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2024 6/7の拝観報告3 最終(西尾八つ橋の里)

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写真は、

聖護院門跡を出て、打ち合わせの件があったのですがちょっと時間がありました。
そこで15:00にごろにやって来たのが、久しぶりの西尾八つ橋の里です。
やって来てから知ったのですが、こちらは15:30ラストオーダー。
この日は平日の15:00。
僕以外誰もいませんw
内部の無人写真、撮り放題でした。
週末はお客さんがおられてなかなか成就していなかったのですが、やっといけました。

      
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写真は、宇治金時 1,080円。

そして注文は宇治金時。
この日は結構気温が上昇して、15時ごろは30度近かったのではないでしょうか。
今年初のかき氷。
練乳、白玉にあんこもあったので、味変しながら戴きました。

15:30 頃にこちらを出て、打ち合わせへ。
この日はそれ終わりで帰宅しました。  

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2024 6/7の拝観報告2(聖護院門跡 一夜御殿 神変大菩薩報恩大会 後編 報恩席)

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写真は、報恩席の一夜御殿。

書院を出て、裏側の廊下から御殿荘の方に戻ります。
拝服席が13:50に終わり報恩席が14:20からだったので、その間に点心を戴くことにしました。
中御殿の広間が開放されており、こちらで戴けました。
もう時間も遅かったので、ガラガラでしたw

     
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写真は、点心の鳴海餅本店の赤飯弁当。

戴いたお弁当は鳴海総本店の赤飯弁当。
事前予約で10個以上からの注文なので、なかなか個人で買うのは難しそう。
でも結構美味しかったですね。
赤飯でおかずも詰まっているので、最初に渡されて鞄のなかで横を向いていたりもしましたが、偏っていないのも優秀ですw
こちらでアマ会のあいるさんにもお会いして、少しお話しできてよかったです。

さて食後は御殿荘の待合へ。
14:20からは庭伝いで一夜御殿の報恩席へ。
御殿荘の一夜御殿(学問所)は10名以上を集めて食事をすれば拝見出来るので過去に2回ほどしましたが、もう集めるのもタイヘンw
今回こちらがあったのも動機の1つでした。
もう1つの動機は前回掲載の写真そのものですねw

こちらも30数名の大寄せ。
10畳間なので、座敷と縁の2重の席になっていました。
床の間には役行者神変大菩薩図。
この日の法要に合わせてですね。
また古備前の花入れもよかったです。
こちらの部屋はクーラーがないので、この日ぐらいの気温なら窓を開ければ過ごせましたが、夏はダメでしょうねw

14:55頃に終了。
宸殿では採灯大護摩供が始まろうとしていましたが、僕は次の用事もあったのでこちらを出ました。

ちなみにこの法要は毎年6/7なので、来年は土曜日です。

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2024 6/7の拝観報告1(聖護院門跡 書院 神変大菩薩報恩大会 前編 拝服席)

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写真は、拝服席の書院。

金曜日です。
この日は午前中は仕事で、午後から有休です。
1日休めればいいんですが、行きたい物件が多いので半休で使っていかないと有休数が足りそうにないのでw

12:45頃にやって来たのが、聖護院門跡です。
この日は神変大菩薩報恩大会の呈茶席がありました。
何度か速水流のお茶会に参加していたら、案内が来るようになりました。
この日は拝服席+報恩席+点心で4,500円でした。
お茶券は速水流さんから事前に購入しています。

現地に着くと聖護院の拝観する方ではなく、御殿荘の方の入口からでした。
それも宿泊側ではなく「光淳」の扁額のある方から。

受付をしたら、すぐに点心のお弁当を渡されましたw
そして拝服席と報恩席の席札を確保します。
拝服席は書院で13:15からの4席目、報恩席は余裕をみて14:20からの6席目にしました。

