久しぶりだったのでタイムはどうなるかと思ったが、それほど悪くなかったので一安心。スタートとターンがいまいちだったのをなんとかすれば、というかもう少しえげつなくやれば1秒は縮められたと思う。
水泳を初級から始める前、平泳ぎだけは泳げたこともあり、その後も疲れた時はこれという感じだった。この複雑な泳ぎのいくつかのポイントはほぼ全部わかっていて、普段の練習でもチェックポイントにしており、改良すべくやってはいるのだが、それでもタイムはほとんど伸びない、というのが難しいというか面白いところである、
恒例の年2回のマスターズ水泳に出た。今回はまた元に戻り、100m個人メドレーである。
最近は無理のない動きできれいに泳ぐことを課題にしていて、ゴールした時息も絶え絶えというのは年齢を考えればよくないという考えもあり、普段のレッスンでフォーム主体の泳ぎといわれる感じで泳いだ。
それはいいのだがタイムはというと、2年前のパーソナル・ベストより10秒遅く、また昨年と比べても7秒も下回った。
飛び込みスタートはうまくいき、最初のバタフライは余計な力が入らない形でスタミナはかなり余して次の背泳に入った。ところがここから少しスピードを、ピッチを上げようとしたのだが、それがそうならない。次の得意の平泳ぎに入っても、もっと上げていってもいいのだがそうならない。そのうちに終わってしまった。
今回わかったことは、最初にそれなりのピッチを作らないとだめということで、その上で最後までのスタミナ配分、ということ。まことに競技というのは難しいものである。
この反対に、私よりかなりレベルが上の人でも、ペース配分に失敗し、最後の25mはバタバタという人もいた。
もうあくまで安全第一に、参加することに意義ありなのだが、その中でいかに少しでもうまく泳ぎ、タイムをまとめるか、その探求だろう。
昨日、東急系のマスターズに参加した。今回は横浜国際プールの短水路会場。
このところ続けて100m個人メドレーで出ていたが、今回は練習不足もあり、気楽に出られそうな平泳ぎで100mに出た。この距離の平泳ぎははじめて。
飛び込みスタートもまずまず、あせらずひとかきひとかき体をよく伸ばして泳げたとは思うが、普段と違いターンでどこもつかめない(ルール上はあたりまえだが)こともあり、キックでの再スタートの勢いがなく、それでタイムロスがあったと思う。
タイムは予想と近かったのだが、やはりというか問題でもあるのは同じ距離の個人メドレーよりこっちの方がいいこと。
もともとスイミング・スクールに入る前から唯一平泳ぎだけ50mは泳げたように、相性がいい得意な泳ぎではあるのだが、それにしても他の3種目は25mまともに泳げば平泳ぎよりは速いのに、これはどうしたことか。
おそらく、途中で泳ぎが変わるとリズムも変わるし、疲労もあるのだろう。本来は、4種目とも100m泳げないといけないという説もある。
バタフライ、背泳ぎまでいけば、あとは平泳ぎ、クロールとなんとか最後までいける、ということではじめたけれど、背泳ぎはあまり得意でなく、泳ごうと思えば100は泳げるだろうが、バタフライはこれまで最長で75mしか泳いだことはない。コースを一つ独占でもできないとこれを試すことできないから、普段の25、50をで来るだけ省エネで泳げるようにするしかないが。
今後の課題でもあり、楽しみでもある(?)。
このプール、本格的な施設であるのはいいが、たまにこういうところに来る素人にとっては、競技前後の動きが大変で、疲れる。
一方、記録が出やすい高速プールとのこと、確かに水温はスクールなどと比べると少し低い29℃で、水をキャッチしやすい感じはある。
さて、そんなに力んでないはずだったが、終わった途端に腿がばんばんに張っていた。おそらく無意識に力が入っていたのだろう。
トップクラスのスイマーで、1日に複数のレース、それらの予選に出る人がいるけれど、桁違いのスタミナである。
先日、スイミング・スクールのレッスン時間、顔は見たことがあった子が初めて同じコースに来た。こういうときは声をかけることにしていて、「何年生?」ときくと中2だという。
この日は4種目を平均してやったのだが、彼は全部やわらかい動きと早いピッチでみごとに先頭をこなしていた。とりわけ感心したのがクロールの手でかいた後、つまりリカバリが見事に体の近くを肘がリードする形でできていること、いわゆる「ハイ・エルボー」であった。
終わった直後に「きれいなハイ・エルボーだね、手本になるよ」というと、うれしそうな顔をした後、なんとポイントを説明し始めた。それも的確な言葉と理屈で、かまえず自然体で。
そのなかで、肘が頂点に来てからは、力を抜き重力で自然に前方へ落とすようにやればよい、というのがなるほどと腑におちた。
肘を高くするところまでは普通教わるけれど、そのあとはできるだけ腕を伸ばす、そのときローリングをして手先がより前へと考えていたのだが。
これは多分、ハイ・エルボーと従来のストレート・アームすなわちあまり肘を曲げないで体の外側少し離して前に持っていく、どっちでもよいということにスクールではなっていることから、おさえるべきポイントが混合しているからだろう。
子供たちにはハイ・エルボーのようだが、私たちシニアもいれば強制はできない。そういう中で、筋力のある人は従来のやり方で、腕を最後はできるだけ前にでもいいのかもしれないが、ハイ・エルボーの利点をよくいかすには、リカバリだけでなく、キャッチまでの動きも彼の教えるようにしたほうが、エネルギー・ロスが少なくていいのかもしれない。
それで2日後に試してみたら、ピッチを上げやすく、それでも疲れないから、少し早くなったような気がする。当面続けてみようと思う。
それにしても、14歳で体で覚えているだけでなく、頭の中でなぜこうするのかが整理されていて、大人に理論的に説明できるということに感心した。おそらく学校などで後輩に教える立場でもあるのだろうが。
子供のころから水泳を本格的に習う環境ができて久しいが、その効果はこういうところにもある。
昨日、11月25日(日)、水泳の年齢帯別競技会であるマスターズに参加した。東急系のスポーツクラブ中心に行われたもので、今回は横浜国際プール、ここは1年前に続き2回目である。
種目はこのところ必ず出ている100メートル個人メドレーで、今回はこれ一つにした。特にこういう大きな施設だと、次のレースに出るまでのウォーミングアップ、水着の取り換え(体を冷やさないため)など、かなり煩雑で疲れるということもある。
今月は、多少の仕事、他の遊びのイベントなどで疲れ気味であり、また当日会場に着くのが遅れてしまいウォーミングアップが不足した、などで結果は持ちタイムよりだいぶ悪かった。そこはこの種目に出続けられているということで満足すべきなのだろう。
ところが、そのタイムの中に連続で「109(トーキュー)」という数字が出て、109賞というものの当日最初の受賞者になった。インタビューもあり、最近はこういうイベントも盛り上げ方に工夫をしている。
夜はクラブごとの打ち上げ宴会、これも毎度楽しい。