ふたたびの「近代」 鎌倉別館リニューアル記念展
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
2019年10月12日(土)~2020年1月19日(日)
ここの本館は建物の老朽化と地主である鶴岡八幡宮との契約更新不可ということから閉館となり、葉山館がそのかわりの中心であったが、葉山館も改装で6月まで閉館、このコンパクトな鎌倉別館の改装がちょうど終了したため、収蔵品をセレクトして近代を振り返るということらしい。
ここの収蔵品は、特に日本の洋画については非常に優れたものだから、気が向いて訪れてみた。開催に気がつかず、あやうく見逃すところだった。
洋画を中心とする近代日本美術を概観する54点、ほとんど一人一点ずつで、このあたりはよく見てきたから、もう一度確認するにはちょうどよい。
もともと好きなものとの再会(古賀春江の「窓外の化粧」とか)もあったが、今回こうしてみると、抽象的な作品のいくつかが印象的だった。こういうものはある程度の数が並べられるのが通常だが、今回は一つ一つ違う傾向の抽象画がぽつんぽつんと入っていて、吉原治良、村井正誠、阿部展也、斎藤義重の作品など、強いインパクトを受けたし、理解も進んだと思う。
この別館、今後もこの大きくはないスペースで、一年に一度はなんらかの収蔵品展をやってくれるとうれしい。葉山館とちがい駅(鎌倉)から歩いて行けるところだし。
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
2019年10月12日(土)~2020年1月19日(日)
ここの本館は建物の老朽化と地主である鶴岡八幡宮との契約更新不可ということから閉館となり、葉山館がそのかわりの中心であったが、葉山館も改装で6月まで閉館、このコンパクトな鎌倉別館の改装がちょうど終了したため、収蔵品をセレクトして近代を振り返るということらしい。
ここの収蔵品は、特に日本の洋画については非常に優れたものだから、気が向いて訪れてみた。開催に気がつかず、あやうく見逃すところだった。
洋画を中心とする近代日本美術を概観する54点、ほとんど一人一点ずつで、このあたりはよく見てきたから、もう一度確認するにはちょうどよい。
もともと好きなものとの再会(古賀春江の「窓外の化粧」とか)もあったが、今回こうしてみると、抽象的な作品のいくつかが印象的だった。こういうものはある程度の数が並べられるのが通常だが、今回は一つ一つ違う傾向の抽象画がぽつんぽつんと入っていて、吉原治良、村井正誠、阿部展也、斎藤義重の作品など、強いインパクトを受けたし、理解も進んだと思う。
この別館、今後もこの大きくはないスペースで、一年に一度はなんらかの収蔵品展をやってくれるとうれしい。葉山館とちがい駅(鎌倉)から歩いて行けるところだし。