宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

K-30+O-GPS1アストロトレーサー・セカンドライト

2012-07-11 12:58:00 | アストロトレーサー
昨晩の奥秩父は21時~24時まで晴れていました。
冷却CCDのテスト撮影の合間にK-30+アストロトレーサーで撮影。


さすがに透明度も悪いし水蒸気も多いです。
2カット撮影に要した時間は約10分。
まさにスキマ撮影にもってこいですね!

撮影日時:2012年7月10日 22:06:04
撮影地:三峰ヘリP
星空指数:50点
気温:17℃
カメラ:K-30_RAW
レンズ:SAMYANG14mmF2.8(4.0)
感度:ISO 3200
露出時間:120sec
WB:Auto
RAW現像:SILKYPIX DS3.0 for PENTAX
画像処理:CS5


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

K-30 + O-GPS1 アストロトレーサー・ファーストライト

2012-07-02 19:36:00 | アストロトレーサー
PENTAX K-30 + O-GPS1 アストロトレーサーでテスト撮影を
行いましたので、レポートをしたいと思います。

<総感>

・精密キャリブレーションがやりやすくなった(気がした)。

・K-5よりも赤い星雲は良く写るようである。

・高感度耐性がK-5よりも半段上のような気がする。

・K-5並みにバッテリーが持つ。K-rの1.5倍は持ちそうな感じ。

・GPSユニットの青色LEDとオレンジ警告LEDをOFFにできる設定が
 ある。実際、作動中はOFFに出来た。
 しかも、途中でGPSユニットのバッテリーが限界になった際、
 二つのLEDがフラッシングして知らせてくれた。有難い。

・アストロトレーサーの使い方が変更されていた。
 K-5 , K-r ではアストロトレーサーの設定画面に”撮影開始”
 というメニューがありましたが、K-30にはありません。
 アストロトレーサー設定画面で設定後、撮影は通常のBモードで
 行います。
 例えばアストロトレーサーの設定画面でタイマー露出時間を
 1分30秒に設定し、その後、メニューボタンを3回押すと通常の
 バルブ撮影画面のようになります。ここでシャッターを全押しすると
 アストロトレーサーでの撮影が開始されます。この時、
 グリーンボタンにアストロトレーサーのON-OFF機能が自動的に
 割り振られており、押すとアストロトレーサーをOFFにでき、
 その場合は通常のバルブモードになります。
 もう一度押すとアストロトレーサーモードに戻ります。
 今までと使い方が異なる(アストロトレーサーの格上げ?)ので、
 初めはアレ?って感じです。

 アストロトレーサーモード中は★///アイコンが出ます。
 ここで感度、露出時間、ISOを変更でき、設定した露出
 時間はアストロトレーサーの設定画面にあるタイマー露出時間に
 反映されます。Bモードでの撮影となったことから、タイマーリモート
 コントローラーによる連続撮影が出来るのではないか?
 これは次回試してみよう。

・Bモードでアストレ撮影を行う場合、グリーンボタンにON-OFF機能
 が割り当てられているが、OFFで撮影してもアストレが作動してい
 るようだ。これも次回の確認事項とする。

・アストロトレーサーモードで撮影を開始した際、K-30のSRユニット
 から”コトン、コトン”という音が聞こえてきた。
 SRが誤動作している。星空追尾でSRユニットが音を出すほど
 動く筈は無いため撮影中止。→ 実際に撮影は失敗していた。
 この現象が4時間のうち2カット発生した。原因は不明。

・アストロトレーサーのタイマー露出設定が10秒ステップになって
 しまったようです。K-5 , K-rでは1秒単位で設定できていましたが、
 K-30では10秒ステップです。

・LVがX6までしか出来ない。K-5 , K-r はX10まで可能。
 ピント合わせの時に役不足です。

<共通設定等>

---------------------------------------------------

撮影日時:2012年6月29-30日 23:54:20~02:54:30
撮影地:南魚沼市
星空指数:80点
気温:15℃ → 12℃
カメラ:K-30_RAW
レンズ:DAL18-55mmF3.5-5.6 , DA70mmF2.4 Limited
感度:ISO 3200~6400
露出時間:***
WB:Auto

