平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

 平和への希い2102 核禁止条約発効  

2021-01-22 11:21:45 | 日記

今日、2021年1月22日は、「核禁止条約」が発効する、記念すべき日
4年前の1917年7月、オーストリアやメキシコなどが主導して、国連で採択された「核兵器禁止条約」。
国連で採択された条約は、50カ国以上の国が、それぞれの国の国会で条約の同意決議がなされ、条約に対する
国家の最終的な同意確定を表すために条約に調印(批准)しないと、発効しない。
昨年10月、中米のホンジュラスが、国会で「核禁止条約」に対する同意決議し、50カ国目の批准国になった。
今日批准が有効となり、「核禁止条約」が発効。
「核禁止条約」は、核兵器完全廃絶を目指す条約
2017年のノーベル平和賞は、「核兵器禁止条約」が国連で採択されるために活動した、国際 NGO「核兵器
廃絶国際キャンペーン(ICAN)」が受賞。
今日の国会で、菅総理は、公明党山口議員の質問に対して、
「日本は、国連の軍縮を審議する第一委員会で、「核兵器廃絶決議」主導して、核保有国と非保有国の橋渡しを
果たし、核廃絶に向け、努力する」と、これまでの政府の、核廃絶に結び付かない「空念仏」を繰りかえすのみ

「核兵器廃絶決議」は毎年、国連で採択されてはいるが、年年賛同する国が減っていて、「核兵器禁止条約」に
賛同している国々は、日本の「空念仏みたいな『核兵器廃絶決議』」を信用していない。
「核兵器廃絶」を究極の目的としているのは、「核兵器廃絶決議」も「核兵器禁止条約」も同じだが、
どちらが、核廃絶に結び付くために、現実的な効果があるか、なのだ

「核兵器禁止条約」は、先ず、「世界に散在している13000発もの核兵器を使わないことにしましょう」
ということから出発、条約は、核兵器の開発や生産、使用、保有に加え、「核兵器を使うぞ、と脅かすこと」
も禁止する内容なのだ

「核兵器廃絶決議」は、実現への具体的な実行方策も、制約もなく、自己満足みたいな決議「空念仏」なのだ
北朝鮮は、「日本を8発の水爆で沈没させる」と、威嚇したことがあった。
「核禁兵器止条約」は、この「脅し」も禁じている。
核兵器が飛び交う戦争になったら、交戦国ばかりではなく、人類や、地球上のあらゆる生物が滅亡する。
それなのに、今、人類を7回も滅亡出来る核兵器1万3千発が、米中ロ中心に、世界にあるのだ

「核禁兵器止条約」は、使えない「核兵器」を持っていても意味ない、使えないものを作ってもしょうがない、
ということを、世界の国に迫っている条約なのだ

唯一の被爆国日本は、「核廃絶」を実現させるために、世界に向けて、説得できる唯一の国なのだ。
世界の全ての国が、「核禁兵器止条約」を批准すれば、核兵器は無くなるのだ。
日本が率先して「核禁兵器止条約」を批准し、世界に訴え、全ての国に批准させてこそ、唯一の被爆国日本
の責任を果たせるのだ。「核兵器廃絶決議」という「空念仏」から方向転換するべきだ

ウォーキング中に出会った花と雲。

1月22日、「今日は何の日カレンダー」より 飛行船の日、夫婦の日(毎月)
▲白河上皇、熊野三山へ行幸(1090)▲東京初の電灯が鹿鳴館でともる(電灯営業のはじめ)(1887)
▲徴兵令が改正される(徴兵猶予の廃止など)(1889)▲アメリカがパナマ運河地帯の租借権獲得(1903)▲ペテル
ブルグで「血の日曜日事件」勃発(1905)▲シーメンス事件(海軍収賄事件)(1914)▲初めての国産飛行船、
誕生(1916)▲日本プロレタリア美術家同盟が結成(1929)▲貴族院守衛に女性を採用(1938)▲オジロワシ、
天然記念物に(1970)▲婦女暴行殺人犯人の大久保清(41)の死刑執行(1976)▲サハロフ博士、流刑に(1980)
▲社会党がマルクス・レーニン主義から社会民主主義に転換(1986)▲東京・上野のJR御徒町駅ガード下
の道路陥没。東北新幹線の工事中(1990) ▲横綱曙引退(2001) ▲三島女子短大生焼殺事件(2002)▲米・
宇宙探査機「パイオニア10号」との通信途絶(2003)▲イラクの国旗からバアス党のスローガンを表す
3つの星削除(2008)▲核兵器禁止条約が発効(2021)