書院は拝観で行ったことがありますが、宸殿から直行した正面に8畳の茶室があるんですね。
今回はそちらが待合でした。
特別公開でも公開していないと思います。

13:15に席入り。
書院の広間2つを使うので、40名弱の超大寄せ。
13:00から宸殿で法華懺法講が始まったので、終始法要が聞こえていました。
床の間には光格天皇の弟、盈仁(えいにん)法親王の「曄 」。
こちらの門跡になられています。
また2代目乾山の窯が聖護院にあったので、茶碗や水指なども2代目乾山でした。
いずれも聖護院のものだそうです。
そしてお菓子は川端道喜の「青梅」。
速水流はいつも川端道喜のお菓子ですね。

13:50頃に終了し、次の席へと向かいました。

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金戒光明寺 蓮池院

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写真は、表門(左)と本堂。

蓮池院(れんちいん)は金戒光明寺の境内塔頭で、源氏側の武士 熊谷直実(くまがいなおざね)によって開かれました。

金戒光明寺の表門をくぐり真っすぐに進むと、やがて左手に大きな山門が見えてきます。
これをくぐった正面に石段がありますがこれを登らず、右手へ道を進みます。
やがて道は坂になり、道なりに左へ。
すると右手に蓮池が出てくるので、この石橋を渡ります。
石橋を渡って右手に蓮池院の本堂と表門があります。

源平合戦に源氏側で参加した熊谷直実は一ノ谷の合戦で16歳の平敦盛を討つこととなり、世の無常を感じ出家します。
この辺りは歌舞伎でも演じられています。
法然上人の弟子となり隠棲した蒲生庵が蓮池院の前身です。
江戸初期に春日の局が蓮生庵を「蓮池院熊谷堂」と改築して、蓮池院となります。

表門の右手に本堂があり、「熊谷堂」の扁額がかかっています。
通常特に公開はしておられませんが、毎年3月と10月に桂二豆さんがこちらで落語会をされます。
日程は桂二豆さんのSNSでご確認下さい。
15:30から受付開始で、表門から庫裏に入ります。
玄関で受付をします。
1人1,000円です。
玄関から上がり、書院を経て右手の本堂へ。

本堂の手前半分が高座になっており、奥半分は内陣ですが幕で仕切られています。
落語は16:00開演。
まずは二豆さんが1席。
次に兄弟弟子さんなどのゲストが1席。
最後に再び二豆さんが1席を休憩なしで連続でされます。
約1時間30分で終了です。

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金戒光明寺 西住院

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写真は、表門と枝垂れ桜。

西住院(さいじゅういん)は金戒光明寺の塔頭で、一時期谷崎潤一郎が滞在していたことがあり、枝垂れ桜もきれいです。

アクセス
金戒光明寺の三門を抜けると正面に御影堂に向かう石段がありますが、
それを上らず左手に進みます。
約70m進んだ右手に西住院の表門があります。

通常公開はしておられませんが、2024/4/12(金) 17:30〜20:00、4/13(土) 14:00〜17:00に中庭の枝垂れ桜を公開されました。

表門の右手に大きな枝垂れ桜が塀を越えて伸びています。
表門を入ると正面に本堂、左手奥に庫裏の玄関があり、ここから入ります。
庫裏から入り奥に進むと書院があり、書院の裏庭に大きな枝垂れ桜があります。
書院は4間構造で、書院の廊下の奥に網代の扉があります。
この部屋に大正14年7月~9月まで谷崎潤一郎が滞在していました。
ここから病気の濱本浩を見舞い、鹿ケ谷の和辻哲郎を訪ねたそうですが、お部屋は現在すっかりリノベーションされているそうです。

