あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

藪椿忘れたころに顔を出し  あきオジ

2012-03-15 07:08:42 | 日記
やはり、仕事があるから、仕事がない日が楽しいのかな。
そんなことも思います。

でも、けっこう今の生活を楽しんでいます。
この程度で満足しなくてはいけませんね。

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焼き芋の匂い流れる学生寮  あきオジ

もう少し生きることを想う春  あきオジ

さようならと挨拶している菫かな  あきオジ

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鳩がなく昼の屋根が重たい  放哉

(ぶっきらぼうに突き放す。それが放哉なのですね。それは孤高ではなく不器用で頑固からきている。そう思う方が身近ですね。)

屋根の落葉をはきをろす事を考へている  放哉

(その後どうしたか、そんなことが気になる句ですね。そうのような感想がありながら、そこで停止するのが放哉であるのか、当たり前のように片づけているのか、はやり、句にすることで片づけているのでしょうね。)

念彼観音力風音のまま夜となる  放哉

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放哉、山頭火、一茶、蕪村、芭蕉、ずい分楽しませてもらいました。
深く調べたり、評論することを意識的に避け、気ままにお付き合いさせていただきたいですね。
まだまだ時間ならたっぷりありますし
楽しませてもらっても
それ以上のことは何もありませんからね。

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議論する日ざしもありて電車ゆき  あきオジ

2012-03-15 06:55:15 | 日記
白い梅です。
梅の花はデザイン化されたものしか知りませんが
美しいだけでなく
何となく、「そのまま咲いている」という印象があります。

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春の日や水さへあれば暮れ残り  一茶

親里へ水は流るる春辺かな  一茶

かすむ日や夕山かげの飴の笛  一茶

(童謡世界の原点となるような句ですね。心地良く郷愁を感じますね。)

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比較することなどなけれど梅が咲き  あきオジ

握り飯日だまりで喰うカメラマン  あきオジ

「春が来た」満たされ気分で蕎麦を食い  あきオジ

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サッカーで五輪出場が決まってよかったですね。
スポーツ観戦に夢中になるのもいいですね。

梅咲けば鐘も重なる深大寺  あきオジ

2012-03-15 06:43:06 | 日記
深大寺に葉梅を楽しむ人がいっぱいです。
それにしても、この人たち冬場の花のない季節は何をしているのでしょうかね。
別の楽しみをもっている人も多いのでしょうね。

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ほっとする蕎麦屋の焚火のあたたかさ  あきオジ

いつまでも待てぬここちのかけうどん  あきオジ

ぶっかけを注文するも懐かしき  あきオジ

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朝日さす弓師が店(たな)や福寿草  蕪村

襟巻や浅黄にのこる寒さかな  蕪村

(この句は人気があるのでしょうか、蕪村に関する評論に、必ず出てきますね。有名なのは名句なのでしょうね。)

遅き日や雉子の下りゐる橋の上  蕪村

(水墨画のような世界ですね。構図がしっかりしているので美しいのでしょうかね。)

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