ディストーション補正:OFF
倍率色収差補正:OFF
RAWファイル形式:DNG
拡張ISO:ON

D-Rangeハイライト:OFF
D-Rangeシャドウ:OFF

高感度NR:中(開始感度ISO800)
長秒時NR:OFF
色空間:sRGB
画像仕上げ:鮮やか
彩度:0
色相:0
キー:0

コントラスト:1
ファインシャープネス:OFF

赤道儀:無し → O-GPS1 アストロトレーサーを使用
ガイド鏡:無し

----------------------------------------------------

RAW現像:SILKYPIX DS3.0 for PENTAX
画像処理:CS5
プリンター:EPSON PX-G5300
カラー処理:Photoshopによるカラー管理
プリンタープロファイル:PX-G5300 photo crispia
マッチング方法:絶対的な色域を維持
用紙種類:クリスピア
色補正:ユーザ設定 -> 色補正無し
印刷品質:詳細設定-品質優先-双方向印刷 OFF

----------------------------------------------------
18mmF3.5(4.5) , ISO3200 , 120sec


18mmF3.5(4.5) , ISO3200 , 120sec


70mmF2.4解放 , ISO3200 , 90sec


70mmF2.4解放 , ISO3200 , 60sec


70mmF2.4(5.6) , ISO6400 , 90sec


55mmF5.6 , ISO6400 , 60sec


アストロトレーサーのB撮影時にグリーンボタンを押すと、
アストロトレーサーをON-OFFできる。この作例はOFFとして通常の
B(バルブ)撮影をしたのだが、星を追尾してしまっている。
LCDの表示は確かにOFFだったのだが・・・


4時間の撮影中に2カット、SRユニットが誤動作した。
その時の写真がコレ。


------------------------------------------------------

K-30とO-GPS1アストロトレーサー


アストロトレーサーの設定画面。


アストロトレーサーの設定画面で"MENU"を3回押して撮影画面に
戻る。ここが K-5, K-r と異なっている。つまり、
アストロトレーサーでの撮影も通常のB撮影と同じ所で行える
ように変更になった訳です。K-5 , K-rでは、アストロトレーサー
の設定画面の中に”撮影開始”メニューが出て来ましたが、
これでは連続して撮影する時に不便でした。改善された模様。


この状態で前ダイヤルで露出時間、後ろダイヤルで絞り、ISOボタン
で撮影感度を変更できます。変更した露出時間は、
アストロトレーサー設定画面の”タイマー露光”に反映されます。


<その他>

K-30にはリモート端子が付いていますが、カメラだけでもバルブ
撮影が出来るようになっていました。 それは・・・
K-rではIRリモコン時のシャッター動作をメニューで設定できます。
IRリモコンを、

”一度押してシャッター開”

”もう一度押してシャッター閉”

という設定です。
K-30では、メニューの設定画面にIR時の項目がありません。
そのかわり、B(バルブ)時のシャッター動作を指定できるように
なっており、IRリモコン使用時にも反映されます。
これを設定すると、IRリモコンが無くてもK-30のシャッターを

”一度押してシャッター開”

”もう一度押してシャッター閉”

が出来るようになるのです!! 素晴らしい♪

もうひとつ。
今回はシャッターを指で押したのではなく、純正のIRリモコンを
使いました。3秒後レリーズに設定して使用したわけですが、
その動作は・・・
IRリモコンを押すとまず、ミラーアップします。
3秒経つと”チャッ”っと音がしてシャッターが動作するんです。
凄い!自動ミラーアップではありませんか。素敵です。

--------------------------------------------------------

以上、駆け足でテストレポートをまとめてみました。
6月29日の夕方にカメラを受け取り、急いで動作確認を行い、
晴れている場所を探したら、新潟が良さそうでした。
埼玉県入間市から南魚沼市の撮影現場まで、片道3時間弱です。
梅雨なので関東は全滅でしたが、関越トンネルの北側は快晴。
しかし、米どころですから水蒸気が凄かった。
標高を上げるしかありません。結局910mまで登っての撮影でした。
下界は水蒸気でモヤモヤ~~~

六日町方面


塩沢石打&湯沢方面


コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

K-r+O-GPS1アストロトレーサー・ファーストライト

2011-06-29 16:45:00 | アストロトレーサー
昨夜は19時発で須走登山口1987mまで行って来ました。
K-rのレンズキットだけで何処まで撮れるのか?
運良く快晴。









