インド映画「めぐり逢わせのお弁当」を観ました。
舞台はムンバイです。「インドでは幸せになれない。ブータンに行きたい」と盛んに言っていました。
家庭内別居、介護、自殺、独り暮しの孤独。全く日本とおなじですね。
先日観たインド映画は「マダムインニューヨーク」ですが、インド映画も変わってきましたね。歌って踊って陽気に騒ぐ映画があるかと思えば現代人の心の葛藤を描く映画が目立ちます。
しかも世界的大ヒットです。
人間が抱えている問題はどこの国もそんなに大きく変わるわけではなく本当の幸せは自分の中にあることを忘れてきた...ということにちがいないようです。
「何か満足できないことがあるなら、時代が変わるのを待つよりも変化を誰かに期待するよりも自分が変わる方がカンタンではやい.....」
今、目を上げると、地下鉄の吊り広告にこんな放送大学のコマーシャルがあります。
本当の幸せに気づかない限り、住まいを変えても、国を変えても、仕事を変えても何も変わらないってことでしょうね。(荻山貴美子)