平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い1240 コップの中での「憲法改正論議」

2018-08-19 11:16:42 | 日記
    平和への希い1240 戦後74年 
  コップの中での「憲法改正論議」  2018.8.19.

自民党総裁選を控えて、憲法改正が争点の1つになるようだ。憲法改正の焦点は、憲法9条。
憲法9条。
 第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力に
よる威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを
  認めない。

安倍氏は、9条2項を残し、自衛隊を明記する意向。
石破氏は、9条2項を削除し、自衛隊の目的・性格をより明確にするよう改正すべきとの意向。
両氏とも、
自衛隊が日本の独立、平和と安全、国民の生命と財産を守る上で不可欠
なので、憲法9条に盛り込むべきだということのようです
憲法9条改正論議は、「押し付け憲法だから」ということもあったが、あのイラク戦争で、自民党内で議論
が盛んになったように思う。
「大量破壊兵器を隠し持っている」と「ガセネタ」を作って、アメリカが仕掛けた「イラク戦争」で、
米軍から、当時、衆議院イラク人道復興など特別委員長だった、高村正彦さんは、
「同盟国の日本が軍隊を送って戦闘に参加しないのはおかしい」と言われたが、
「日本は憲法の制約があり、その憲法は、世界で最も改正しにくい。占領中に憲法をつくらせる場合、改正
しやすい憲法にすべきだ」旨の説明をして納得してもらったと
、日経「私の履歴書」で書いていた。
安倍首相が、憲法違反の「集団的自衛権」含む安保法を強引に成立させた背景には「イラク戦争」があった。
「集団的自衛権」で、同盟国が攻撃されたら日本が攻撃されたと見て、一緒に戦闘に加われるのです。
が、憲法9条で、交戦権を禁止しているのです。憲法9条がある限り、「集団的自衛権」を行使できない。

今回の、自民党内のコップの中での憲法9条改正論議は、まず、自衛隊を「国の独立と安全を守る戦力」と
いうことを明確にし、なし崩し的に、「防衛のための交戦」は認める方向に持って行く。
「国の独立と安全を守る」という大義名分のもと、「集団的自衛権」を行使できるようにする、という
深慮遠謀論議のように思えます。

高村さんが、おっしゃった、「世界で最も改正しにくい憲法」だからこそ、73年、戦争に巻き込まれること
無く、平和を守れたのです。

世界のすべての国が、憲法9条を掲げて欲しいと考える所以です。
ウォーキング中に出会った花々です。

8月19日「今日は何の日カレンダー」より
俳句の日、バイクの日(総務庁)、クラシック音楽の日(1990)、トークの日(NTT) (毎月)
▲コンデンス・ミルク登場(1856)▲榎本武揚、幕府の艦船8隻を率いて品川を脱走(1868)
▲ドイツ飛行船ツェッペリン伯号が霞ヶ浦に着陸(1929)▲夏の甲子園大会準決勝、両チーム無得点のまま
試合は延長25回に。25回裏、中京商が初の得点をあげ、サヨナラ。4時間55分(1933)
▲佐藤首相、首相として戦後初めて沖縄を訪問(1965)▲新宿駅西口で停車中のバスに火のついた新聞紙と
ガソリンが投げ込まれ6人死亡(1980)