タイトルのテスト撮影データを撮りましたので報告します。

<目的>

K-rレンズキットとアストロトレーサーだけで、
どれだけの天体写真が撮れるか。

<機材>

K-rレンズキット(DAL18-55mmF3.5-5.6) , O-GPS1 ,
IRリモコンレリーズ , 三脚

<撮影データ>

JPEG1枚撮って出し画像です。

撮影日時:6月28日21時~24時
撮影地標高:1984m
感度:ISO1600 , 3200

精密キャリブレーション回数:撮影中に5回、車から5m以上
                離れて行った。
O-GPS1電源:入れっぱなし(電池はPanasonic EVOLTA)
GPS衛星:4つ以上(青色LED点灯)
測位時間:3分に設定
撮影焦点距離:ワイド端18mmF3.5->4.5 ,
       テレ端55mm F5.6->F5.6
露出時間:3分で統一
気温:10℃→5℃
画像処理:cs2にて自動カラーバランス、自動レベル補正、
     明るさ・コントラストなど最小限。ISO3200の
     1枚画像では画像処理耐性が無く、
     あまりいじらない方が良い。

カスタムイメージ→リバーサルフィルム
ハイライト補正→ON
シャドー補正→弱
JPEG→12MB最高画質
ディストーション補正→ON
倍率色収差補正→ON
高感度ノイズリダクション→中
長秒時ノイズリダクション→OFF
ホワイトバランス→Auto WB

<総感>

・キットレンズでも、これだけ撮れることが分かった。

・18mmは無限遠押し当てでピントが出ますが、55mmは昼間遠くの
 モノで合せ、テプラを貼って線を引いておきます。
 ライブビューでも出来ますが、55mm程度では上記の方法が
 お勧めです。

・F5.6は暗すぎます。一応、作例のレベルでは撮れますが、
 出来れば smcM 50mm F1.7 などの安い中古品を使いていです.

・K-rのシェイクリダクション性能は、K-5の2/3程度のよう
 です。55mmで3分間、星を点像にするのはキビシイ。

・明るいレンズを使い、90秒程度で切り上げるのが吉です。

如何でしょうか。
個人的には、この世界で唯一無二のシステムに感動しています。
あらためて書きますが、赤道儀、使っていないんです!!

最後にもう1枚。チョット大き目な画像です。
DAL18-55mm F3.5-5.6 -> 18mmF3.5->4.5 3分

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アストロトレーサー、ファーストライト

2011-06-25 04:58:00 | アストロトレーサー
昨晩、奥秩父は一時晴れたので撮影しました。
詳細は後でまとめますが、取り急ぎ何枚か貼っておきます。
アストロトレーサー、スゴイ奴です。

撮影はK-5+O-GPS1+三脚だけですよ。
   |
   +->27日、データ、画像、レポートを追加

YouTubeにHow to calibrationを投稿しました。
精密キャリブレーションも、このやり方ならば
3セット程度やればOKが出るようです。お試しあれ!




2011/07/18 追記

------ 以下PENTAXのHPより抜粋---------

・キャリブレーションはカメラをもち変えながらぐるぐる回す必要は
 ありません。
・キャリブレーションが成功しない場合は、カメラ(GPS)を持つ方角
 を変えたり、持つ角度を少し変えるなどして再度行ってみてください。
・O-GPS1の電源を切ってもキャリブレーションのデータは残って
 います。
・GPSの受信状態に関係なくキャリブレーションは行えます。
・環境磁場の影響が大きい場所ではキャリブレーション成功の確率が
 低くなったり、終わっても正常な方角を指さない場合があります。
 同様の理由で室内ではキャリブレーションに影響を及ぼす場合が
 あります。
・火山地帯など地磁気異常のある地域ではキャリブレーション成功の
 確率が低くなったり、終わっても正常な方角を指さない場合が
 あります。

------ PENTAXのHPより抜粋 ここまで---------

ファームウェアVer,1.11になってから精密キャリブレーションの
OKが出やすくなった気がします。
おっと、富士山はモロに火山帯だなあ~。


<共通データ>

カメラ:K-5 Limited Silver
レンズ:SAMYANG 85mm F1.4 , SAMYANG 14mm F2.8
GPS:O-GPS1(AstroTracer)
画像処理:JPEG16M 1枚撮って出し
       →cs2でトーンカーブなど最低限。

