買うものを選び大野が一人でレジに立っている時をねらいレジの前に立つ。
レジをやってもらっているだけなのにドキドキが抑えられない。
顔を見ているとなぜだか恥ずかしくなってしまい商品を入れる手に目を向ける。
入院中は検査データーや顔色ばかりが気になり手まで
見る余裕がなくて気づかなかったけど凄く綺麗な手をしている。
そして改めて近くで顔をじっくり見ると可愛らしい顔立ちをしている。
身長、体つき、顔と全て自分好みだけど。。でも男なんだよなあ。。
笑うと凄く可愛いんだけど。。だけど男なんだよなあ。。と一人心の中で会話する。
でも今はこうやって見たい時に見にこれるけど
彼がこのバイトを辞めてしまったらもう二度と会えないかもしれないんだよなあ。
そう思うといてもたってもいられなくなる。
そこで勇気を振り絞って、今日これから仕事が終わった後にでも話がしたい、と話しかける。
そしてこのコンビニのすぐ近くにある夜中までやっている飲食店で待っていることを告げる。
大野は怪訝そうな顔をしていたが時間は取らせないことを約束し
その飲食店で大野のバイトが終わるのを待った。
ちょっと強引すぎたかなあ?職権乱用じゃないよね?なんて事を色々考えながら大野のくるのを待つ。
一時間ほどして大野が店に現れる。そしてその姿を見てまたドキドキする。
うわあ私服姿もかわいい〜。何でこの人はこんなに可愛いんだ?俺よりも歳上なのに。
しかも男相手にドキドキする俺って?
もしかしてこの人のことが好きなのかも知れない、そう思った。
そして高鳴る胸を抑え自分の席に合図する。
大野は不安そうな顔をしながら
「何か悪いものでも見つかったんですか?」と消えそうな声で言う。
医者である自分がこんな時間に現れ話があるなんて言ったから不安を感じさせてしまったらしい。
悪いことをしてしまったと深く心の中で反省する。
「すみません、突然。でも病気の事とは関係ありません。
ただ、無事回復されたので快気祝いをしたいなと思いまして。
そろそろ生活も落ち着いた頃じゃないかなって思ってきてみました。」
ずっと考えていた事を口にする。
「快気祝い?」
また怪訝そうな顔をする。まだ何かを疑っているようだ。
それもそうだよな、主治医が現れていきなり快気祝いだなんて言われたって不審に思うだけだよな、と思う。
「大野さんが退院する時、僕の絵を描いてそれをくれたでしょう。
僕、全然絵の才能はないし、絵の事は正直言ってよく分からないけど、
何だか凄く素敵な絵だったんで嬉しかったんですよ。
で、ずっとそのお礼がしたくて。だから快気祝いっていうよりかは
そのお礼の意味も込めて食事でもって事なんですけどダメですかね?」
ずっと振り返し振り返し暗唱してきた言葉を言う。
大野は納得したような納得していないような顔をしていたが、何とか約束を取り付ける。
そして約束の日。
前の日から緊張してしまいよく眠れなかった。自分は遠足を待つ小学生か、と思うと何だかおかしかった。
しかも何だか妙にそわそわして家にいても朝から何も手がつかない。
いてもたってもいられず家を出る。時計を見ると約束の一時間も前に到着していた。
そのまま大野が来るのを待つ。
暫くすると大野が約束の場所に現れた。
そして一緒にたわいもない事を話しながら食事をする。
そんな時間が凄く幸せで自分は大野の事が好きなんだと改めて確信する。
そしてもうこれで会う理由がなくなってしまうと思うと焦りばかりがおそう。
そして会話が途切れた時、
「突然で驚くかもしれませんが僕、大野さんの事が好きなんです。」
そう告白した。
大野は困惑した顔を浮かべ
「好きって。。僕は男ですよ?」なんて事を戸惑いの表情を浮かべながら言う。
まあ当たり前と言えば当たり前の反応だよねって思いながら
「はい、もちろん知っています。」
そう言うとハッとしたような顔になり
「あっもしかして・・・先生ははそっちの方なんですか?」なんて事を言う。
「そっち・・・い、いや、そっちの方って言われると。。
何ていったらいいのか。。まあそう思われても仕方がないと言えば仕方がないのかも知れませんが。。
自分自身が一番戸惑っているというか何というか。。
今まで女の人としか付き合ってきたこともないし。。
男の人をこんなふうに好きになるなんて事は人生の中で一度もなかったんですけど。。。
何ていうか。。あなただけは別というか。。多分初めて見た時から、一目惚れなんです。」
そう告白する。
大野は困惑したような表情を浮かべる。
そして言葉を選びながらポツリポツリと
「僕も先生のことは・・好きです。入院中とてもよくして下さったし。毎日優しく話しかけてくれたし。
本当に一生懸命でいい先生だと思ったし。。何より僕の命を救ってくれたし。。だけど・・・。」
言葉につまる。
「いや、あの、ごめんなさい。変なこと言ってしまって。こんな事言っても大野さんが困るだけなのに。
それに命を救ったって言ってもあれはただの肺炎だし、しかも治すのが僕の仕事だし。。
だから・・・。
返事はいいです。ただ伝えたかっただけです。
悩ませてしまってごめんなさい。ただあなたに会えなくなると思うと凄く辛くて何とかしてお友達位に
なりたかったんですけど・・・何だか僕、表現がヘタクソですみません。本当に気にしないでください。」
慌ててそう言った。
レジをやってもらっているだけなのにドキドキが抑えられない。
顔を見ているとなぜだか恥ずかしくなってしまい商品を入れる手に目を向ける。
入院中は検査データーや顔色ばかりが気になり手まで
見る余裕がなくて気づかなかったけど凄く綺麗な手をしている。
そして改めて近くで顔をじっくり見ると可愛らしい顔立ちをしている。
身長、体つき、顔と全て自分好みだけど。。でも男なんだよなあ。。
笑うと凄く可愛いんだけど。。だけど男なんだよなあ。。と一人心の中で会話する。
でも今はこうやって見たい時に見にこれるけど
彼がこのバイトを辞めてしまったらもう二度と会えないかもしれないんだよなあ。
そう思うといてもたってもいられなくなる。
そこで勇気を振り絞って、今日これから仕事が終わった後にでも話がしたい、と話しかける。
そしてこのコンビニのすぐ近くにある夜中までやっている飲食店で待っていることを告げる。
大野は怪訝そうな顔をしていたが時間は取らせないことを約束し
その飲食店で大野のバイトが終わるのを待った。
ちょっと強引すぎたかなあ?職権乱用じゃないよね?なんて事を色々考えながら大野のくるのを待つ。
一時間ほどして大野が店に現れる。そしてその姿を見てまたドキドキする。
うわあ私服姿もかわいい〜。何でこの人はこんなに可愛いんだ?俺よりも歳上なのに。
しかも男相手にドキドキする俺って?
