平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い1010 クセモノ、「全会一致」

2017-12-30 11:00:16 | 日記
     平和への希い1010 戦後73年  
   クセモノ、「全会一致」  2017.12.30.
28日、相撲協会は、臨時理事会を開き、貴乃花親方の理事解任を「評議会」に提案することを、「全会一致」
で決めた。
貴乃花理事は、巡業部長でありながら巡業中の暴行事件を報告せず、協会の調査に協力しなかったことなどが、
理事解任の理由らしい。
「全会一致」と言うのは、なかなかクセモノなのです。
褒賞や祝い事などで、全会一致は問題になることは殆どないのですが、「罪を裁く」場合の「全会一致」
は、クセモノなのです。

昔、「12人の怒れる男」という映画を見て、12人の裁判員の中には、犯罪の事実関係よりも、世論や大勢に
流されてしまう人が多い中で、一人が犯罪の事実関係に疑問を抱き、理詰めで裁判員に事実を理解してもらい、
一転、「無罪」となったストーリーに感動し、出来うる限り「事実」を探求し、「事実」に基づく判断・行動が
大事と、仕事でも心掛けるキッカケになった。完全に事実探求は難しいが「出来うる限り」です。
今回の、暴行事件の「事実関係」は、当事者間の話に、若干ニュワンスの違いがあるけれど、番付上位の力士が
下位の力士に対し、礼儀作法を教えるという大義名分のもと、暴力をふるい、裂傷を負わせた、しかも酒の席で、
という事実は明らかでしょう。

過去の「しごき虐殺」を思い起こさせる。体質は変わっていないなあと思います。
貴乃花理事に対する「解任」については、確かに組織人、それも理事と言う重い役職を担う立場の人としての
「責任未遂行」に対する罰則適用に見え、世論にも受け入れてもらえる筈、とタカをくくっているのです。

もし、警察という第三者が介入しなかったら、「全会一致」の皆さんは、「内輪で」納め、「教育暴力横行」で、
「反省無き相撲協会の旧弊の恥部」を、「絶対表沙汰にしなかった」と断言出来ます。

私は、貴乃花理事の手法には、チョッと行き過ぎも感じますが、その手法でしか、「協会の内向き志向」「旧弊
改革出来ない体質」をぶち破ることが出来なかったのだなあ、と貴乃花理事の強いお気持ちを感じます。
危機管理委員会や理事会は、「自浄できない」旧弊にしがみつく、どうしようない輩の集まりに見えます。
長い目で見れば、貴乃花理事は、相撲協会の大功労者になるかも知れません。
評議員の皆さまには、理事会の判断通り「全会一致」なんてことにならないことを願っています。
スポーツは、平和あってこそのスポーツ。旧弊温存体質の存続で、夢をぶち壊さないようにお願いしたい。

マスコミも、中途半端に世論を煽らないように。
ウォーキング中、お花屋さんなどで出会った花々です。

12月30日、「今日は何の日カレンダー」より
地下鉄開業の日、みその日(毎月)
▲足利義満、室町幕府の第3代将軍に(1368)▲山名氏清・満幸ら軍勢が幕府軍と戦い、敗戦(明徳の乱)(1391)
▲間宮林蔵が、幕府の命令で蝦夷地へ向け測量に出発(1811)▲国学者平田篤胤、禁書・江戸退去処分に(1840)
▲篠原勇作、漢字タイプライターを発明し専売特許を取得。縦打ち専用機(1907)▲ソビエト社会主義共和国
連邦成立(1922)▲ロックフェラー、東大図書館建設のため、300万円を寄贈 (1924)
▲わが国最初の地下鉄が上野~浅草間に開通。運賃10銭は当時のコーヒー1杯の値段と同じ(1927)
▲日劇地下に日本初のニュース・短編映画専門館が開場(1935)▲文部省、6・3・3制教育制度決定(1946)
▲コンビニ強盗を”勇気ある大学生”が追跡の末、刺殺される(1985)