光軸を正しく合わせたHyperStar for C-11の威力炸裂です。
まずは、この1枚が全てを物語っているでしょう。
M38付近 , K-1フル画像 , ISO800 , 30sec , JPEG1枚撮って出し原寸
これはC-11で撮った画像であり、28cmF2=560mmです。
30秒のノータッチトラッキング。
原画像は11.8MBのJPEGですが、星団なので殆ど劣化なく1.87MBまで圧縮
出来ました。是非、等倍でご覧ください。
FlatAideでフラット補正。
ISO800 , 8X30s , 4min Total
合焦前のHyperStar画像。
K-1が付いているので同心円状ではありません。ケーブルも3本あります。
K-1フル画像 , ISO200 , 30sec , JPEG1枚撮って出しリサイズ
今回は FUJI X-A1 ミラーレス機でも撮ってみました。
それではK-1 vs X-A1 HyperStar比較です。
共通データ:ISO800 , 30sec , JPEG 1枚画像
M42 ( K-1 )
M42 ( X-A1 )
M45 ( K-1 )
M45 ( X-A1 )
IC434馬頭星雲付近 ( K-1 )
IC434馬頭星雲付近 ( X-A1 )
NGC2237バラ星雲 ( X-A1のみ )
このバラ星雲は良くピンが来ています。
このくらいバリピンだと素晴らしい結果が期待できます。
K-1とX-A1をとっかえひっかえHyperStarで撮影してこの画像。
どうやら、それ程神経質に扱う必要は無さそうです。
とにかく、しっかりと光軸を合わせること! これに尽きます。
-------------------
続いて直焦点撮影と×0.63レデューサ撮影の結果です。
NGC2419 , ISO12800 , 8X30s , 4min Total ( K-1 直焦点撮影 )
NGC2419 , ISO1600 , 4X120s , 8min Total ( X-A1 ×0.63レデューサ撮影 )
この結果は興味深いです。
直焦点でISO12800のK-1では、球状星団部分が分解できていません。
一方、×0.63レデューサでISO1600のX-A1ではつぶつぶ感が分かります。
良く写る感じがするK-1のISO12800は、やはり解像度と言う観点では良くない
ということです。ISO3200で1カット2分とすべきでした。
K-1直焦点とX-A1のレデューサ撮影では、写野がほぼ同じで比較しやすかったです。
但し、X-A1の方は甘ピンです。
何しろLVで星が殆ど見えず、構図もピントも苦労しました。
K-1ではF10にもかかわらず微恒星が良く見え、とても楽でした。
もちろん、K-1はテザー環境なのでPC上で見ています。
また、×0.63レデューサ・コレクタは周辺星像がサッパリ改善されて
いないようです。APS-Cでも満足ではありませんね。
と言うことで、X-A1での拡大撮影は大変すぎるのでオシマイ。
以下はK-1での撮影です。
トラペジュームにて再度光軸微調整
トラペジューム付近等倍 , ISO800 , 15sec
M42 , F10_2800mm直焦点 , ISO3200 , 7X30s , 3m30s Total
M81 , F10_2800mm直焦点 , ISO3200 , 13X180s , 39min Total
あれま、M42からM81へ振ったら光軸がズレた模様(ミラーが動いたかな?)。
この辺がシュミカセの問題点ですね。大きく振ったら光軸の再調整が必要
と言うのでは辛すぎます。
でも、スパイダーが無いというのはDeepSkyに適していますね。
シュミカセ良いかも・・・
このM81、やはり飯能市郊外でフィルター無しではSNが上がらず厳しい
感じです。天気は良かったので、光害の影響は無視できないということ
でしょう。ちなみに冷却CCDで撮ったM81はこんな感じ↓
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/695.html
今回と同じくらいの処理をした画像がコレ。
ダイナミックレンジという観点で冷却CCDが光害に強いのは確かです。
FITSファイルの処理でバックグラウンドと星雲部分を切り分けることが
明確に出来ますが、今回のK-1ではCameraRAWでRAWから処理したものの、
どうにも切り分けが甘く、全体的に持ち上がってしまいました。
やはり、長焦点でもデジイチには暗い夜空が必要なようです。
M97 , F10_2800mm直焦点 , ISO3200 , 2X180s , 6min Total
2時近くで既に雲が多数出ており、僅か2カットしか撮れませんでした。