もしかしてこの人のことが好きなのかも知れない、そう思った。
そして高鳴る胸を抑え自分の席に合図する。
大野は不安そうな顔をしながら
「何か悪いものでも見つかったんですか?」と消えそうな声で言う。
医者である自分がこんな時間に現れ話があるなんて言ったから不安を感じさせてしまったらしい。
悪いことをしてしまったと深く心の中で反省する。
「すみません、突然。でも病気の事とは関係ありません。
ただ、無事回復されたので快気祝いをしたいなと思いまして。
そろそろ生活も落ち着いた頃じゃないかなって思ってきてみました。」
ずっと考えていた事を口にする。
「快気祝い?」
また怪訝そうな顔をする。まだ何かを疑っているようだ。
それもそうだよな、主治医が現れていきなり快気祝いだなんて言われたって不審に思うだけだよな、と思う。
「大野さんが退院する時、僕の絵を描いてそれをくれたでしょう。
僕、全然絵の才能はないし、絵の事は正直言ってよく分からないけど、
何だか凄く素敵な絵だったんで嬉しかったんですよ。
で、ずっとそのお礼がしたくて。だから快気祝いっていうよりかは
そのお礼の意味も込めて食事でもって事なんですけどダメですかね?」
ずっと振り返し振り返し暗唱してきた言葉を言う。
大野は納得したような納得していないような顔をしていたが、何とか約束を取り付ける。
そして約束の日。
前の日から緊張してしまいよく眠れなかった。自分は遠足を待つ小学生か、と思うと何だかおかしかった。
しかも何だか妙にそわそわして家にいても朝から何も手がつかない。
いてもたってもいられず家を出る。時計を見ると約束の一時間も前に到着していた。
そのまま大野が来るのを待つ。
暫くすると大野が約束の場所に現れた。
そして一緒にたわいもない事を話しながら食事をする。
そんな時間が凄く幸せで自分は大野の事が好きなんだと改めて確信する。
そしてもうこれで会う理由がなくなってしまうと思うと焦りばかりがおそう。
そして会話が途切れた時、
「突然で驚くかもしれませんが僕、大野さんの事が好きなんです。」
そう告白した。
大野は困惑した顔を浮かべ
「好きって。。僕は男ですよ?」なんて事を戸惑いの表情を浮かべながら言う。
まあ当たり前と言えば当たり前の反応だよねって思いながら
「はい、もちろん知っています。」
そう言うとハッとしたような顔になり
「あっもしかして・・・先生ははそっちの方なんですか?」なんて事を言う。
「そっち・・・い、いや、そっちの方って言われると。。
何ていったらいいのか。。まあそう思われても仕方がないと言えば仕方がないのかも知れませんが。。
自分自身が一番戸惑っているというか何というか。。
今まで女の人としか付き合ってきたこともないし。。
男の人をこんなふうに好きになるなんて事は人生の中で一度もなかったんですけど。。。
何ていうか。。あなただけは別というか。。多分初めて見た時から、一目惚れなんです。」
そう告白する。
大野は困惑したような表情を浮かべる。
そして言葉を選びながらポツリポツリと
「僕も先生のことは・・好きです。入院中とてもよくして下さったし。毎日優しく話しかけてくれたし。
本当に一生懸命でいい先生だと思ったし。。何より僕の命を救ってくれたし。。だけど・・・。」
言葉につまる。
「いや、あの、ごめんなさい。変なこと言ってしまって。こんな事言っても大野さんが困るだけなのに。
それに命を救ったって言ってもあれはただの肺炎だし、しかも治すのが僕の仕事だし。。
だから・・・。
返事はいいです。ただ伝えたかっただけです。
悩ませてしまってごめんなさい。ただあなたに会えなくなると思うと凄く辛くて何とかしてお友達位に
なりたかったんですけど・・・何だか僕、表現がヘタクソですみません。本当に気にしないでください。」
慌ててそう言った。