あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

陽を受けて顔上げだした花うれし  あきオジ

2012-03-27 06:10:41 | 日記
城山のカタクリです。
横浜線あるいは京王線橋本駅下車
直通バスで15分ほどの便利な場所にあります。

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雪とけてくりくりしたる月夜かな  一茶

うらやまし思ひ切るとき猫の恋  一茶

梅の奥に誰やら住んで幽かな灯 夏目漱石

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腰かけてまた歩きだす春の坂  あきオジ

櫻には桜の言い訳ありやなしや  あきオジ

講釈師ありてうりしき雪割草  あきオジ

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俳句だとは思っていないこと
洗練された句をつくろうなどと面倒なことは考えないこと
そして、作りっぱなしですから
苦労したことなどありません。

どれがいいとか悪いとか
そんなことを思って読みなおしたことはありません。

それが長続きの秘訣なのでしょうか。
そんなことより生活習慣病と言うか惰性ですね。

そのうち、そんな思いも言い方も変わるかもしれません。
それはそのときの話です。
頼りないことですね。

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淡きいろ雪割草のしたたかさ  あきオジ

2012-03-27 05:45:08 | 日記
城山はこれからが花の季節です。
ありがたい季節に入りますね。
忙しくなります

隅田川の桜とスカイツリー

そんな組み合わせが期待できる季節ですね。

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何を求める風の中ゆき  山頭火

(かつこよすぎますが、山頭火の代表句の一つでしょうかね。そんな気がします。なんとなく、言葉が句の中で落ち着き無駄がなく、境涯を表現している。そんな気がします。哲学的な意味合いとか、宗教者としての境地についてもの言う人がいるかもしれませんが、素人としては山頭火の意味不明な句の中では、お気に入りの句です。)

それもよかろう草が咲いてゐる  山頭火

木かげは風がある旅人どうし  山頭火

(今日は山頭火の句にじーと入ってきます。何でしょうかね。)

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春の川何とかなるさとつぶやきぬ  あきオジ

元気だといってみたい仏生会  あきオジ

茶摘唄聞いた昔の暮らしかな  あきオジ

(そろそろ季語や歳時記も開いてみましょうか。そんな気分です。少しずつ思いもこだわりも変わっていくようです。素人のままでいいと言いながらも、それなりということも考えるものです。)

辛夷咲く裏道にいる春休み  あきオジ

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あの空をみあげてごらんそんな歌    あきオジ

2012-03-27 05:28:11 | 日記
城山の空です。
こんな長閑な風景もどんどん住宅地になっていきます。

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あのころにつながる辛夷の花が咲き  あきオジ

旅の人鞄抱えて一眠り  あきオジ

読経する修行僧の無精ひげ  あきオジ

(「いざ鎌倉」という鎌倉をあんないする番組を見ました。鎌倉には何回か足を運びましたが、小じんまりしたところです。観光地だからでしょうか観光客だけが目立つ、雑然とした雰囲気が気になるところですが、裏道に入ると静かで洒落た気分が味わえそうな気がします。そんな街です。)

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起きおきや舌もつれして春の雨  夏目成美

蠅打つてつくさんとおもふこころかな 夏目成美

銭臭き人にあふ夜はおぼろなり  夏目成美

(夏目成美という俳人の句は上品でいいですね。それに十分に配慮できる人がらのようにも思えます。でも、なかなか作品集に出会えません。そのうち、まとまったものを読む機会もあるでしょう。)

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