以上で今回の”HyperStar検証 ”は一旦終わります。
まずは、この1枚が全てを物語っているでしょう。
M38付近 , K-1フル画像 , ISO800 , 30sec , JPEG1枚撮って出し原寸
これはC-11で撮った画像であり、28cmF2=560mmです。
30秒のノータッチトラッキング。
原画像は11.8MBのJPEGですが、星団なので殆ど劣化なく1.87MBまで圧縮
出来ました。是非、等倍でご覧ください。
FlatAideでフラット補正。
ISO800 , 8X30s , 4min Total
合焦前のHyperStar画像。
K-1が付いているので同心円状ではありません。ケーブルも3本あります。
K-1フル画像 , ISO200 , 30sec , JPEG1枚撮って出しリサイズ
今回は FUJI X-A1 ミラーレス機でも撮ってみました。
それではK-1 vs X-A1 HyperStar比較です。
共通データ:ISO800 , 30sec , JPEG 1枚画像
M42 ( K-1 )
M42 ( X-A1 )
M45 ( K-1 )
M45 ( X-A1 )
IC434馬頭星雲付近 ( K-1 )
IC434馬頭星雲付近 ( X-A1 )
NGC2237バラ星雲 ( X-A1のみ )
このバラ星雲は良くピンが来ています。
このくらいバリピンだと素晴らしい結果が期待できます。
K-1とX-A1をとっかえひっかえHyperStarで撮影してこの画像。
どうやら、それ程神経質に扱う必要は無さそうです。
とにかく、しっかりと光軸を合わせること! これに尽きます。
-------------------
続いて直焦点撮影と×0.63レデューサ撮影の結果です。
NGC2419 , ISO12800 , 8X30s , 4min Total ( K-1 直焦点撮影 )
NGC2419 , ISO1600 , 4X120s , 8min Total ( X-A1 ×0.63レデューサ撮影 )
この結果は興味深いです。
直焦点でISO12800のK-1では、球状星団部分が分解できていません。
一方、×0.63レデューサでISO1600のX-A1ではつぶつぶ感が分かります。
良く写る感じがするK-1のISO12800は、やはり解像度と言う観点では良くない
ということです。ISO3200で1カット2分とすべきでした。
K-1直焦点とX-A1のレデューサ撮影では、写野がほぼ同じで比較しやすかったです。
但し、X-A1の方は甘ピンです。
何しろLVで星が殆ど見えず、構図もピントも苦労しました。
K-1ではF10にもかかわらず微恒星が良く見え、とても楽でした。
もちろん、K-1はテザー環境なのでPC上で見ています。
また、×0.63レデューサ・コレクタは周辺星像がサッパリ改善されて
いないようです。APS-Cでも満足ではありませんね。
と言うことで、X-A1での拡大撮影は大変すぎるのでオシマイ。
以下はK-1での撮影です。
トラペジュームにて再度光軸微調整
トラペジューム付近等倍 , ISO800 , 15sec
M42 , F10_2800mm直焦点 , ISO3200 , 7X30s , 3m30s Total
M81 , F10_2800mm直焦点 , ISO3200 , 13X180s , 39min Total
あれま、M42からM81へ振ったら光軸がズレた模様(ミラーが動いたかな?)。
この辺がシュミカセの問題点ですね。大きく振ったら光軸の再調整が必要
と言うのでは辛すぎます。
でも、スパイダーが無いというのはDeepSkyに適していますね。
シュミカセ良いかも・・・
このM81、やはり飯能市郊外でフィルター無しではSNが上がらず厳しい
感じです。天気は良かったので、光害の影響は無視できないということ
でしょう。ちなみに冷却CCDで撮ったM81はこんな感じ↓
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/695.html
今回と同じくらいの処理をした画像がコレ。
ダイナミックレンジという観点で冷却CCDが光害に強いのは確かです。
FITSファイルの処理でバックグラウンドと星雲部分を切り分けることが
明確に出来ますが、今回のK-1ではCameraRAWでRAWから処理したものの、
どうにも切り分けが甘く、全体的に持ち上がってしまいました。
やはり、長焦点でもデジイチには暗い夜空が必要なようです。
M97 , F10_2800mm直焦点 , ISO3200 , 2X180s , 6min Total
2時近くで既に雲が多数出ており、僅か2カットしか撮れませんでした。
以上で今回の”HyperStar検証 ”は一旦終わります。