ある日、グループのメンバーとして活動することに決まった。
大好きなあの人も一緒に。
その人はグループで一番年上でリーダーという役割では
あったけど全然リーダーぽくなくて。
まとめたり仕切ったりするのが苦手なんだと笑っていた。
それでも歌は一番上手だし、ダンスもケタ違いだったから
メンバーはみな一目置いていた。
みんな穏やかな性格のその人のことが好きだった。
特に翔くんなんて周りから見ていてもわかるくらいで。
頭のいい翔くんはいつもさりげなくその人をフォローしたりして。
傍からみてもその人を凄く大事にしているのが分かるくらいだった。
そんなあつかわれ方が嫌いじゃないその人はその状況を素直に受け入れていた。
そして元々長男気質で、しっかり者の翔くんを
心から頼りにしているのがいるのが傍から見ていてもよくわかった。
だんだん翔くんのものになっていく。
それを見るだけしかできないでいるオレに
「いいの?」
相葉ちゃんが心配そうに聞く。
「何が?」
何を聞かれるか分かってたけどとぼけて聞き返す。
「大野くんのこと。ずっと好きだったんでしょ?」
意外と鋭いヤツと思いつつ
「仕方ないじゃん。あの人のことみんな好きでしょ。
相葉ちゃんだって好きでしょ?あの人のこと。」
そう言うと
「まあね。何だか分からないけど惹かれちゃう人だよね。
それに何故か守ってあげたくなるような人だよね」
そう笑顔で答える。
「俺たちの方が年下なのにね」
お互いそう言って笑いあった。
「しかも可愛い顔しているしね〜。」
思いがけない相葉ちゃんの言葉にびっくりして相葉ちゃんを見ると
照れたように笑っている。
「あれは反則だよね」
相葉さんもそう思ってたんだと思うと何だかおかしくて
そう言ってまた二人で笑いあった。
その人の周りにいる人たちはその人のことがみんな好きになる
同じメンバーとして活動する前からそんなの分かりきっていたことだけど
実際目の当たりにするとやっぱりそうなんだと感心さえしてしまう。
翔くんがあの人に惹かれていくのはわかってた。
翔くんには、何だか分からないけどとてもかなわない気がする。
年上の二人の中にはとても入っていけない雰囲気がある。
だから仕方がないけど見守ることに決めた。
二人きりになった時にその人をつかまえ聞く。
「オレのこと好き?」
そんな、いつものオレの言葉にも
「うん。大好きだよ」
そう言っていつものように優しく答えてくれる。
「好き」
そう言ってぎゅっと抱きつくと優しく抱きしめ返してくれる。
そういうところも好き。
その人のことはずっと大好きだけど見守ることに決めた。
「これからも優しくしてね」
抱きついたままそう言うと、その人は不思議そうな顔して
「…?うん」
そう一言だけ答えた。
「好き」
もう一度そう言って頬にちゅっとした。
「ふふっ」
その人は笑いながらも嫌がらずされるがままじっとしていてくれる。
こんな誰からも気に入られて好きになられるこの人を自分のものになんて
今の状況では所詮無理な話だよね。
「大好き」
そう思いながらそう言ってもう一度ぎゅっと抱きついた。
大好きなあの人も一緒に。
その人はグループで一番年上でリーダーという役割では
あったけど全然リーダーぽくなくて。
まとめたり仕切ったりするのが苦手なんだと笑っていた。
それでも歌は一番上手だし、ダンスもケタ違いだったから
メンバーはみな一目置いていた。
みんな穏やかな性格のその人のことが好きだった。
特に翔くんなんて周りから見ていてもわかるくらいで。
頭のいい翔くんはいつもさりげなくその人をフォローしたりして。
傍からみてもその人を凄く大事にしているのが分かるくらいだった。
そんなあつかわれ方が嫌いじゃないその人はその状況を素直に受け入れていた。
そして元々長男気質で、しっかり者の翔くんを
心から頼りにしているのがいるのが傍から見ていてもよくわかった。
だんだん翔くんのものになっていく。
それを見るだけしかできないでいるオレに
「いいの?」
相葉ちゃんが心配そうに聞く。
「何が?」
何を聞かれるか分かってたけどとぼけて聞き返す。
「大野くんのこと。ずっと好きだったんでしょ?」
意外と鋭いヤツと思いつつ
「仕方ないじゃん。あの人のことみんな好きでしょ。
相葉ちゃんだって好きでしょ?あの人のこと。」
そう言うと
「まあね。何だか分からないけど惹かれちゃう人だよね。
それに何故か守ってあげたくなるような人だよね」
そう笑顔で答える。
「俺たちの方が年下なのにね」
お互いそう言って笑いあった。
「しかも可愛い顔しているしね〜。」
思いがけない相葉ちゃんの言葉にびっくりして相葉ちゃんを見ると
照れたように笑っている。
「あれは反則だよね」
相葉さんもそう思ってたんだと思うと何だかおかしくて
そう言ってまた二人で笑いあった。
その人の周りにいる人たちはその人のことがみんな好きになる
同じメンバーとして活動する前からそんなの分かりきっていたことだけど
実際目の当たりにするとやっぱりそうなんだと感心さえしてしまう。
翔くんがあの人に惹かれていくのはわかってた。
翔くんには、何だか分からないけどとてもかなわない気がする。
年上の二人の中にはとても入っていけない雰囲気がある。
だから仕方がないけど見守ることに決めた。
二人きりになった時にその人をつかまえ聞く。
「オレのこと好き?」
そんな、いつものオレの言葉にも
「うん。大好きだよ」
そう言っていつものように優しく答えてくれる。
「好き」
そう言ってぎゅっと抱きつくと優しく抱きしめ返してくれる。
そういうところも好き。
その人のことはずっと大好きだけど見守ることに決めた。
「これからも優しくしてね」
抱きついたままそう言うと、その人は不思議そうな顔して
「…?うん」
そう一言だけ答えた。
「好き」
もう一度そう言って頬にちゅっとした。
「ふふっ」
その人は笑いながらも嫌がらずされるがままじっとしていてくれる。
こんな誰からも気に入られて好きになられるこの人を自分のものになんて
今の状況では所詮無理な話だよね。
「大好き」
そう思いながらそう言ってもう一度ぎゅっと抱きついた。