平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

戦争への希い122 集団的自衛権は、為政者の妄想と暴走の出発点

2015-09-17 10:01:49 | 日記
平和の希い122 戦後70年 
     集団的自衛権は、為政者の妄想と暴走の出発点     27.9.17.

 戦争を心底憎んでいた母が8月に亡くなり、49日法要の為、田舎に帰りました。
私の田舎は、長野県長野市松代町。川中島合戦では武田方の要塞「海津城」があった所。
後には真田幸村の兄、川方についた真田信幸の10万石の城下町。幕末の蘭学者、勝海舟
の妹婿で吉田松陰の師である佐久間象山が出仕していた松代藩があった信州の山村。
昭和40年ごろは「松代群発地震」で、1日数百回の地震があった所。

大本営発表を信じて、国民は負けるとは思ってもみなかった戦争が最終局面に来ていた頃の事です。
軍部と政府は、自分たちがしでかした侵略戦争の妄想と暴走の尻を、1億玉砕でうやむやにしようと
していたのです。
軍と政府はサイパンでの劣勢などを背景に、最終決戦に備えて、信州の山深い岩盤しっかりしていた
「松代」の山々の山腹を穿って、最終決戦のための大本営を秘密裏に造りはじめたのです。

ここにもまた、朝鮮の方々の徴用と慰安婦の問題が重くのしかかっています。
 http://www.matsushiro.org/daihonei/
で詳細をご確認ください。

為政者の妄想と暴走の一端を知ることができます。

為政者は、間違った一歩で、とんでもない悲劇を、自らの責任を顧みることなく、いや、自らの責任を
一億玉砕という名の下に隠し、臆面もなく国民や朝鮮の方々に更なる悲劇を押し付けたのです。
安倍政権も、あの大戦の反省のもとに国民が奉じてきた「日本国憲法」に違反してまでも、集団的
自衛権の実現に躍起になっていることは、間違った一歩であり、一歩が二歩・三歩・・・と後に引けない
事態になり、国民をあの悲劇に追い込むこと必定です。
このことは松代の幻の大本営の歴史が教えています。

集団的自衛権は、武力を行使できる為政者の妄想と暴走の出発点になるのです。

戦争は、人類最悪最大の人災です。このような悲劇を、世界中どこでも起こしてはならないのです。
ですから、日本は、武力行使で紛争解決してはいけないと規定している憲法に違反し、戦争に通ずる
集団的自衛権を含む安保関連法案を、絶対廃案にするべきなのです。
孫や子供たちが戦争に巻き込まれないためにも。膨らむ防衛費を福祉などにまわすためにも。