[つづきものにつまづいていて← 先にこっちをupです。]
「…そういえば何でもしてくれるって言ってたよね?」
ソファに寝そべって雑誌を読んでいたと思ったら
突然起き上がって思い出したように智くんがそう言った。
「何か思いついたの?」
そう言えばそんなこと言ったっけと思いつつ聞いてみる。
「残念ながらそれがまだ考えつかないんだよね~」
智くんはそう言って、んふふっと笑った。
「…例えばだけど、翔くんだったら何て言う?」
智くんはちょっと考える表情をするとそう聞いてきた。
「俺は、俺の絵描いてって言う」
その言葉に即答する。
智くんは、またそれを言う?って顔をするけど今は
やっぱりそれしか考えられない。
他の望みは叶えられるかも知れないけど
絵だけはやっぱり別、と思う。
昔からこの人の描く絵が好きだった。
自分には描けないというのもあったし
智くんが描いている姿を見るのも好きだった。
だからやっぱり絵は特別、と思う。
「……じゃなかったら絵のコラボ とか」
智くんが何ともいえない複雑な表情をしていたので
ならばとそう言ってみる。
今年のチャリTは芸術家の草間さんとコラボだという。
そして去年は奈良さんとだった。
世界的に活躍されている方々と対等に制作してるっていうのが
普通に凄いんですけど。
どちらもお二人の特性が生かされていてそれでいて可愛らしくて
凄く素敵なチャリTだった。
特に今回のは智くんの繊細さが十分に発揮されていて
とにかく素晴らしいの一言で。
そんな芸術家の方々と対等に創り上げていく智くんが
羨ましくもあり誇らしくもある。
制作映像も凄くかっこよかった。
あんな感じで自分も智くんと作ってみたい。
まぁ才能の差がありすぎてコラボになるのかは微妙だけど。
そういえば昔、二人で曲を作った事があったっけ。
二人で作り上げていくって作業が凄く楽しくて大好きだった。
あんな感じで二人で作り上げてって事ができたら、なんて思ってたら
「……昔しなかったっけ、Gだったか何かで」
智くんは突然思い出したようにそう言った。
「G?」
Gって深夜番組の?
「……もしかして神経衰弱の事言ってる?」
智くんはそうそうそれっと言って嬉しそうに笑う。
「あれははっきり言って屈辱的なコーナーだったよなぁ」
そうあの時の事を思い出しながら言うと智くんは声を出して笑った。
「なんか俺の描いたトトロは雪だるまとか言われちゃうしさぁ。
ってそういうんじゃなくって、コラボ。
ちゃりTみたいなのがいいの。」
自分には絵の才能はないけどでも智くんとコラボしたら
何だか素敵なものができるんじゃない?
そう思いながらそう言うと智くんは何とも言えない顔をする。
「まぁ俺には絵の才能は皆無だけどさ」
智くんが戸惑った表情をしていたので
そういって自嘲気味に笑った。
「翔くんは絵の才能はアレだけど、キャスターっていう才能があるじゃん」
智くんは慰めているのかそんな事を言い出す。
「アレって」
その言葉に思わず突っ込む。
「んふふっ、でもホントキャスターなんて俺には絶対ない才能だよ。
絶対無理だもん。それが出来る翔くんは本当にすごいと思う」
智くんはいつもこの仕事の事褒めてくれるんだよね。
「ふふっ。ありがと」
もう本当に智のためにやっているようなところがありますから。
「あんなさ、裏では考えらんない位の膨大な資料に目を通してさ
勉強してる量だって半端ないじゃん。
俺だったらちょっと読んだり勉強するだけで睡魔が押し寄せるよ。
だから絶対無理」
そう言って笑った。
「だからホントは俺が翔くんの姿をしてぜろに出てみたいって
思ってるんだけどそれは無理だし~」
「ふふっ前もそんなこと言ってたね」
智くんは本当にキャスターという仕事を尊敬してくれている。
「そう、何にも分かんない俺が翔くんの姿で澄ました顔で座ってるの」
「ふふっ。俺の契約が解除されちゃうからやめてね」
そう言ってお互い顔を見合わせると二人で笑いあった。
「まぁ考えとくから楽しみにしててね~」
智くんは顔を近づけてきたと思ったら
ちゅっと唇にキスをしてニヤリと笑った。
「う、うん」
「んふふっ。翔くん好き」
首に両腕を回してきたと思ったらそう言って
ちゅっとまた触れるだけのキスをする。
やっぱりこの人にはかなわない。
「覚悟しときます」
「んふふっ。翔くんかわいい~」
そう言ったかと思うとギュッと可愛らしい顔で抱きついてきた。
“可愛いのはそっちでしょ”
そう思いながらその身体をぎゅっと抱きしめ返すとそのまま深いキスをした。
