天文暦学者・渋川春海は、北極星の緯度を正確に測った人でした。長い間、使われてきた中国の暦にズレが生じはじめていることに気づき、新たな暦、つまり国産の暦を生み出した方が渋川春海です。
映画や小説によると、すこぶる仲の良い夫婦であったとか…。
このご夫婦は偶然同じ日に亡くなったそうです。
映画「天地明察」を夫と観に行き、「一緒に死ねたらいいね」と本気で語り合ったことがあります。
でも現実は彼が先に逝ってしまいました。
この世に生まれ、この世を去る。
当たり前の営みではありますが、残された私には、これからどんな使命があり、どんなことを学ばなければならないのでしょう。なんだかしんどいことです。
生きているということは
誰かに借りをつくること
生きていくということは
その借りを返してゆくこと
永六輔さんの詩ではありませんが、借りを返し終えた頃、私もこの世を去るのでしょう。
長崎から戻り、羽田空港から築地本願寺に行ってきました。昨日が夫の4回目の月命日でした。田原先生もご一緒してくださいました。