滋賀城郭 対談 行市山城 山崎丸

滋賀城郭　対談　行市山城　山崎丸

 

◆対談者

余呉賤ケ岳合戦の佐久間盛政の行市山

城が小規模に思えたのですが？羽柴方

秀吉側の陣城よの柴田方の行市山系の

陣城の規模が私の予想に反して小さい

様に感じました。行市山城の外郭陣地

も私に理解出くなかった。先生が行市

山全山に布陣遺構が要所要所に多数残

ると言われて？私は小さい砦と判断！

 

◆長谷川

秀吉方陣城は■■■と曲輪を複数用いる

複郭様式の陣城で行市山連山の陣城は

■ー■ー■―■ー■　陣城と陣営を連結

する全山要塞構造を採用しております。

各砦り曲輪間に存在する連結遺構を見る

事が賤ケ岳合戦行市山連山城塞群見学の

重要な城郭確認ポイントだと言えます。

ネックレスや数珠とは連結するヒモが

重要と言えます。これが行市山要塞軍

の連珠陣営の現実です織田軍北陸方面

の各将が全山要塞化させた生々しい砦

の連結の様子は城郭遺跡見学者や古戦

場見学を望む人々にとり大変魅力深い

全山を要塞化した日本築城史に稀有の

貴重な遺跡と言えます。

 

◆助言者

ただし参加される皆様が長谷川先生から

犬走、土塁、削平、堀切、竪堀など見学

の要領を傾聴される事をお勧めします。

 

◆長谷川

ブドウの実は小さいですが多数のブドウの

実の連結が葡萄の房「ふさ」を形成します

が行市山柴田佐久間勢の要塞軍は各陣それ

ぞれ個性的な特徴を放ち、まさに戦国城塞

群の城郭の宝石箱。またはラテン語で言う所

の「エルドラド」黄金郷にふさわしい魅力的

な余呉庄戦いの生々しい陣営の跡と言えます。

 

◆対談者

秀吉と佐久間の陣城の経営方針が根本的

に違っている様に私には強く感じました。

 

◆長谷川

▼羽柴秀吉の陣営

大手郊外型スパーの箱物戦略経営。

 

▼佐久間盛政の陣営

小店舗市街分散型のコンビニ方式。

 

両者の着想や方針は異なりますが

天正11年の陣城の現実を伝えてる。

 

◆一般様

きっちりと行市山山系に多数分散布陣

して全山を要塞化しようと言う柴田方

の防御態勢の現実を見学して実感した

事は行市山城塞群は攻撃型だから単郭

なのだと軽々しき論評は慎むべき事で

軽々しき論評と現実遺跡見学には矛盾

や解離が存在する事に注意すべきです。

 

解りやすい事はある意味素人の歓心を

獲得する為の作為が潜在している事に

冷静に社会観察していないと真実現実

の歴史現場の「城郭/布陣遺構」の本質

を見学認識、見謝る可能性があります。

 

◆長谷川

山に陣城を大名が構築した場合に

は土塁の外にある外郭を確認して

おく事が一歩進んだ古戦場見学の

奥義で慎重な見学要点になります。

将兵の将は土塁の中に兵は外郭の

陣小屋に駐屯したか見極める事！

戦いの為の陣城と戦場で野営する

為の陣小屋群は別々に設営される。

 

◆反論者

馬鹿な事を言うな土塁の中こそが

城郭じや！土塁の外の犬走など見

る必要などありやせん！関係無い！

 

◆対談者

随分以前のお話ですが「余呉城郭研究会」や

「米原城歩会」の見学特徴として犬走を城郭

の「基礎認識項目事項として常々採用してる。

私は小谷城山崎丸の見学において軽々しく先

廻りして山崎丸を足早に見学される人々達に

チョツト待って長谷川先生の山崎丸到着を常

に待って城郭見学の深奥そして深堀を学ぼう

と提案したら、私の言葉に聞く耳持たず脱兎

の如く山崎丸へ向かわれて残念に思いました。

城郭見学は急がば廻れです城跡見学の綱領は

やはりじっくり腰据え物事の本質を看破する

事で魅力的な遺跡遺構が次々に現れると人と

は心奪われてつい先急ぎし過ぎ城郭遺跡見学

の本質や根幹を見落とす事が発生するのです。

新快速の旅ではなく各駅停車の味わい深さ！

 

◆反論者

当たり前じやじやろうが何で長谷川如きの

解説に耳傾けにやならんのじゃワシが上だ！

 

◆対談者

あなたの城見学には驕り「驕慢」の心がある。

先を急ぎ城跡を駆け巡る事は拙速を必ず招く。

城の先生は城自体ですから城を見学しましよ。

城跡を走り廻る事は犬でも出来ます。貴方は

犬ではなく人間が造り出した城郭遺跡を冷静

に見学しようとする冷静な人間性を心掛けて！

城の学問は反省や考え直し反省から出発する！

非常に内省的で反省的繊細精神性の学問です！

山崎丸にも赤色写真が晴天の霹靂の如く現実を

映し出す、科学的な根拠が、存在するのです！

 

◆長谷川

そうですね！城郭見学はウサギより亀

が有利です。地を這うように亀の如く

山崎丸の犬走を見学する事が城見学の

根本にして基礎な訳です。急ぎは駄目

しっかり山崎丸の犬走を見学する気持

こがそ山崎丸の主郭を取り囲む外郭が

見えてくる。朝倉義景の大軍が山崎山

に陣取る事は大軍を包み込む為の外郭

外輪が必然的に必要な訳です。私の城

の先生は城自体が私の城の先生ですよ。

元亀3年(1572年)朝倉義景山崎丸着陣？

明言や確定しません即断I急ぐがず拙速

に陥らない堅実な城郭遺跡見学や布陣

遺構も含て見学する習慣持ちましよう。

◆反論者

ウソ言え！山崎丸に外郭など有やせんわ！

 