14mm F2.8 -> F2.8 , Exp.Time 2min , ISO1600


14mm F2.8 -> F2.8 , Exp.Time 2min , ISO1600


85mm F1.4 -> F2.8 , Exp.Time 3min , ISO1600


85mm F1.4 -> F2.0 , Exp.Time 1min , ISO3200


14mm F2.8 -> F2.8 , Exp.Time 3min , ISO800 , 北極星野


14mm F2.8 -> F2.8 , Exp.Time 2min , ISO1600 , 西の夜空


85mm F1.4 -> F2.0 , Exp.Time 2min , ISO1600 , こと座


85mm F1.4 -> F2.0 , Exp.Time 2min , ISO1600 , 銀河の一部


14mm 2.8 -> F2.8 , Exp.Time 2min , ISO800 , 天頂のかんむり座


14mm F2.8 -> F2.8 , Exp.Time 5min , ISO800 , 夏の大三角付近


ファーストライト画像は以上です。
以下に感想を書きます。

*精密キャリブレーションは鬼門です。
 なかなかOKになりません。
 何故か東を向いて、カメラをレンズの光軸廻りにグルグルやって
 いる時にOKになることが多かった。

*撮影開始時に一度精密キャリブレーションし、
 途中でK-5の電源を切ってレンズを交換し、
 そのまま撮影出来ています。但し、O-GPS1の電源は切らない
 ようにして下さい。コレを切らなければカメラの電源をON-OFF
 しても大丈夫でした。

*単4電池は付属していません。買って下さいと言う事のようです。
 夜中にテストしようとしたら電池が無く、セブンに買いに行きま
 した。要注意です。
 更に、アルカリ電池は一晩持たないかも。
 昨晩も0時頃にバッテリー警告LED(オレンジ色)が点滅し始め
 ました。

*バッテリー警告LEDは通常時消灯で、減ってくるとオレンジ点滅。
 完全消耗で当然消灯なのですが、取り説を読むと誤解しやすい
 です。正常時に消灯で正しい動作だそうです。
  (サービスにTELで聞きました)

-----------------------------------------------

<結論>私の場合。(精密キャリブレーション後の話し)

1.超広角レンズは14mmで3分までなら周辺も我慢できる。

2.28~50mmは3分を余裕でクリアできる。

3.85mmは3分の成功率が30%程度しかなかった。
  仕様では200mmも使えるようなことが書いてあるが、
  どんなチャンピオンデータかと疑ってしまう。
  アストロトレーサーは50mm以下で気楽に撮影するツール
  である。

4.85mmF2.0、ISO3200、1分なら十分撮れる。

5.星景写真を撮るような感覚で、1分~2分を中心に撮る。
  例えば50mmF2.0、ISO1600ならば、1分で十分
  だし、14mmF2.8、ISO3200ならば、2分で良い。
  この程度ならば風景と一緒に写してもズレは少ない。

以上から判断し、なにもコレで長焦点を使おうという気には
なれない。200mmF2.8を持っている人なら挑戦しても
面白いかもしれないが、85mmでさえあらぬ方向に星がズレて
行くのが明確に分かってしまう。つまり、赤道儀での撮影と違い、
赤緯方向にどんどん動かしてズレるとか、北極星が上下にズレる
など、天文屋の常識とは異なった挙動を見せる。

そんなバクチみたいなことをやっていても、疲れるだけである。
技術的にも面白みはない。

とにかく気楽に、
いままで重装備で機材にかじり付いていたマニア諸氏も、
三脚一本で2~3分のガイド撮影が出来る恩恵を楽しんだ方が良い。
何しろ地面にカメラを転がしてもガイド撮影するのだからたまらない。
僕はこれ以上、アストロトレーサーについてとやかく言うのを
やめようと思う。

要求は、既にその先にあるのだから!

