あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

春いちばん流れる雲も生きている  あきオジ

2012-03-08 05:09:58 | 日記
スカイツリーです。
巨大な塔なのですが
周辺の景色はそのままです。

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人誹る会が立つなり冬籠り  一茶

うつくしや年暮れきれし夜の空  一茶

淋しさに飯をくふ也秋の風  一茶

(俳句は、不思議ですね。「なにこれ?」で終わってしまうときもあれば、「しみじみ」を感じたりすることもあります。一茶の句の中には「どきっ」とするような句もあればそれなりの句もありますが、それはこちら側の問題なのですね。)

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どうにでもなれない冬は歩くだけ  あきオジ

蝋梅の薫る青梅は雪深し  あきオジ

ここに住みそして終わる運転手  あきオジ

(だんだんと感じるものが乏しくなり、気力も萎えてきますね。)

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雪をうけ読経するもありがたき  あきオジ

2012-03-08 04:54:45 | 日記
浅草には安直に商売になるものなら何でもあります。
競馬の馬券売り場がありますが
それなりに楽しんでいていいですね。

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ひたすらに祈り捧げる梅林  あきオジ

仏住むわれも人の子夢もみる  あきオジ

あれこれの苦労身につけ桜待つ  あきオジ

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解けてゆき物みな青し春の雪  菊舎

山門を出れば日本ぞ茶摘うた  菊舎

山中や笠に落葉の音ばかり 菊舎

(江戸時代の女性俳人です。二十八歳で出家して遍歴して歩くという経歴があります。なかなか句集に出会えません。そのうち見つかるでしょう。)

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流れ去る航跡もなき鳴門橋  あきオジ

2012-03-08 04:37:23 | 日記
浅草寺の風景です。
遊びのような
それでいてちょっとした本気もあるお参り
それでいいのかも。

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ひとり住めばあをあをとして草  山頭火

朝焼夕焼食べるものがない  山頭火

初孫がうまれたような風鈴が鳴る  山頭火

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薄暗き梅咲く金堂ひとりきり  あきオジ

掌を天に捧げて霙なり  あきオジ

凧上げに興ずるしかないひとりもの  あきオジ

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年をとりだんだんと全てのことがどうでみよくなり、「やらなくても困りはしない」ことになってしまいます。
意欲が萎えてくるのですね。
これは加齢による体力の衰えに連動しているような気がします。

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