実に久し振りのLRGB撮像でありました。
SI7のデジタル現像は全く使っていません。
沈みゆくM51を鏡筒が水平になるくらいまで追ってみました。
なのでRGB画像がメタボロで使い物にならず、L画像のみとしました。
M51 , L=9X10min + 1X5min , 95min Total
大きな球状星団には何故か青い色をした恒星が散見されるのを不思議に
思っていました。”青色はぐれ星”と言うらしいです。
このM13やM22には非常に沢山の”青色はぐれ星”があるようです。
M13 , L=6X5min , RGB=各2X5min , 60min Total
このM27は恒星の色抜けも起こらず、キマリました。
標高が1000m以上で透明度が良いと、関東平野圏でも色が出るものですね!
M27 , L=14X5min , RGB=各2X5min , 100min Total
良く見たらピントが甘いですね。
M13の直後に撮像したのですが何でだろう・・・? 2014/8/5
↓
ピントが甘いと思っていたのはコンポジットエラーでした。
処理をやり直し、SI7的に正しくデジタル現像を行ってLRGB化したのがコレ↓です。
|
+->イヤ、光条を見る限りやはり甘いなコレハ
う~ん、画像に艶が無い!
やはりデジタル現像は好きになれない・・・私がヘタクソなのかなあ?
2014/08/21追記
今回の画像処理はSI7とcs5のみで行っています。
SI7のデジタル現像にどうもなじめず、今回も使っていません。
恒星の最高輝度が32000カウント程度でしたから、まだまだ露光時間を
伸ばせますが、ガイドミスや雲発生を考えると10分までとしたいですね。
NarrowBandでは”最低”1カット20minですから、LRGBは物凄く敷居が
低く感じます。
SI7でFITS画像を処理する際、LRGB各コンポジット済み画像を調整する
訳ですが、ここでヒストグラムを500-3000などとしたままでは一見派手
ですが、恒星は殆ど飽和しています。
グランドレベルが500程度なら、いっそのこと0-32000ぐらいに引っ張り、
真っ黒な画像とします。ここでトーンカーブを10回くらい繰り返して
徐々にあぶり出すとハイライトを飛ばさずに済みます。
トーンカーブを一気にやると(ハイライトを上限張付けでやると)
手間はかかりませんが、かならずハイライトが飛んで星が飽和します。
結果、色抜けが起こってマヌケな画像となってしまします。
VC200L + レデューサ2にICX285AL(2/3inch CCD)を組合わせた場合、
写野は23'24" X 17'29"しかありません。
M51の長辺が11'ですから系外銀河、惑星状星雲、球状星団に最適な
撮像系であることが分かります。感度も高いため、例えばL画像の
構図決めを行う際、露光1秒でM51の存在が分かってしまいます。
なので構図微調整が大変楽です。
対してNarrowBandでは・・・・20秒露光して何も写っていないことも。
あ、そうそう。
この撮像系ではLRGBのピント位置が全く同じだったのです。(楽だあ~)
10cmF5.23Newtonian改では、Rだけが90μmプラス側に延びていたので、
これはAC No,3の色収差だな、と分かった次第です。
しかし、NarrowBandでは当然大きく異なっています。
HαとOⅢが+380μm、S2は+660μmもズレています。
ダイヤルゲージが無いと歯が立たない世界ですね。
えーとですね、寒かったです。 明け方は、なんと13℃!
---------------------------------------------------
撮影日時:2014年7月29日~30日
撮影地:有間峠
星空指数:70点
気温:16℃ -> 13℃
湿度:鏡筒が軽く湿る程度
シーイング:4/5
冷却CCD:ORION StarShoot MonoⅢ(SONY ICX285AL)
撮像鏡筒:VC200L + レデューサ2 , 1278mm , F6.4
フィルタ:ORION 1.25inch LRGB FilterSet
撮像時間:画像ごとに記載
ダーク画像:***
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***
赤道儀:ニューアトラクス改 + ひのきスーパーピラー
ガイド:80mm fl=400mm + QHY5L-ⅡM + PHD
CCD制御&RAW現像:MaxIm DL Essentials Edition
画像処理:SI7 , cs5
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SI7のデジタル現像は全く使っていません。
沈みゆくM51を鏡筒が水平になるくらいまで追ってみました。
なのでRGB画像がメタボロで使い物にならず、L画像のみとしました。
M51 , L=9X10min + 1X5min , 95min Total
大きな球状星団には何故か青い色をした恒星が散見されるのを不思議に
思っていました。”青色はぐれ星”と言うらしいです。
このM13やM22には非常に沢山の”青色はぐれ星”があるようです。
M13 , L=6X5min , RGB=各2X5min , 60min Total
このM27は恒星の色抜けも起こらず、キマリました。
標高が1000m以上で透明度が良いと、関東平野圏でも色が出るものですね!
