”パススルー”と言う呼称(またはその概念)が間違っています。
パスしてスルーするのだから、充電中の放電はバッテリーをパスして
スルーすると言うのが正しいですね。
パススルー機能付きポータブル電源ではバッテリーをパスして
スルーしているのでしょう。だから見掛け上は充電中も放電側機器を
使用出来る訳です。
一方、”パススルー”使用を非推奨としているポータブル電源の場合、
バッテリーをパスしてスルーしていない訳であり、常時充電と放電
を同時に行っている訳です。
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+->つまり、発熱するんですよ!
<ポータブル電源の場合>
・筐体を極限まで小型化しているため、充電・放電の同時使用では
放熱が追い付かなくなる。
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+->結果として、バッテリー寿命が短くなる。(45℃オーバー)
・ACアダプター別置きである場合、かなり緩和される。
・真のパススルー機能搭載機であれば、充電中に放電を行っても
問題が無い。但し、充電器の出力電流を超えない範囲での放電推奨
となる。更にコストを掛けている機器では、充電器の出力電流容量を
オーバーした瞬間にバッテリー側へ切り替えている。(10ms程度必要)
・ソーラーパネル充電器内蔵型ポータブルバッテリーの場合、晴天の
炎天下で充電される訳であり、発電量が増える。
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+->つまり、太陽光発電用チャージコントローラが大いに
発熱し、大電流を供給されるバッテリーも、より
発熱しやすい環境に陥る。
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+->よって、充電・放電の同時使用は非推奨となる。
道理である!
<固定型太陽光発電システムの場合>
・当然ながら充電・放電の同時使用である。
・決して”パススルー”ではない。
・太陽光発電用チャージコントローラ別置きであり、キチンと放熱がされる。
・曇天や夜間は当然に、充電側電力<放電側電力となる。
・バッテリーを開放設置するため、放熱が容易である。
・太陽光パネルは炎天下設置、チャージコントローラ、バッテリーは日陰設置
である。
・太陽光発電用チャージコントローラは、常時パネル電圧とバッテリー側
電圧をモニターしている。晴天・日中に大電力放電が行われた場合でも、
本体が壊れないように過電流保護が働く。その時は全電力がバッテリー
から供給されている。
以上より、固定型太陽光発電システムでは充電・放電の同時使用でバッテリーが
異常発熱する理由が見当たらない。
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+->よって、充電・放電の同時使用に何ら問題は無い!!
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+->これが問題なら、太陽光発電は成り立たない。
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ポータブル電源メーカが”パススルー非推奨”などと煮え切らない表現を
するのは、真のパススルー切り替え機能を搭載しておらず、また、
筐体の放熱性能に限界があるからでしょうね。
だって、アウトドアシーンで炎天下の充電・放電をやられたら危ないと
思っているのでしょうし、実際に危険極まりないと思いますよ。
なので、
屋内使用想定の超大容量ポータブル電源で、かつ、大きな冷却ファンを
搭載した製品では充電・放電の同時使用を非推奨とはしないでしょうし、
”真のパススルー機能搭載”によって発熱問題もクリアしていると
思われます。逆に、
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+->そうではない超大容量ポータブル電源は
恐ろしく危険なエネルギー爆弾化する可能性が
あると言うことです。 怖わっ!!