アップするほどの話でもないのですが
オチも何にもない(いつもだけど)妄想。
こんなのでも読みたいって思ってくれる方が
いるのかどうかもよくわかりませんし
おまけに1か月前のVSでのアカデミー賞の時の話です。
メレンゲを見る前に書いた話なので
またちょっとイメージが違うかも~。
そしてグループメールと言っていたけど見た感じ
何となくラインというよりかメールのイメージだったので。
あれ?
あの日
一緒にいた?
二人でまったりお酒を飲んでいたら
お互いのスマホから同時に着信を知らせる。
誰だ?
何だ?
二人で顔を見合わせお互い自分のスマホをタップする。
「おおっニノすげえ」
「去年に引き続き快挙だね」
そんな事を言い合いながら
すぐに返信の文面を考え送り返そうとすると
智くんがそれをニコニコしながら見ていた。
「いやいやいや、見てないで智くんもお祝いメール
返信しといたほうがいいんじゃない?」
「え~?」
智くんは画面を見てその内容に満足してしまったのか
返信している姿を見て自分まで
返信した気分になってしまったのか
返信する気はないらしい。
「ほら、え~? なんて言ってないで早く」
「え~? 翔くんのメールに連名で返信しといて」
そう言って可愛らしい顔で笑う。
って。
連名って、おめでとう! 翔・智って送るの?
「いやいやいや、それはだめでしょ~」
「え~」
さすがにそれはまずいと思い
そう言うと何で?って不満そうな顔をする。
「それにもう俺の分は送っちゃったよ?」
「まじかよ」
そう言うと口を尖らす。
その顔も可愛いんだけどね。
「それにそんな事したら一緒にいる事バレバレでしょ?」
「いいじゃん、別に」
智くんは気にしていない様子でそう答える。
「いやいやいや、よくないでしょ~。
ほらっめんどくさがらないで智くんは智くんで早く返信!」
「え~」
「とりあえずおめでとうって一言だけでも、ね?」
そんな事を言いながら何とか返信させると
ほっと安堵の溜息をついた。
「……」
「……」
「……って、返事ねえ~」
「そうだね、おかしいね」
「せっかく送ったのに~」
智くんは不満そうな顔をしてぷうとほほを膨らませる。
その顔も可愛いんだけどね。
「まぁあの状況だし忙しいんだよ。
それに送ったことに意味があるんだからさ」
「え~」
「アカデミー賞最優秀主演男優賞だよ?
忙しいんだよ、許してあげよ」
そう言って、まだ子供みたいに不満そうに
頬を膨らませている智くんにちゅっとキスをして
そしてまたゆっくりと酒を酌み交わした。
☆
「って、返信の相手はマネージャーだったのかよ?」
「ね~びっくりだねぇ」
収録後楽屋で顔をお互い見合わせると
苦笑いしながらそう言い合う。
「もう、翔くん頭いいんだから気づいてよ?」
「いやぁ全然気づかなかった」
「信じらんない」
「智くんだって普通に返信してたでしょ~?」
「それは翔くんが早く返信しろっていうから」
「その時ふつう気づくっしょ
他の二人は気づいてんだから」
「……」
「……」
そこまで言ってお互い無言になる。
「バカじゃん?」
「そっちもね?」
松潤も相葉ちゃんも気づいたのに
自分たち二人だけが気づかなかった事実に
何だかおかしくなってきて笑いがこみ上げてくる。
楽屋で二人、おかしさがこらえきれず笑っていると
三人が次々に楽屋に戻ってきて
何をそんなにおかしそうに笑ってるのだろうと
不思議そうな顔をする。
だから何でもないよって言って
お互い顔を見合わせるとまたふふっと笑った。