Exifを残した大きめの画像処理前画像はこちら
    ↓
exif_astrotracer.lzh
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

O-GPS1 アストロトレーサー

2011-06-24 14:15:00 | アストロトレーサー
O-GPS1(アストロトレーサー)が発売日よりも2日早く
到着したので、ファーストインプレッションをまとめます。
とは言うものの、昨日帰宅したらドバシ.comから予定よりも2日
早く届いていたため、三脚も無ければK-5も手元に無い。
有るのはK-r + DAL18-55mm F3.5-5.6 のみであった。
しかも、当然曇っていた。
が、夜中にほんの、ほんのチョットだけ星が見えたのですかさず。
先ずはこの2枚。
K-r + DAL18-55mm F8 , ISO400 , 120Sec , アストロトレーサー


天頂のこと座付近を拡大。


住宅の軒先が流れていて、星が点になっている。
おー、うおー、わおー、がお~!
わかっちゃいるけど感動しますよ。

しかも、三脚がないので道路直置きで、こ~んな感じ。


これで星が2分間”点”になったのだから、それだけで凄いことです。
本当はこんな感じで撮影するのです。


GPS機能を使うためにはキャリブレーションを行いますが、
アストロトレーサー機能を使うためには、更に精密キャリブレーシ
ョンを行う必要があります。と言っても手順は簡単。
先ずは電子コンパスやGPS機能を使うためのキャリブレーション。


これで使えるようになります。


カメラ上には世界時+9hで表示されるが、記録はUTCで行われる。
Exifには日本標準時で入っていた。これはUTC。


撮影情報はコレ。ここには日本標準時で表示されている。


O-GPS1とカメラはここで通信を行う。ケーブルは必要ない!


キャリブレーションはカメラ本体をX-Y-Z軸方向にグルグル廻す
のだが、下手をすると落としかねない。結構コワイ。
また、余計なボタンを押してしまったり、内蔵ストロボのポップア
ップボタンを押してしまったりする。これ、O-GPS1を外さな
いと戻りません。しかし、外すと設定がクリアされてしまうのであ
った。その場合、再度キャリブレーションが必要となる。

O-GPS1のFAQが掲載されました。
O-GPS1をホットシューから外しただけでは、再キャリブレーション
は不要みたいですね。 ↓

http://www.pentax.jp/japan/support/faq/o-gps1/index.html



さて、本題のアストロトレーサーを使うには、更にもう一回
”精密キャリブレーション”を行う。要するに同じことを二回
やるわけです。




これで、アストロトレーサー機能を使えるようになりました。
レンズの焦点距離によって、異なった撮影可能時間が算出されま
す。GPS衛星を捕捉していないと、完了せずに失敗します。
マニュアル焦点の古いレンズでも、焦点距離をカメラに設定すれば
問題ありません。


さてさて、便利な機能が付いていましたよ。
なんと、タイマー露出設定がカメラで出来てしまいます。


”撮影開始”でOKを押すと、”シャッターを押すと撮影を開始
します”というメッセージが出ます。
ここでシャッターを押せばタイマー撮影が開始されます。
リモコンレリーズ、IRリモコン、タイマーリモートコントローラ
など、なんでもOKでした。
これはアストロトレーサーの商品コンセプトとして、実に正しいと
思います。なにしろ、リモートケーブルもIRリモコンも不要なの
ですから。旅先でのチョイ撮りにも助かります。

<タイマーリモートコントローラで、複数枚連続は出来るのか?>

当然の疑問ですが、これは出来ませんでした。


撮影開始を選択後にOKボタンを押し、
ここでタイマーリモートコントローラを、4枚連続撮影の設定で
スタートしたとします。すると、1枚目完了時にアストロトレーサー
が終了して、通常の撮影モードに戻ってしまいます。
このとき、もちろんタイマー露出は選択しません。

複数枚でコンポジットを行う場合、1カットごとに”撮影開始”を
選択してシャッターを押さなければなりません。
面倒くさいようですが、やってみると大した手間ではありませんで
した。アストロトレーサー機能を使って撮影をする場合、せいぜい
4カットのコンポジットが出来れば良いと感じています。

赤道儀追尾と違い、1カットごとに撮像素子がセンター復帰します
から、むしろ固定ノイズ成分を消すことが出来ると期待します。
実際、カメラ本体は動いていませんからね。

<これは・・・>


直線ナビの、デフォルト1番目がペンタックス板橋とは・・・

さあ、迎撃準備完了だ。




少しでも晴れる可能性があれば、出撃します。

コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする