有間峠シリーズ第3弾はM45です。
いろいろ考えさせられる結果となりました。
ISO1600 , 6 X 10min , 60min Total
---------------------------------------------------
撮影日時:2013年10月10日 02:44:12~03:34:36
撮影地:有間峠
星空指数:80点
気温:16℃
シーイング:4/5
カメラ:K-5Ⅱs , ISO1600 , RAW(PEF)
撮像鏡筒:10cmF6 Newtonian -> F5.23(AC No,3使用、卍スパイダー)
フィルタ:LPS-P2
撮像時間:***l
ダーク画像:***
フラット画像:5枚
フラット用ダーク画像:5枚
赤道儀:TS-90S
ガイド:5cm fl=250mm + SSAG + PHD
画像処理:SI7 , cs5
----------------------------------------------------
・0.5mm厚卍スパイダーは広写野になると逆効果となる。
|
+->ただの薄いスパイダー同様、ド派手な光条が発生し、
クロスフィルターを使ったようになる。
0.5mm厚の十字スパイダーよりもマシかどうかは比較
データが無いので解りませんが、APS-C写野では3本
スパイダーの方が光条が短くて好印象でした。
やはり、薄いスパイダーは高分解能を要する2/3型
CCDなどでLRGB合成やNarrowBand撮像時にこそ威力を
発揮するようですね。
|
+->従って、広写野で撮るなら厚板バッファを
噛ませるとか、黒いワヤワヤを付けちゃう
などの小細工が必要かも。
薄いスパイダーは惑星観察などでは定番で、アストロカメラが
厚めのスパイダーを使っている理由を確認できて良かったです。
つまり、
高詳細で小さいな冷却CCDに薄いスパイダーを組合わせると、
クラスを越えたような凄い画像が出て来ますが、
広写野フラットなε光学系のような用途には向かないと言うこと。
せっかくの広写野フラットな高性能機を極端にクロップして使う
のは勿体ないですからね。
私の場合、基本は薄いスパイダーとして、APS-C撮影時はバッファ
板を噛ませるのが最適解ではないかという結論です。
そう考えるとアレですね、
苦労して作ったすばる望遠鏡タイプの卍スパイダーよりは、
単なる0.5mm厚羽根型スパイダーの方が強度も強く、調整も
楽ですから複雑な心境です。
・気温16℃でダークを撮らなかったので、外周と四隅に赤いアンプ
ノイズが発生して処理に難儀しました。
手を抜けば、そこに必ず穴が空く。
・NGC7000_IC5067と違って、こちらは室内白壁フラットでも十分に
役に立ち、RAWファイルへの適用をSI7で実行出来ました。
何が違ったのかは未解決・・・何でだろう?
・LPS-P2のゴーストが相変わらず出るけど、無視!
|
+->もっと空の良い所でLPS-P2無しで撮りたいです。
---------------
このくらい拡大すると薄い卍スパイダーの効果が分かります。
M31 ピクセル100%等倍
NGC7000 ピクセル50%表示
いろいろ考えさせられる結果となりました。
ISO1600 , 6 X 10min , 60min Total
---------------------------------------------------
撮影日時:2013年10月10日 02:44:12~03:34:36
撮影地:有間峠
星空指数:80点
気温:16℃
シーイング:4/5
カメラ:K-5Ⅱs , ISO1600 , RAW(PEF)
撮像鏡筒:10cmF6 Newtonian -> F5.23(AC No,3使用、卍スパイダー)
フィルタ:LPS-P2
撮像時間:***l
ダーク画像:***
フラット画像:5枚
フラット用ダーク画像:5枚
赤道儀:TS-90S
ガイド:5cm fl=250mm + SSAG + PHD
画像処理:SI7 , cs5
----------------------------------------------------
・0.5mm厚卍スパイダーは広写野になると逆効果となる。
|
+->ただの薄いスパイダー同様、ド派手な光条が発生し、
クロスフィルターを使ったようになる。
0.5mm厚の十字スパイダーよりもマシかどうかは比較
データが無いので解りませんが、APS-C写野では3本
スパイダーの方が光条が短くて好印象でした。
やはり、薄いスパイダーは高分解能を要する2/3型
CCDなどでLRGB合成やNarrowBand撮像時にこそ威力を
発揮するようですね。
|
+->従って、広写野で撮るなら厚板バッファを
噛ませるとか、黒いワヤワヤを付けちゃう
などの小細工が必要かも。
薄いスパイダーは惑星観察などでは定番で、アストロカメラが
厚めのスパイダーを使っている理由を確認できて良かったです。
つまり、
高詳細で小さいな冷却CCDに薄いスパイダーを組合わせると、
クラスを越えたような凄い画像が出て来ますが、
広写野フラットなε光学系のような用途には向かないと言うこと。
せっかくの広写野フラットな高性能機を極端にクロップして使う
のは勿体ないですからね。
私の場合、基本は薄いスパイダーとして、APS-C撮影時はバッファ
板を噛ませるのが最適解ではないかという結論です。
そう考えるとアレですね、
苦労して作ったすばる望遠鏡タイプの卍スパイダーよりは、
単なる0.5mm厚羽根型スパイダーの方が強度も強く、調整も
楽ですから複雑な心境です。
・気温16℃でダークを撮らなかったので、外周と四隅に赤いアンプ
ノイズが発生して処理に難儀しました。
手を抜けば、そこに必ず穴が空く。
・NGC7000_IC5067と違って、こちらは室内白壁フラットでも十分に
役に立ち、RAWファイルへの適用をSI7で実行出来ました。
何が違ったのかは未解決・・・何でだろう?
・LPS-P2のゴーストが相変わらず出るけど、無視!
|
+->もっと空の良い所でLPS-P2無しで撮りたいです。
---------------
このくらい拡大すると薄い卍スパイダーの効果が分かります。
M31 ピクセル100%等倍
NGC7000 ピクセル50%表示