8月1日、米・バイデン大統領は、米軍特殊部隊が、国際テロ組織アルカイダの最高指導者ザワヒリ容疑者を
殺害したと発表した。
米国は、米国の安全を脅かすテロリストを、どこに隠れていても、必ず退治する能力があることを強調し、
「世界はより平和になった」と、演説した。
2001年9月11日、アメリカで起きた、同時多発テロで、2977人の命を奪った、ニックキ、テロ集団
アルカイダの首謀者の一人として、今回のザワヒリ容疑者を暗殺した、ようだ。
2011年には、米軍特殊部隊が、当時のアルカイダ最高指導者ウサマ・ビンラディンを暗殺している。
テロリストの、暴力による無差別殺人は、決して許されるものではないが、その暴力を治めるために、強大な
暴力を使ったことで、「世界はより平和になった」と言えるだろうか。
今回の暗殺は、テロ集団が、「ウラミ」を一層強くして、更なる過激テロになる危険の方が大きくなった、
とても、「世界はより平和になった」なんて、ノウテンキなことを言っている場合ではないのです。
「暗殺のウラミ」は、世界にバラ撒かれているテロ集団の、テロ暴発の口実となり、テロの脅威を高めるのです。
戦闘と言う暴力で、相手をやっつけて、相手は「納得」して従順に「負け」を認めて全面降伏するだろうか?
「ヤラレたらやり返す」米国流方式は、「目には目を、歯には歯を」の無益な泥沼戦、ウラミのスパイラルに
なるだけなのです。
力上位の、アメリカが、力に任せて、屈服させようとしても、草の根テロは、モグラタタキのように、テロは
無くならず、武力で抑えよとすればするほど、テロが過激になるだけです。
如何にも、無謀で、話し合う価値がない相手ではないかも知れないけれど、話し合って「納得づく」の解決では
ない限り、「暗殺」で失ったことによる「ウラミ」は、膨らむのです。
話し合う価値がない相手と決めてかからず、世界の宗教家など、テロ集団に影響力ある人達の力を借りて、
何とか、「話し合いの土俵」に引っ張り上げて、話し合って「納得づく」の解決を図らない限り、テロは
無くならないのです。
世界の政治家は、国連を舞台に、「納得づく」で、テロ集団と停戦するしか、世界から「テロ禍」を無くすこと
が出来ないことを、肝に銘ずる必要があるのです。
ウォーキング中に出会った花。
8月7日「今日は何の日カレンダー」より 立秋、鼻の日、花の日、バナナの日、仙台七夕
▲江戸火消し、誕生(1720)▲厚岸にやってきたロシア使節の要求を松前藩が拒否(1779)▲ブルボン家に代わり、
オルレアン家のルイ・フィリップが王座に。「30年憲章」のもと立憲君主制に(1830)▲非戦論のはじまり
(1900)▲神宮プールで第1回日米対抗水泳競技大会開催(1931)▲ガダルカナルの戦闘はじまる(1942)
▲東京通信工業(現・ソニー)が初のトランジスタラジオ発売(1955)▲有珠山噴火(1977)▲熟年のオリンピッ
ク第1回マスターズ・ ゲームズの世界大会開幕(1985)▲毛利さんら3人が日本人初の宇宙飛行士候補に。
毛利さんの飛行は1992年(1985)▲第10回国際エイズ会議が横浜で開催(1994) ▲多摩川にアゴヒゲアザラシ
「タマちゃん」(2002)▲北京でのサッカーアジア大会で日本が中国破り優勝、観客が反日騒動(2004)
▲兵庫・丹波市でティタノサウルスの全身化石発見、丹波竜と命名(2006)▲台風8号台湾で死者数百名の
被害(2009)▲イチロー日米通算3000本安打達成(2016)