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単純であり、そして、そのままがいい。

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ありがたき言葉もありて雪消える  あきオジ

雪道に福寿草あるありがたさ あきオジ

石仏に福寿草の二つ三つ  あきオジ


さらさらと清左衛門の残り雪  あきオジ

2012-03-17 05:50:25 | 日記
皆とみらいの一角を抜けるとそこは別の世界ですね。
その意外性が楽しいですね。

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明けてくる鎌をとぐ  山頭火

身のまはりは草だらけみんな咲いている  山頭火

それもよかろう草が咲いてゐる  山頭火

(この「それもよかろう」という表現、時代を感じますし、その人がらを表現しているようにも思えます。それとも「自分言葉」であり周囲が意識するのとは違っているのかもしれません。その場のやりとり道具という俳句の背景もあるのでしょうかね。)

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俳句はそのばで詠んで捨てる。それがいいのでしょうかね。そんな気がします。

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ぼんやりと雪を見ている昨日今日  あきオジ

買い物に出かける妻の冬長し  あきオジ

雪が降りそしてまた雪降る春遠し  あきオジ

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「清左衛門残日録」を録画して繰り返し見ています。
台詞が美しいし、大人の会話に含蓄があって素晴らしいですね。
繰り返し見ても発見がある。
そんな突出したドラマであるような気がします。

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揺れているそれで十分春になる  あきオジ

2012-03-17 05:30:18 | 日記
素人にも横浜の港に葉楽しさがいっぱいあります。
それはそれなり
素人の楽しみ方を考えましょう。

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また一枚あわてて着るか春いちばん  あきオジ

われにまた旅が広がる桜かな  あきオジ

雪きえてさくらさくらの駅におり  あきオジ

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山焼の明りに下る夜舟哉  一茶

どんど焼きどんどど雪の降りにけり  一茶

春めくや藪ありて雪ありて雪  一茶

(技巧的に試行錯誤の時代もあったのですね。俳人として生きていくとなると苦労の多き時代だったのでしょうね。思えば、現代、俳句をするのは銀行マンとか学者などの副業というか趣味の人が多いような気がしますが、生計を立てている人はいるのでしょうか。そんな時代なのですね。)

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今日は水泳に出かけます。
予定はそれだけです。

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