書院の表庭は表門の右横になり、大きさ枝垂れ桜はここから出ています。
またこの枝垂れ桜の横には大きな十三重石塔があります。

書院の右手に進むと本堂があります。
内陣中央には本尊の阿弥陀如来像がお祀りされており、外陣の格天井には各種家紋が描かれていました。

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金戒光明寺 瑞泉院

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写真は、本堂から書院への廊下と中庭。

瑞泉院(ずいせんいん)は金戒光明寺の塔頭で、徳山藩を再興した奈古屋 里人(なごや さとんど)の墓所があります。

アクセス
金戒光明寺の三門を抜けると正面に御影堂に向かう石段がありますが、
それを上らず左手に進みます。
約40m進んだ右手に瑞泉院の表門があります。

通常公開はしておられませんが、桜ともみじの季節に書院でお弁当を戴けます。
詳細はインスタに掲載されます。

表門を入ると枯山水の前庭があり、玄関に入ります。
左手からあがると書院になります。
書院は田の字状に8畳間が4つあり、床の間のある右手奥の間の2面の襖絵は裏表で四季の花鳥図です。
こちらの書院で半月弁当を戴きました。
書院の左手は表の道側で、書院との間に苔のあるお庭があり、三門が借景のようになっています。

お願いすると本堂にお参りもできました。
書院の奥の廊下を右クランクに進むと中庭があり、秋は紅葉がきれいだそうです。
本堂の内陣には中央に半跏の阿弥陀如来像、右手には阿弥陀如来坐像、左手には阿弥陀如来立像がお祀りされており、内陣の天井は花天井でした。

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金戒光明寺9 金光院

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写真は、表門。

金光院は金戒光明寺の塔頭で、6月にはホタルの観賞会、夏にはかき氷の販売を行っておられます。

アクセス
金戒光明寺の表門から真っ直ぐに進むと、やがて左手の階段の上に大きな山門が見えます。
この階段を登らずに直進すると、左手に登っていく坂があります。
この坂を少し登り切った右手に、金光院の表門があります。

 金光院は1558年創建され、尼子家臣の山中鹿介と亀井茲矩(これのり)の墓があるそうです。

表門を入ると前庭があり、右手に庫裏の玄関があります。
夏はここでかき氷を頂けます。
テントや折りたたみイスを用意しておられ、雨でなければ14時頃から始められます。
抹茶やきな粉の和ものから、いちごやレモンなどのフルーツ系ももちろんあり、1杯500円です。
ぶどうを頂きましたが、氷も柔らかく美味しかったです。
詳細はインスタグラムを参照してください。

玄関では御朱印をされており、500円でたくさん種類があります。
御朱印を頂くときに本堂にお参りもさせて頂けます。

玄関を入り左手から多くに進みます。
すると右手に本堂の前庭がL字にあり、左手が内陣です。
本堂内陣には御本尊の阿弥陀如来像がお祀りされています。

6月の20時からはこのお庭でホタルを200円で鑑賞できます。
お庭に降ります。
L字のちょうど角のなっている茂みの奥に池があります。
この池を中心にたくさんのホタルが飛んでいて、非常にきれいでした。

宿坊
2024/12/6~12/10に事前予約で宿坊の見学が出来ました。
1グループ1時間3,000円でした。
表門を入ってそのまままっすぐ突き当りの唐門の左手から入ります。
すると右手に庭園が拡がり、その右手に宿坊の部屋があります。
本堂の奥に当たります。
縁を経て9畳ほどの部屋があります。
その間には組子の扉が横に3枚あります。
色が濃い部分がまちまちにありますが、閉めて3つ重ねると猪の目になります。
部屋には床の間もあり、奥にきれいなバスとトイレもあります。

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2024 5/3の拝観報告3(吉田寮 食堂 KG+)

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写真は、旧食堂(左)と現棟(右)。

イカヅチうどんを出て、今出川通を西へ向かいます。
百万遍で南下して、11:45頃にやって来たのが京大の吉田寮です。

今回はこちらの食堂で開催のKG+にやってきました。
なかなか吉田寮に入れる機会もないので、是非見ておきたいところですw

東大路通から吉田寮に入ってまっすぐに進みます。
突き当り左手が食堂で、ここが受付。
案内があまりないので、ちょっと分かりにかったです。
食堂と言っても元食堂で、今は食堂ではないそうです。
中はすごいですね~~カオス。
中央だけは展示用に開けられていますが、それよりも外側のカオスに気が取られますw

