あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

そんなこと思えどいまは雪の里  あきオジ

2012-01-25 05:49:20 | 日記
キルト展が終わると
ラン展の季節です。
丹精込めて展示会用のランの手入れをしているのでしょうね。

楽しみにしています。
あの色合いを見ると一気に春です。

それまで家でじっと落語を聞いていましょう。

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春の海終日のたりのたり哉 蕪村

老武者と大根あなどる若菜哉  蕪村

梅さげた我に師走の人通り  蕪村

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ふりかえることなき俳句の昔かな  あきオジ

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このブログを開く人はどんな人でしょうかね。
ありがたいことです。






嬉しくも悲しくもなく冬過ぎる  あきオジ

2012-01-25 05:31:47 | 日記
キルト展の作品です。
この時期
「自分もやってみようかな」と気合が入りますね。

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最近、落語を流しながら、更新の作業をしています。
しばらく縁遠くなっていますたので、まさに、落語再発見ですね。

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血汐湧き出で雑念なし  放哉

念彼(ねんび)観音力風音のまま夜となる  放哉

障子しめきつて淋しさをみたす  放哉

庭石一つすゑられて夕暮れが来る  放哉

(放哉の句には、独特の世界がありますね。技巧を極端にまで排除しようとする思いがあるように思えます。俳句の専門家に言わせれば、俳句技法としてあれこれあるのでしょうね。それにしても「偏屈放哉」とでも言いたいような風景ですね。)

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落語聞き居眠りとなる春近し  あきオジ

権太楼元気になりて冬もよし  あきオジ

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志ん輔を聞いて寝る夜の温かさ  あきオジ

2012-01-25 05:22:15 | 日記
キルト展のジュニアの出品作ですね。
世の中、次の世代を育てる仕組みを組み込むことに熱心になりましたね。

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しぐれてぬれて旅ごろもしぼついてはゆき  山頭火

波音おだやかな夢のふるさと  山頭火

泊まるところがないどかりと暮れた  山頭火

(四国遍路に廻った時の句です。遍路と山頭火、いかにもというくらいに絵になりますね。)

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雪道をおっかなびっくり歩きました。
今日もそんな天気なのでしょうかね。

今日も仕事です。
転ばないように注意して歩きましょう。

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流れさる月日のながさも雪に散り あきオジ

飲んだくれおやじもいまは遠くなり  あきオジ

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風邪引かぬ身支度もあり冬深し  あきオジ

2012-01-24 05:38:41 | 日記
鶴太郎のデザインの着物です。
少々発想が枯渇してきたのでしょうか。

でも、自分の才能を育てていくのは素敵なことですね。

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風邪がはやっています。
用心していると
出かけることも
水泳することにも臆病になりましね。

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キルトに興味のある方
「朝日のように爽やかに」で大きな写真の作品をアップしてありますのでご覧ください。

http://iwasisanma.exblog.jp/

「ブックマーク」から入れます。

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しぐるるや死なないでゐる  山頭火

まっすぐな道でさみしい  山頭火

しぐるるやしぐるる山へ歩み入る  山頭火

(結局は完成度の高い句が名句になるのでしょうが、その周辺を埋めるそれなりの句も面白いし、それがないと名句だけは物足りないですね。最近、そんなことを思うようになりました。素人おやじが俳句なみのものを作る頃には「人生お疲れ様」になっているのでしょうね。それはそれでいいかも。でも、当分、形式だけはお借りしておきましょう。)

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寝言することも多し夜深く  あきオジ

しんしんと雪降る夜の遍路道  あきオジ

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人生終わる前の四国遍路に出かけたいですね。
そんな思いがあるとちょっとだけ元気が出てきますね。

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雨降りをうけて駅までひとはしり  あきオジ

2012-01-24 05:30:36 | 日記
お茶ノ水を通過する地下鉄です。

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雪積もる夜のランプ  放哉

雨の舟岸により来る  放哉

ひそかに波よせ明けてゐる  放哉

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雪が降りました。
雪景色を楽しむ余裕などありません。
今日は仕事
皮靴では滑る危険があります。
長靴では仕事になりません。
どうしましょうか。

