インド旅行でヨーガ・スートラ第3章を収録し、それほどの編集もなかったので出来上がりを待っていました。8月はお盆が入るので8月中は無理。
でも9月初めには納品のお約束でしたが、先週末まで待ってもまだ来ない!
実は直属クラスのことでもいろいろトラブルがあり9月は疲労困憊。
さて業を煮やしてアキラックさんにどうなっているの?と聞いたところ、「お盆の影響で…プレス工場が混んでいて」云々。
お盆?いつまでお盆の影響があるの?
そういえば、映画「釣りバカ日誌」で社長が社員に「あの案件はどうなってるの?」と聞いたら「バブルがはじけた影響で…」と言い訳をしていました。
「バブル、バブルっていつまで君たちはバブルのせいにするんだ!」と一喝されるシーンがありました。(笑)
私のきらいなのは言い訳と人のせい。
そして、自分をあくまでも正当化しようとすること。
約束を守れない人はどんなに優秀でもアウト。10月3日に納品できます。と涼しげな声でのたまう彼と静かに訣別しました。
お釈迦様は組織を乱すチャンナという弟子を憂えていて、彼に厳しい罰を与えたそうです。
それは徹底的に無視すること。
怒ってはいけない!とよく言われます。パーリ語で怒りは「ドーサ」というのだそうです。ドーサは「穢れる」「濁る」
だから怒ったら自分が穢れるし、喜びがなくなる。
でも…
社会や、自分の所属している組織のなかでひどいことや小細工をするような人がいるなら、怒られなければ、その人はやりたい放題ですよね。そもそも懲りない人が繰り返すのですから。
お釈迦様は徹底的に無視の罰を与え、自分がした悪いことをわからせようとされたそうです。
でもこの無視は夫婦喧嘩で無視?イジメで無視?
そんなものとは次元が違うのです。
それは徹底しています。出家という共同生活の中で、普通に食事もするし、チャンナには話す自由はあるのです。でも誰もチャンナとはしゃべらない。人間は無視されるほど辛いものはありません。
道徳を守らない人。決まりも調和も守らない人。相手のことを考えず、わがままで勝手で自分本位の人をお釈迦様は徹底的に教育されたのですね。
さて、私は穢れたり喜びがなくなるのは嫌ですので怒らないことにしました。
昨日からCDを作っています。一枚一枚手作りで愛を込めて…。
とても楽しい作業になってきました。少なくとも800枚は手作りでせっせと作るのです。
来週の水曜にはかなり出来上がると思います。予約をされていた方から順番にお送りします。本当にお待たせして申し訳ありませんでした。(荻山貴美子)