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2022 10/29の拝観報告2(京都當道会 館内見学と琴演奏 府庁界隈まちかどミュージアム)
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写真は、外観。
護王神社を出て出水通へ。
12:30過ぎにやってきたのが、京都當道会(とうどうかい)です。
この日は13:00~こちらで府庁界隈まちかどミュージアムのイベントとして、館内見学と琴演奏がありました。
當道会とは古くは平安時代頃からあった目の不自由な人びとの組織の名称で、
それこそ平家物語の琵琶法師などがそうです。
そういう流れで琵琶や琴の演奏が付け継がれているようです。
13:00まで1階の広間で待たせて頂きました。
最終的に参加者は15名ほどだったでしょうか。
まずは1階で宝物を見ながら、當道会の歴史についてお話。
少なくとも室町時代にはもうしっかり組織化されており、当道職屋敷が東洞院仏光寺の辺りにあったそうです。
実家のそばなので、イメージが湧きます。
戦国時代も為政者に容認され保護されます。
その頃には盲人だけではなく、身体障害者全体を保護する受け皿になっていたようです。
しかし幕末を経て明治維新になると、新政府は「盲官廃止令」により当道制度を廃止。
当道職屋敷も廃止になったそうです。
じゃあその敷地はどうなったのか、気になったので調べたら・・・
その一部は番組小学校の豊園小学校(現 洛央小学校)になったそうです・・・
僕の小学校・・・ゴメンw
しかしすぐに今の地に集まり再集結されたそうですが、もちろん相当な苦労があったそうです。
宝物では「絹本著色 日吉山王本地仏曼荼羅図」と「絹本著色 日吉山王垂迹神曼荼羅図」があり、いずれも京都府指定有形文化財です。
当日あったのはレプリカのパネルでした。
鎌倉時代のものでボロボロになっていたのを修復し、来年京博で展示されるそうです。
そして2階に上がり、13:40頃から10分程度お琴の演奏を聴きました。
2階の広間は行事や昇級テストにも使われる舞台があり、後ろの板は古いお琴を分解したものでした。
再度1階に降りて、奥の部屋にある古い琵琶などを拝見し、14:20頃に終了。
なかなかチャンスがないと入りにくいところでしたが、當道会についてある程度知ることが出来ていい機会でした。
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