雪山童子こと豊道です。
佐保田鶴治博士と初めてインドに旅した時から40年経ちました。
21日間に及ぶツアーは昭和50年のこと。
ムンバイに入国し、出国は今回と同じくコルカタでしたが、今昔の感ひとしおです。
佐保田博士はインドを後にするときポツリとひと言「スーリヤ寺院にお詣りしたかったね」と。
何故ならば、「スーリヤ・ナマスカーラ」を第一に考えるならスーリヤ寺院に一度はお詣りしなくてはならん!とおっしゃっていたのだから…。
それ以来、ずっと思い続けていたスーリヤ寺院で荻山貴美子理事長主導によるヨーガスートラの詠唱をすることができました。奇しくも「太陽への綜制」が出てくるヨーガ・スートラ第三章の詠唱です。
佐保田博士は天空でさぞ悔しく思っておられるに違いありません。(笑)
太陽神は東を向いておられ三つの門から射して来る旭光を浴びて輝いておられるとか。
この三つの門は季節によって、夏の門、雨季の門、それに冬の門と言われているそうです。流石にインドは天文学の優れた国です。
長時間のバス移動だからこそ味わえたあの水平線も忘れられません。
ところで今日までインドツアーは何十回企画して来たのか勘定できない状態。
インド全土にわたって同じところも2度3度。
今回のスーリヤ寺院には先に訪ねたシヴァ寺院に勝るとも劣らぬシヴァ神の踊りの彫刻、またカジユラホに劣らぬ可愛い愛の彫刻。
また、ウダヤギリやカンダギリの石窟寺院はアジャンタやエローラの岩窟寺院を偲ぶ。
まさに私にとって今回の旅はインド遊学ツアー40年を記念する集大成となったのです。