「…そういえば何でもしてくれるって言ってたよね?」
ソファに寝そべって雑誌を読んでいたと思ったら
突然起き上がって思い出したように智くんがそう言った。
「何か思いついたの?」
そう言えばそんなこと言ったっけと思いつつ聞いてみる。
「残念ながらそれがまだ考えつかないんだよね~」
智くんはそう言って、んふふっと笑った。
「…例えばだけど、翔くんだったら何て言う?」
智くんはちょっと考える表情をするとそう聞いてきた。
「俺は、俺の絵描いてって言う」
その言葉に即答する。
智くんは、またそれを言う?って顔をするけど今は
やっぱりそれしか考えられない。
他の望みは叶えられるかも知れないけど
絵だけはやっぱり別、と思う。
昔からこの人の描く絵が好きだった。
自分には描けないというのもあったし
智くんが描いている姿を見るのも好きだった。
だからやっぱり絵は特別、と思う。
「……じゃなかったら絵のコラボ とか」
智くんが何ともいえない複雑な表情をしていたので
ならばとそう言ってみる。
今年のチャリTは芸術家の草間さんとコラボだという。
そして去年は奈良さんとだった。
世界的に活躍されている方々と対等に制作してるっていうのが
普通に凄いんですけど。
どちらもお二人の特性が生かされていてそれでいて可愛らしくて
凄く素敵なチャリTだった。
特に今回のは智くんの繊細さが十分に発揮されていて
とにかく素晴らしいの一言で。
そんな芸術家の方々と対等に創り上げていく智くんが
羨ましくもあり誇らしくもある。
制作映像も凄くかっこよかった。
あんな感じで自分も智くんと作ってみたい。
まぁ才能の差がありすぎてコラボになるのかは微妙だけど。
そういえば昔、二人で曲を作った事があったっけ。
二人で作り上げていくって作業が凄く楽しくて大好きだった。
あんな感じで二人で作り上げてって事ができたら、なんて思ってたら
「……昔しなかったっけ、Gだったか何かで」
智くんは突然思い出したようにそう言った。
「G?」
Gって深夜番組の?
「……もしかして神経衰弱の事言ってる?」
智くんはそうそうそれっと言って嬉しそうに笑う。
「あれははっきり言って屈辱的なコーナーだったよなぁ」
そうあの時の事を思い出しながら言うと智くんは声を出して笑った。
「なんか俺の描いたトトロは雪だるまとか言われちゃうしさぁ。
ってそういうんじゃなくって、コラボ。
ちゃりTみたいなのがいいの。」
自分には絵の才能はないけどでも智くんとコラボしたら
何だか素敵なものができるんじゃない?
そう思いながらそう言うと智くんは何とも言えない顔をする。
「まぁ俺には絵の才能は皆無だけどさ」
智くんが戸惑った表情をしていたので
そういって自嘲気味に笑った。
「翔くんは絵の才能はアレだけど、キャスターっていう才能があるじゃん」
智くんは慰めているのかそんな事を言い出す。
「アレって」
その言葉に思わず突っ込む。
「んふふっ、でもホントキャスターなんて俺には絶対ない才能だよ。
絶対無理だもん。それが出来る翔くんは本当にすごいと思う」
智くんはいつもこの仕事の事褒めてくれるんだよね。
「ふふっ。ありがと」
もう本当に智のためにやっているようなところがありますから。
「あんなさ、裏では考えらんない位の膨大な資料に目を通してさ
勉強してる量だって半端ないじゃん。
俺だったらちょっと読んだり勉強するだけで睡魔が押し寄せるよ。
だから絶対無理」
そう言って笑った。
「だからホントは俺が翔くんの姿をしてぜろに出てみたいって
思ってるんだけどそれは無理だし~」
「ふふっ前もそんなこと言ってたね」
智くんは本当にキャスターという仕事を尊敬してくれている。
「そう、何にも分かんない俺が翔くんの姿で澄ました顔で座ってるの」
「ふふっ。俺の契約が解除されちゃうからやめてね」
そう言ってお互い顔を見合わせると二人で笑いあった。
「まぁ考えとくから楽しみにしててね~」
智くんは顔を近づけてきたと思ったら
ちゅっと唇にキスをしてニヤリと笑った。
「う、うん」
「んふふっ。翔くん好き」
首に両腕を回してきたと思ったらそう言って
ちゅっとまた触れるだけのキスをする。
やっぱりこの人にはかなわない。
「覚悟しときます」
「んふふっ。翔くんかわいい~」
そう言ったかと思うとギュッと可愛らしい顔で抱きついてきた。
“可愛いのはそっちでしょ”
そう思いながらその身体をぎゅっと抱きしめ返すとそのまま深いキスをした。