日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

インドツアー余談

2013年09月06日 15時03分16秒 | 思うがままに
雪山童子こと豊道です。

ヨーガはエクササイズではありません。
エクササイズとは、広辞苑によると【体操。特に健康維持や美容のために行う運動】とあります。


カジュラホのアーユルヴェーダ研究所の所長さんに私達のメンバー田村洋子さんが質問をしました。

「所長さんは健康のためのエクササイズをお勧めになっておられましたが、それはヨーガのアーサナのことですか?」

所長さん答えて曰く。
「健康のためのエクササイズとヨーガのアーサナは違います。ヨーガは瞑想です。ヨーガはアーユルヴェーダに欠くことはできません。だから私は欠かさずヨーガをしておりますし、ウオーキングなどのエクササイズもしています」

私は思わず快哉を叫びました。

インド人は日本人がヨーガのアーサナを体操運動と思っていることに対し、一矢報いたのだと思ったからです。

アーサナのない瞑想はありません。アーサナは瞑想のための坐り方以外の何ものでも無いからです。

だからヴァジラ・アーサナとパドマ・アーサナに加え、スカ・アーサナがそのルーツだったに違いありません

私はそう思います。
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私心を捨て案内者としてまっしぐら

2013年09月06日 14時12分38秒 | 思うがままに
大分前になりますが、北海道ヨーガ連盟大会に吉野大地さんをお呼びくださったことがあります。

プロのミュージシャンですが、そもそもインドのバジャンに惹かれたかたです。男性ですが、まるで天使の歌声。私は一度でファンになりました。

皆さんに是非聴いていただきたい!キールタンの楽しさを共有したい!この思いで、皆さんにお勧めし、いったい何百人のかたが、このキールタンのCD を手にされたかわかりません。

でも一方で、自分の音頭で唱えるキールタンが最高!という自負心があるかたは興味を示しませんでした。

私のキールタンはカナダ人のリンダさんに影響を受けたのが始まりです。それまで、幾人ものキールタンを聞いていましたが、心に訴えるものはありませんでした。

リンダさんで目覚めてから、インドのバジャンの情報収集が始まりました。

今回、お出ししているヨーガ・スートラのCDは、皆さんからのご所望の数の多さが、田原豊道先生を動かしたのです。

そもそも、ヨーガクラスで音頭が取れないという案内者のかたのために作ったものではありません。勿論、クラスで音頭がとりやすくてありがたい!というお声をたくさん聞きますが…。

インドで、それもベナレス・ヒンドゥー大学で収録したもので、皆で唱える楽しさや雰囲気を味わっていただけることを一番に考え、各自で学習していただきたいことを目的にしています。

キールタンやマントラ、そしてヨーガ・スートラを唱えることは内なるパワーを作り出します。そして、そのパワーは周りの人にも影響を与える…とか。

ヨーガのクラスの時だけ唱えるものではありません。

ヨーガ・スートラはアヴィヤーサ(学習)とヴァイラーギヤ(離欲)が大切なことだと教えます。

アヴィヤーサは中断することなく熱心に実践することです。
それをよく分かっていらっしゃる案内者のかたは、ご自分で音頭を取ることができても、私心を捨て、CDをフル利用されているのだと思います。これこそヴァイラーギヤの精神ですね。

CDに男性の声が入っています。どなただと思われましたか?

マルカスさんなんです。(笑)

ヒンドゥー大学でも、マルカスさんにも、前田専学先生にも特に発音のことで、ご注意を受けたことはありません。唱えることが大事なので、この際、細かい発音のことは良しとしましょう。(笑)

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