 

◆対談者

昭和のいるこいる、の漫才の様にソワソワ

ソウソウそこが貴方に足りない慎重な観察

眼でしょう。長谷川先生と山崎丸を歩いた

私は早合点しない！着実に外郭犬走を見た！

つまり城跡見学の基本に則して犬走を見学

したこれが着実に遺跡を見学できる訳です。

山崎丸は小さな土塁囲みの小さな城と軽率

に論評したら是を1000人の人が聞いたらば

確実に999人は簡単軽薄な城郭理論をうのみ

され人間社会とは軽率軽薄なコピー人間群！

 

◆反論者

またウソ言う山崎丸には外郭など有やせんて！

 

◆対談者

それ貴方の決めつけや早合点なのです？！要は

長谷川先生の言われる犬走を見ようとしてない

証拠よ！つまり城郭見学に開眼してない人なの！

犬走を見なければ城郭の輪郭が解らない訳なの

絵を描いたら。顔の輪郭線が描かれていなかっ

たらその人の顔の輪郭や様子が全く解らない訳！

山崎丸土塁だけを城郭の「郭」だと捉える人々

と外郭/外輪も含めて冷静に観察見学する人もい

る一番恐ろしい事はありのままの城址を素直に

城の先生は城だと認識せずに著名な人の見解を

うのみにする事より自分で確認する事が大事！

 

◆反論者

ふん！そんな外郭線を形成する犬走など

小谷の山崎丸に存在する訳なかろうが！

◆長谷川

　落ち着いて下さい！犬走は城郭の基礎です。

素直な心で犬走を見学する心があけば城見学

は何倍も楽しく興味深く見学する事が可能！

科学的な赤色写真には対談者様がおっしゃる

様に外郭/外輪の犬走が存在している訳です。

是を見るか見ないかは貴方次第です城郭遺跡

見学の人生価値観は全く180度違ってきます。

彦根城に千度いっても城郭の基礎「犬走」を

見落としていては何の為に彦根城に行ってる？

◆反論者

オレは城など見る気は端からないんだよ！

オレは城に行くだけの趣味の観光客様だ！

 

◆対談者

貴方の先生が犬走など見るなと後輩に教えたら

後輩全員が犬走を見落とす習慣が付いてしまう

正確な城郭の輪郭を把握できない事になります。

 

▼城郭の基本犬走を見学する堅実な余呉城郭研究会

◆反論者

ワシャ長谷川が感情的にキライなだけじゃ！

城の学問なんかどうでもええ！城に行く事

がワシの楽しみじや！ビイスタ論なんざあ

この山崎丸にも無いに決まっとるけんね！

城郭ビイスタ論なんちゅう馬鹿げた動画を

日本全国2300人の阿呆が見ている訳だな！

 

◆長谷川

すみません！小谷の山崎丸にも城郭ビイスタ

論は適応されています。城を冷静に見ましよ。

▼更に冷静に見直しましょう。

 

◆社会様

私達こそ城見学の王道だと自負してたが

令和に彗星の如き城郭研究家さんが世に

登場すると夢にも思わなかったのです！

 

◆対談者

夢じやない現実の城郭を冷静に見る事！

フエイクやウソじやないドキュメント！

城の現実を見てドキッとする城ドキュ！

 

◆研究家

長谷川先生はこの山崎丸を朝倉氏の城郭

と定義づけているのですか？それとも織

豊系それも秀吉が賤ケ岳合戦に備えて作

った織豊系陣城だと定義づけしますか？

 

◆長谷川

貴君の以前の論文では山崎丸には外郭

がないと堂々と結論づけてた。しかし

赤色写真の登場により外郭が明瞭に解

ってきたが、定義づけをどう訂正する？

 

◆研究家

そんなもん決まってんじやないすか！？

犬走の外郭が朝倉義景の城塞だと定義

づけて土塁囲みの郭は織豊系だと見事

解りやすく定義づけ図書を発売した方

が勝ち大衆なんてチョロイもん簡単に

飛びつく大衆操作なんぞ、朝飯前の事。

 

◆対談者

余呉城郭研究会や米原城歩会では千度

犬走を見ましょうと千度助言して来た

けど貴方は聞く耳持たなかった。犬走

など存在しても図面から消し去る事が

学問だと強く傲慢に豪語してきました。

私が素直に城郭を見ましょうと提言を

するのは社会の風潮や言動に惑わされ

ず率直が心で犬走を見ましょうと言う

事だったんです！城郭を色眼鏡や先入

感やバイヤスのかかった視点で見ない！

 

◆長谷川

城の本当の先生はやはり現地の城です。

現地の城の先生は素直に正直に城の真

の現実を教えてくれる真摯な先生です。

貴方が城に何を求めるか？それは貴方

の思考や価値観や社会観念や主観です。

 

◆参加者

解りました！今ようやく気付きました。

今年行市山砦城見学会でなぜ北外郭や

南外郭の土塁を見学されたのか今頃に

なって気付きました。行市山主郭だけ

でなく外郭も見学しておきましょうと

言う事だったんた゛！確かに私は外郭

の低土塁を見て来ました。なぜ見たか？

城郭見学は一期一会出来得る限り遺跡

を参加者様と見学ししたいと強く願う

城郭遺跡見学や研究の視点「城郭道」！

山頂の砦に到着して弁当食べて帰って

それで終わりじや城郭遺跡見学になら

ない私たちは遺跡を見学する為にそこ

に行っているんです。行くだけならば

シカ、クマ、キツネもしている事です。

▼城郭ビイスタ論動画