yama room

山コンビ大好き。

ブログではなくて妄想の世界です。

きらり

しやがれ part2(12/1分)

2012-12-08 23:05:35 | 嵐にしやがれ

収録が終わっても二人は周りの目も気にせず、
きゃっきゃ言いながらお互いの手の匂いを嗅ぎあってはしゃいでいる。
その二人の姿を見ながら思わず隣にいるJと顔を見合わせ、
苦笑いをしてしまう。


“翔さんってあんなタイプだっけ?”
キャスターをやり司会進行を任される事が多いその人は
メンバーの中でも一番の常識人で勉強家だ。
そして常に冷静で人の目を気にする人だ。


だけど、これがリーダーが相手となると違うようで
デレデレの顔も甘い顔も平気で見せちゃったりする。
でも、それはかなり昔からの事だし、
翔さんに限らずJもそうだったりもするから
慣れてるっちゃ慣れてはいるけどね。


そう思いながら見ている方が恥ずかしくなる位
相変わらず甘い空気をただよわせまくっている二人を見て
ま、幸せそうだし、いいかって思った。









一人での仕事を終え家に帰ると、珍しくまだ起きていたらしい智さんは
「おかえり。今日もかっこよかったよ」
そう言って笑顔で迎えてくれる。


とりあえずシャワーだけ浴びたくてシャワーを浴びて部屋に戻ると
手の匂いを嗅いでいる智さんがいた。
「また、嗅いでるの?やっぱり気になるの?」
そう笑いながら聞くと
「何か不思議でさあ」
と相変わらず手をクンクンさせながら真面目な顔をして答える。


「まあね、オレも不思議っちゃあ不思議なんだけど
何か分かっちゃうんだよね」
そう髪の毛を拭きながら智さんの横に腰掛け答えると
「翔くんが分からないなら、オレが分かるはずないか」
自分の手をまじまじと見つめながら納得したように言う。


「こういうのは嬉しいことなの?」
そう聞くと
「うん、嬉しい事なの」
愛されるのが実感できることが好きな智さんは
嬉しそうに答える。


こういうところがまた可愛いんだけどね、
そう思いながら
「ふーん、そうなんだ?」
そう何でもない事のように答えた。



ベッドに入っても相変わらず手が気になる智さんは
匂いを嗅いだり手を見たりしている。
「まだ、気にしてるの?」
一緒のベッドに入り智さんの寝ている方を向くような体制になって
そう聞くと
「んふふっ」
可愛らしい顔で笑っている。


「でも多分、智さんだったから分かっただけだと思うけどね?」
智さん以外の誰かだったら、当てれた自信は正直言ってない。
そう思ってそう言うと
「え?そうなの?」
ちょっと意外そうな顔を見せるが
“うん”と断言すると嬉しそうな表情を見せた。


その顔があまりにも可愛くてちゅっとキスをすると
背中に手が回りギュッと抱きついてくる。
それがやっぱり可愛くて抱きしめ返すとますますギュッと抱きついてきた。


“これだけ一緒にいるのに、そんなに意外な事かな?”
ちょっと不思議に思う。
自分にとっては分かって当たり前の事で、
どれだけ数が増えても当てられる自信があった。


嗅覚とは違うが、何十万といる人がいる中で、ただ一人。
一番逢いたかった人を見つけられたあの祭りの時のように
智さんだけに発信される自分の中の特別な感覚というか感性で
見つける事ができたり分かったりするのは当たり前の事のように思えた。


“オレにとって特別な人だから全然意外じゃないんだけどね”
そう思いながらその綺麗な顔を見つめると
ん?って不思議そうな顔をする。


「ううん、何でもないよ。
好きだよ、智さん。愛してる。」
どれだけの人がいても、どれだけの数があっても
智さんを見つけられるし智さんのものを当てられる自信があるよ、
そう思いながらゆっくりとその綺麗な顔に顔を近づけると
そのまま唇を重ね合わせた。

しやがれ part 1

2012-11-12 18:02:00 | 嵐にしやがれ
ベッドに入って帰りを待っていると
玄関からガチャっと帰ってきた音を告げる。

そのまま、そーっと寝室のドアが開けられる。
そして顔をこれでもかってくらい近づけてきたと思ったら、
覗き込むようにして見るから、寝たふりをしていたのに
つい笑ってしまう。


「起きてたんだ」
そう近づけた顔のまま嬉しそうに言う。
「うん、起きてた。
ゼロも見たよ。今日もかっこよかったよ」
ベットに入ったまま顔を少しだけ出した状態で
そう答えると
「そう?ありがと」
そう言って今にも崩れてしまいそうなとびきりの笑顔を見せる。


「ご飯は?」
時計に目をやりそう聞くと
「うん、食べてきた。
とりあえずシャワーだけ浴びてくるね」
そう言ってバスルームに向う。


暫くするとシャワーを流す音が聞こえてきた。
シャワーが終わりバスローブを身にまとって
寝ているベッドの空いてるスペースに軽く腰掛ける。
そして濡れた髪の毛をタオルでバッサ、バッサと拭いている
その姿をぼんやり眺める。

「どうしたの?」
視線を感じたのか髪を拭きながらそう聞いてくる。
「うんやっぱ翔くんはキャスターの姿がかっこいいなって思って。」
そう答えると
「そ、そう?」
嬉しそうだけどちょっと複雑そうな表情を浮かべる。


「しやがれでムラオサンと並んでる姿みて
改めてそう思ったんだけどさ、俺には絶対できないなって。」
昼間の収録とさっきまでの姿を思い出しながらそう言った。

「そんなこと言ったらオレは智くんみたいに
踊れないし歌えないし絵も描けないよ。」
笑いながらそう言う。


「うーん。でも…」
言葉を続けようと思ったら、もうそれ以上の言葉はいらないよ、
という風に唇を唇で塞がれる。
そしてゆっくりと唇が離されると
「俺ができないことが智さんにできて
智さんができないことが俺にできるなら
それでいいんじゃない?」
目をじっと見つめながらそう言う。


「まあ…ね。」
納得できるような納得できないような
そんな言葉を言われて曖昧な返事になる。

「うん?何?それともキャスター以外の時の
俺はかっこよくないって事?」
突然、そんなことを言い出すから
「うっ……そんな事 な い よ」
つい歯切れが悪い返事になってしまう。


「その変な間は何なんだよ?
さてはそう思ってるなっ」
笑ってしまいそうになるのを堪えて
わざと怒った表情を作ってそう言ってくる。
「いやっまあ」
その表情についつられて笑ってしまいそうになるのをこらえ何とか答える。

「肯定しちゃってるし。
嵐のオレもかっこいいでしょう?
そうじゃないとやばいじゃん、オレ。」
そのあまりの対応に笑うしかなくなってしまったのか
笑顔でそう言う。

「んふふっ。そう ね。」

「また変な間ー」

笑いながらそう言いあった。


「何だよなあ?
もう落ち込んじゃうよ?」
そうぶつぶつ言って拗ねているその綺麗な顔を見つめる。

そしてその顔を両手で包み込むと
顔を近づけていってそっと触れるだけのキスをした。
「そんな翔くんも好きだよ」
そう言うと
「…そう?…そんな?」
複雑そうな表情でそう聞き返してくる。


「うん。そんな翔くんも好き。」
そう言うと
「何か言われ方が複雑で素直に喜べないんデスケド」
そう言って苦笑いをする。


ただキャスターやってる翔くんがかっこよくて好きなだけなんだけどねー。
そう心の中で思いながら
複雑そうな表情をしている、その綺麗な顔に
もう一度近づけると唇にちゅっとキスをした。