食堂を抜けて、寮内の廊下へ。
廊下にもいろいろな写真がありますが、こちらもそれよりも背景の日常風景の方が強烈w
普通に寮生が生活していますし、廊下のこたつに整然と普段通り座っている寮生もいます。

雰囲気に圧倒されつつ、12:05頃にこちらを出て帰宅しました。

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2024 5/3の拝観報告1(百万遍知恩寺 瑞林院 KG+)

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写真は、方丈から庫裏。

GW後半4連休の初日です。
この日は午後から妻の御接待ですが、午前中は少し出かけます。

自転車で10:00頃に自宅を出て10:20頃にやって来たのが、百万遍知恩寺瑞林院です。
kyotographieのKG+の写真展示がこちらでありました。

庫裏から入り、方丈の手前の2間が展示会場でした。
写真は撮影者の女性が、2002年にルーマニアやドイツなどの東欧に1か月間滞在された時のものでした。

田舎町の風景、夜の町、人々の表情など。
なにかね、時間の流れがゆっくりな雰囲気がしましたね。
日々仕事に追われている我々の日常とは全く違うような。
うらやましいような、その世界に行くのがコワイ(戻ってきたときのギャップに)ような。

白黒で時間と場所の一部だけを切り取っているので、その背景を勝手に想像していました。
もしかしたら撮り手もそのような意図だったのかもしれません。

なかなか面白かったです。
10:45頃にこちらを出て、次へと向かいました。

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2024 4/13の拝観報告6 最終(金戒光明寺 西住院 しだれ桜公開)

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写真は、中庭の枝垂れ桜。

長講堂を出て、烏丸通→丸太町通→岡崎道と進み、15:45頃にやって来たのが金戒光明寺です。
この日は14:00~17:00まで、西住院で初めての中庭のしだれ桜の公開がありました。
先日の瑞泉院の2軒西側にあります。

Kiさんと事前に情報交換をしていたら、大覚寺 華道祭、長講堂 後白河法皇忌(14:00~15:30)、金戒光明寺 西住院(14:00~17:00)に行きたいと意見が一致しました。
時間的にもルートは大覚寺 華道祭→14:00長講堂→西住院の1択だろうと。
でもランチの時間なども考慮すると「車移動以外ない」というのが僕の意見だったので、丸1日同行されることとなりました。

西住院は表門の脇にもしだれ桜があり、こちらもきれいに咲いていました。
そして庫裏から中に入り、記帳しました。
芳名帳を見ているとアマ会の方々のお名前も散見されましたねw

そして時計回りにお堂内を進み書院へ。
書院の桜はピークを過ぎてはいましたが、まだまだきれいでした。
他にはもう1名しかおられなかったので、結構自由に写真が撮れました。
また本堂内にもお参り出来ました。
外陣尾の格天井にはいろいろな家紋が彫られていましたね。

また前述の表側のしだれ桜のあるお庭にはデッカイ十三重石塔がありました。
そうこうしているとfrippertronicusさんも来られました。

16:20頃にこちらを出て、frippertronicusさんも一緒に駅までお送りし、この日は帰宅しました。

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2024 4/11の拝観報告5(京大 湯川記念館)

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写真は、外観

高島屋の駐車場に戻ります。
2時間45分ほどだったので、無料で済みましたw

そして河原町通→丸太町通→東大路通と進み、吉田神社の北側のコインパーキングに駐車します。

14:50頃にやって来たのが、京大北部構内にある基礎物理学研究所 (湯川記念館)です。
こちらは事前に予約しておくと、平日なら内部を見学出来ます。
ただネット予約サイトが非常に探しにくいですw
自動ドアはロックがかかっているので、インターホンを押すと出てきてくれます。
正面右手奥が湯川記念館。
湯川博士の所長室が今は展示室になっています。
研究所の方がおっしゃるには、参観者は物理関係の方が大半で一般はほとんどいないそうです。
廊下の左右にパネル展示や蔵書などの展示。
突き当りに秘書室を経て、所長室があります。
所長室には当時湯川博士が使われていた机や本、黒板なども残っています。