M27 , L=14X5min , RGB=各2X5min , 100min Total
良く見たらピントが甘いですね。
M13の直後に撮像したのですが何でだろう・・・? 2014/8/5
↓
ピントが甘いと思っていたのはコンポジットエラーでした。
処理をやり直し、SI7的に正しくデジタル現像を行ってLRGB化したのがコレ↓です。
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+->イヤ、光条を見る限りやはり甘いなコレハ
う~ん、画像に艶が無い!
やはりデジタル現像は好きになれない・・・私がヘタクソなのかなあ?
2014/08/21追記
今回の画像処理はSI7とcs5のみで行っています。
SI7のデジタル現像にどうもなじめず、今回も使っていません。
恒星の最高輝度が32000カウント程度でしたから、まだまだ露光時間を
伸ばせますが、ガイドミスや雲発生を考えると10分までとしたいですね。
NarrowBandでは”最低”1カット20minですから、LRGBは物凄く敷居が
低く感じます。
SI7でFITS画像を処理する際、LRGB各コンポジット済み画像を調整する
訳ですが、ここでヒストグラムを500-3000などとしたままでは一見派手
ですが、恒星は殆ど飽和しています。
グランドレベルが500程度なら、いっそのこと0-32000ぐらいに引っ張り、
真っ黒な画像とします。ここでトーンカーブを10回くらい繰り返して
徐々にあぶり出すとハイライトを飛ばさずに済みます。
トーンカーブを一気にやると(ハイライトを上限張付けでやると)
手間はかかりませんが、かならずハイライトが飛んで星が飽和します。
結果、色抜けが起こってマヌケな画像となってしまします。
VC200L + レデューサ2にICX285AL(2/3inch CCD)を組合わせた場合、
写野は23'24" X 17'29"しかありません。
M51の長辺が11'ですから系外銀河、惑星状星雲、球状星団に最適な
撮像系であることが分かります。感度も高いため、例えばL画像の
構図決めを行う際、露光1秒でM51の存在が分かってしまいます。
なので構図微調整が大変楽です。
対してNarrowBandでは・・・・20秒露光して何も写っていないことも。
あ、そうそう。
この撮像系ではLRGBのピント位置が全く同じだったのです。(楽だあ~)
10cmF5.23Newtonian改では、Rだけが90μmプラス側に延びていたので、
これはAC No,3の色収差だな、と分かった次第です。
しかし、NarrowBandでは当然大きく異なっています。
HαとOⅢが+380μm、S2は+660μmもズレています。
ダイヤルゲージが無いと歯が立たない世界ですね。
えーとですね、寒かったです。 明け方は、なんと13℃!
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撮影日時:2014年7月29日~30日
撮影地:有間峠
星空指数:70点
気温:16℃ -> 13℃
湿度:鏡筒が軽く湿る程度
シーイング:4/5
冷却CCD:ORION StarShoot MonoⅢ(SONY ICX285AL)
撮像鏡筒:VC200L + レデューサ2 , 1278mm , F6.4
フィルタ:ORION 1.25inch LRGB FilterSet
撮像時間:画像ごとに記載
ダーク画像:***
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***
赤道儀:ニューアトラクス改 + ひのきスーパーピラー
ガイド:80mm fl=400mm + QHY5L-ⅡM + PHD
CCD制御&RAW現像:MaxIm DL Essentials Edition
画像処理:SI7 , cs5
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