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雪降ればそれはそれなりそれなりに  あきオジ

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電車のる温もりさえもありがたき あきオジ

2012-01-24 05:21:10 | 日記
お茶ノ水駅です。
キルト展に向かう前に立ち寄りました。

この場所から電車写真を撮る人はいっぱいいるのでしょうね。

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うたがうな潮の花も浦の春  芭蕉

甲比丹もつくばはせけり君が春  芭蕉

蒟蒻に今日は売り勝つ若菜哉  芭蕉

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芭蕉の句には生活の臭いが薄いですね。
慎ましい生活をしながらも物欲が少なかったかもしれませんね。

でも、「おくのほそ道」では、それぞれの土地で歓待されているようでしたし
旅行のそれなりのものだったのでしょうね。

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俳句する気にもなれぬ今日も雪  あきオジ

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雪積もり何事もなき山になり  あきオジ

2012-01-23 06:50:12 | 日記
キルト展の出品作です。
何となく、日本的な文様をさけているような気もしますが
それはそれですね。

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風邪の峠は過ぎたようです。やれやれです。
この頃は風邪には用心深くなりました。
年を取ると「万病の元」になることも多いのです。

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住みつかぬ旅のこころや置炬燵  芭蕉

(いつの日か、このような句に「なるほど」と言えるときがくるのでしょうか。)

海暮れて鴨の声ほのかに白し  芭蕉

冬の日や馬上に氷る影法師  芭蕉

(芭蕉の句であっても、何の感動も起こさないひもあるのですね。俳句は、作者と読者の微妙な緊張関係の上に成り立っている文芸で、作者だけでも成り立たない性質のものなのですね。)

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雪あれど雪に埋もれているばかり  あきオジ

津軽には津軽の重さの雪が降り  あきオジ

(津軽で二年間過ごしました。それはそれで楽しかったです。しかし、雪は生活そのもので俳句の世界ではありませんでしたね。)

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キルト縫う願いこめる腕細く  あきオジ

2012-01-23 06:04:25 | 日記
キルトに願いを込める。
それも楽しみですね。

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投げだしてまだ陽のある脚  山頭火

だまつて今日の草鞋穿く  山頭火

笠も漏りだいあたか  山頭火

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島見ゆる紫雲出山の雪をうけ  あきオジ

(思い出すのは、四国丸亀先の紫雲出山のいただきからみえる瀬戸内海です。菜の花の高知の海岸も懐かしいですね。)

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餌探す鳩にもひとしく霙ふり  あきオジ

2012-01-23 05:53:00 | 日記
キルト展の出品作です。
ランの展示会まで花がありません。

もう少しで蝋梅が咲きますね。
水仙、そして蝋梅、そんな季節なのですね。

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寂しいぞ一人五本のゆびを開いて見る  放哉

道を教へてくれる煙管(きせる)から煙が出ている  放哉

山の芋掘りに行くスツトコ被り  放哉

雪積もる夜のランプ  放哉

(放哉の晩年の孤独を人生への諦め、そして俳句にすがる思いは、想像できませんね。)

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写真見てキーでいじる俳句哉  あきオジ

それほどに不器用ではない雪を掃き  あきオジ




焼き芋をまるごと食べて落語きく  あきオジ

2012-01-22 06:00:41 | 日記
何をしようか
そんなことを考えるのも贅沢ですね。

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読む本もなくて居眠り冬深し  あきオジ

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山鳥の尾をふむ春の入日哉  蕪村

遅き日のつもりて遠きむかし哉  蕪村

日の光今朝や鰯のかしらより  蕪村

(観察が細かいというか配置が面白い。近代性を感じますね。芭蕉の同じですが、即興的な句のようにみせかkているのですが、推敲に推敲を重ねた、極めて技巧的な句なのですね。それでいいのかもしれませんが、まじめに写生にこだわる現代の巨匠もいるのですね。どうでもいいですね。)

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寒牡丹咲く庭広く雪のまま  あきオジ

押し出されしまいそうな北の風  あきオジ

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