15:15頃にこちらを出て、旧演習林事務所を見ました。

     
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写真は、旧演習林事務所の枝垂れ桜。

すると表門が開いており、奥の桜が満開でした。
再びコインパーキングに戻りました。

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2024 4/6の拝観報告4(源鳳院 雛人形展)

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写真は、大書院。

興聖寺を出て、堀川通→丸太町通と進み、岡崎まで来ました。
13:10にやって来たのが源鳳院です。
桜の時期に雛人形展を開催されていました。
呈茶付きで2,000円でした。

こちらのお庭の中央に大きな紅枝垂れ桜があります。
今回はまだ5分咲きぐらいでした。
昔(洛陽荘時代)の写真と比べると、格段にお庭がスッキリしましたね。

大書院の雛人形も拝見しましたが、僕の滞在時間は他に誰も来なかったのでゆっくり拝見出来ました。
また大書院の奥にはラウンジのような個室もあるのを今回初めて知りました。

春と秋ぐらいには展示会をしておられるので、また来ようと思います。

お茶と生菓子も戴いて、13:50頃にこちらを出ました。

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2024 3/31ランチ報告2(金戒光明寺 瑞泉院 桜弁当)

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写真は、食事会場の書院。

渉成園を出て、烏丸通を北上。
丸太町通を東に進み11:10にやって来たのが、金戒光明寺
この日から塔頭の瑞泉院で桜弁当が戴ける企画がありました。
塔頭探索は大好きなので、こういうのには引き寄せられますw
開催日は3/31(日)、4/2(火)~4/5(金)。
4/6と4/7は桜の状況次第ということでしたが、もう恐らく開催されるでしょうね。
でも当初の予定では土日は3/31しかありませんでしたので、行くしかない訳ですw

玄関から入って正面の書院で戴きます。
書院には四季の花鳥図の襖絵や、三門借景のお庭があります。

        
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写真は、桜弁当 2,500円。

お弁当はこんな感じ。
デザートも付いていました。
ヘルシーな感じで、サラッと戴けました。
美味しかったです。

そして食後にお願いしたら、奥の本堂にお参りも出来ました。
内陣が面白くて、阿弥陀如来像が三躯お祀りされてますが、それぞれ半跏像、坐像、立像なんですよね。

お参りもさせて頂き、12:00頃にこちらを出ました。
ここまでは後から決まった日程でした。
これから本来予定していたエリアに向かいます。

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京都大学 北部構内

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写真は、旧演習林事務所の外観。

北部構内は今出川通から北側のエリアで、農学部と理学部およびそれらの付属施設があります。

北白川のバス停で下車し、約60m西に進みます。
すると右手に道の両側に木立のある道があるので、これを進みます。
この奥に農学部正門があります。

 農学部正門
農学部正門は1924(大正13)年に森田慶一の設計で作られ、国の登録有形文化財です。
柱は六角形で日本瓦を葺き。
左手の通用口は尖頭アーチ、左には門衛所が付属しています。

正門をまっすぐに約100m進んだ右手に基礎物理学研究所(湯川記念館)があります。

1952(昭和27)年に森田慶一の設計で、1949年の湯川秀樹教授によるノーベル賞受賞を記念して建てられました。
外観は矩形の石張りで、窓の上方にはV字の意匠が観られる。

