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内容的には、元気が出るわけでも、スカッとするわけでも、感動するわけでもなく、まあ、心のひだが抒情的に描かれている。
1951年?母と愛する姉ローラを残して、仕事のためにひとりアイルランドからニューヨークへ渡ったエクリッシュ(覚えにくい名前だ)。
ブルックリンに住んでデパートに勤めるが、ホームシックで落ち込む日々が続く。
簿記の学校に通い、優しい恋人に巡り合って、ブルックリンでの生活が輝き始めた頃、姉の訃報が届く。
故郷に帰れば、老いた母が待っていて、簿記の仕事もあり、新たなボーイフレンドも。
ここでの生活が始まりそうな予感。このままブルックリンに戻らないのか…それはないやろ。どうするねん!
人生って案外、自分の意志が明確にならない状態で、成り行きのまま進んでいってしまうのかも。
それでも、選択しないといけないのだ。自分の人生だから。
古風で端正な顔の主人公に、1950年頃のドレスや衣装が素敵です。