平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い2254 日本人、抹殺の危機 

2021-06-23 10:35:27 | 日記

76年前の1945年6月23日は、日米両軍と民間人を合わせて20万人の死者を出した沖縄戦が、
終結した日。沖縄県民の4人に1人が亡くなった。
沖縄は、76年目の「慰霊の日」を迎えた。
沖縄戦を制した米軍は、「ダウンフォール(全滅、殲滅)作戦」で、東京陥落を目指し、日本各地へ上陸、
日本人を殲滅する計画を立てた。
一方、軍部は、「1億玉砕」と、長野県の山の中に穴を掘り、ゲリラ戦で対抗しようとしていた。
米軍は、原爆や先鋭兵器での「殲滅」作戦、方や、日本軍部は、竹やりでの「玉砕」作戦。
殲滅も、玉砕も、日本本土から「日本人」が抹殺されるという、危機だった

日本軍部は、日本人全死を覚悟。米軍としても、膨大な犠牲は払わなくてはならない。
1945年8月15日、天皇の「無条件降伏」宣言で、殲滅作戦も玉砕作戦も無くなった。
戦争という、動き出したら止まらない殺戮戦。
勝っても負けても、数百万の犠牲者を出す。国が、守るべき国民を犠牲にするのだ。
勝ったからって、「良かった」と言えるのだろうか

62年前の、1960年6月23日は、安倍前総理のお爺ちゃん岸信介総理が、日米安保条約に調印。
岸信介の孫、安倍晋三は、憲法9条違反の「集団的自衛権」を含む新安保法を成立させ、国民を戦争に
駆り出す道筋を作りだした。
岸信介は、太平洋戦争を始めた東条英機内閣の閣僚。A級戦犯で、国民に謝罪していない。
昨年の今頃、官房長官だった、菅総理は、記者会見で、
「日米安保体制は、わが国の、外交と安全保障の基軸であり続け、日米同盟は、今や、わが国だけでなく
インド太平洋地域、さらに国際社会の平和と安定の礎の役割を果たしている」と。
えっ?「日米同盟?」。いつの間にか、日米軍事同盟になっている

憲法9条では、軍隊を持たない、武力で紛争解決しない、政府が起こす戦争を認めない、となっているのに
アメリカから、大量の武器を買っているのだ。この武器が使われる大戦争になったら、日本人の抹殺どころか
人類自らの手で、地球上から、人類を抹殺するのだ。
沖縄の76年目になる「慰霊の日」を、「世界から、無益でバカバカしい戦争を無くす日」として、
日本は、国連を舞台に、世界に訴え、平和実現の旗手にならなければならない

ウォーキング中に出会った花。

6月23日「今日は何の日カレンダー」より 沖縄慰霊の日、オリンピックデー、ふみの日(毎月)▲タイプ
ライター誕生。最初はクルミ製。ピアノに似ており、キーが二列並びで大文字のみ(1868)▲北海道屯田兵制度
を設ける(1874)▲国際オリンピック委員会(IOC)パリで創立。創始者はフランスの体育家 クーベルタン
男爵(1894)▲夏目漱石教職を辞、朝日に「虞美人草」連載開始(1907)▲洞爺湖南岸で噴火、昭和新山誕生(1944)
▲80日にも及んだ沖縄戦が終結。犠牲者およそ20万人。この日、第32軍の牛島満司令官、長勇参謀長が自決
(1945)▲新安保条約批准書交換(1960)▲英ポンド、変動相場制に移行(1972)▲東北新幹線、大宮~盛岡間開業
(1982)▲海部首相、首相初、沖縄戦没者追悼式に出席(1990) ▲英、国民投票で、EU離脱派勝利(2016)