中には湯川教授が使用していた旧所長室「湯川記念室」があり、予約サイトから事前予約すれば見学出来ます。
玄関はオートロックなので、インターフォンを押すと明けに出てこられます。
正面右奥の廊下の左右に湯川博士の来歴や資料が展示されています。
廊下の突き当りが記念室です。
入るとまずは秘書室です。
こちらにも蔵書や湯川博士の写真が飾られています。
右手に所長室があります。
湯川博士が実際に使用していた机、椅子や書棚があり、当時使われていた黒板も残っていました。

基礎物理学研究所(湯川記念館)に向かって左手後方に、旧演習林事務室があります。

旧演習林事務室
1931(昭和6)年に大倉三郎の設計により建てられ、国の登録有形文化財です。
通常外の門は閉まっていますが、恐らく使用なのでしょう開いている時があり、外周までは入れます。
スペイン瓦を葺いたバンガロー風の建物で、平成22年度に耐震補強工事および内装修繕工事を行っています。
コの字型に建っており外周のベランダを歩くと、背後に中央にある中庭が見えてきます。
廊下の柱の面取りした部分にも細かな意匠が施されています。

正門からの道をさらに約40m歩き、右折します。
左手にグラウンドを観ながら約150m歩くと東門があり、白川疎水に出ます。
ここを右手に進みます。
約190m歩いた2つ目の左手にある橋で白川疎水を渡り、さらに約100m進んだ左手前方に東アジア人文情報学研究センター(人文科学研究所)があります。

東アジア人文情報学研究センター(人文科学研究所)
1930(昭和5)年に武田五一の指導下で東畑謙三が初めて作っており、国の登録有形文化財です。
もともとは外務省東方文化学院京都研究所でしたが、1949年に京都大学の施設になりました。
様式はロマネスクを基調にしており、屋根瓦の形はスパニッシュ瓦。
釉薬をかけず色はいぶし銀で和瓦に似せています。
右手の棟が閲覧室で上には塔屋があります。
左手の棟は書庫で、南面には日時計があります。
それらの手前には車寄せがあり、イスラムの教会のような雰囲気です。

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美濃吉本店 竹茂楼

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写真は、合掌館(旧館)の廊下。

美濃吉 竹茂楼は岡崎の南側にある京懐石 美濃吉の本店です。

アクセス
地下鉄東西線の東山駅で下車し、1番出口から地上に出ます。
地上に出たら左へ。
約150mで神宮道との交差点になり、ここを左折します。
約80m進み、阿含宗の関西本部を過ぎた角を右折します。
細い道を約150m進んだ交差点の右先の角に、大きな門構えの竹茂楼があります。

美濃吉は、江戸時代八代将軍吉宗の頃に京都で腰掛茶屋を開いたことに始りと云われています。
美濃吉は他にもたくさん店舗があり、京都市内では京都駅のグランヴィア、四条河原町、四条烏丸、京都駅前の新阪急ホテルにもあります。

本店の表門を入ると、右カーブのスロープがあり玄関です。
建物は表側にある数寄屋造の本館と、その奥に隣接する合掌造の合掌館(旧館)からなります。

お食事はランチなら7,700円の昼懐石から11,000円、13,200円、16,500円の懐石が、夜は16,500円、22,000円、27,500円と33,000円の4つがあります。

玄関を入ると真っすぐに廊下があり、その右手にお部屋が並びます。
数寄屋館は平成4年、今里隆氏の設計で造られました。
1階に7部屋、2階に5部屋あり、当日は8畳の桜重の間でした。

お部屋の外には敷石に砂紋が描かれ、奥には竹林。
竹林の間には小川が左右に流れていました。

お食事を終えると、奥の合掌館を見学させて下さいます。
合掌館は敷地の奥にあるので、廊下をそのまま奥に進みます。
数寄屋館を隣接して造ったので、そのまま合掌館になります。
合掌館は、昭和45年に富山県越中五箇山から移築しています。

1階は24畳の座敷と15畳の掘り込みの座敷があります。
廊下から見える梁の柱は太く、竹茂楼の扁額もあります。
2階は麻縄で編んだ力強い梁が並んでおり、多目的ホールになっていました。


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